受け答えは「大谷翔平と双璧」

 すでに相撲は横綱の実力があるとやく氏は見ている。そして、もうひとつ横綱として相応しい資質を大の里は備えているという。

「相撲のほうは放っておいても(大丈夫)という感じですが、クレバーな如才がない性格ゆえだと思うんですが、あのインタビューでの慎重な受け答えは大谷翔平に重なりますよね。逆にいえば大谷同様に大の里のインタビューはクソ面白くもなんともない。

 これは貶しているのではなく、非常に卒がないというか、こう答えておけば波風が立たないし、いたずらに誰かを刺激することもないという答え方ができる点では、大谷翔平と双璧だと思いますね。奔放な横綱をここのところ散々見てきたので、対照的だなと思います。その点も横綱としていいと思う。

 大の里に続いて賑やかしの横綱が出てくるとは思いますが、大の里にはあと10年角界を担ってもらわないといけない。白鵬(元横綱・現宮城野親方)のあと、そういう存在がなかったので、次の10年の主役として期待しますね」

 早ければ夏場所で横綱・大の里が誕生し、東西の横綱がそろい踏みすることになるが、「豊昇龍が毎場所確実に、というタイプの相撲ではないのでどこまで化けられるかわからないが、先輩横綱として対抗勢力になってくれるのが理想です。でももっと対抗勢力は出てくると思います」とやく氏は期待を寄せる。多くの期待を背負った大の里は令和の大横綱へと歩みを進められるだろうか。

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