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インド政府、ダライ・ラマ14世の身辺警護に30人の精鋭部隊を派遣 米情報機関から「安全上の脅威が高まることが予想される」との通告を受け

身辺警護を強化するダライ・ラマ14世

身辺警護を強化するダライ・ラマ14世

 インド政府はこのほど、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世に対する警護上の脅威が報告されていることから、ダライ・ラマの身辺警護を強化し、新たに約30人の精鋭部隊をダライ・ラマ警護の任務につけたことが明らかになった。

 ダライ・ラマは今年7月6日に90歳の誕生日を迎えるが、今後、チベット仏教の高僧やチベット亡命政府高官らとともに、その後継者についての協議が本格化するものと見られている。それに伴い「ダライ・ラマの安全上の脅威が高まることが予想される」とアメリカの情報機関がインド政府に通告したことを受けて、インド政府がダライ・ラマの身辺警護を強化したという。

 これはインド最大の通信社「プレス・トラスト・オブ・インディア」が「インド政府筋」の発言として伝えたものだ。

 インド内務省や外務省、内務省の管轄下にある中央武装警察隊は、この報道についてのメディアの問い合わせに対して、コメントを拒否している。

 ダライ・ラマはチベット亡命政府が置かれているインド北東部の標高1800メートルの都市、ダラムサラに居を構えているが、今年1月5日から避寒のため、南インドのチベット人コミュニティに滞在して静養している。

 ダラムサラでは、インドの治安部隊が24時間体制でダライ・ラマの警護を担当しているが、南インドの場合、警護が手薄なことは否めず、今回、約30人の中央武装警察隊の派遣となったものとみられる。

 同部隊は主要政治家や州政府の首長、宗教指導などの警備を担当している精鋭部隊として知られている。

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