日本館の名誉館長を務める俳優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
「愛之助さんが歌舞伎の舞台に立つ日は、着物姿で駆けつけて時間が許す限りロビーでひいき筋に挨拶をしています。ファンの写真撮影に気軽に応じる姿を見掛けました。紀香さんは自前の着物を数多く所有していて、結婚してから状況に応じて色や柄など着物の着こなしを変えているそうです。愛之助さんの和装も彼女がセレクトするなど、梨園の妻として夫を支え続けています」(歌舞伎関係者)
昨年11月には、夫婦を“奈落の底”へ突き落すかのような大きな試練と向き合っていた。紀香が長年所属していた事務所が破産したのだ。本人もSNSで『あまりにも急なことで、私自身も、大変戸惑っておりますが、心を奮い立たせ、気持ちを新たに芸能活動に精励いたす所存です』と心境を綴っている。
「紀香さんがこのようにSNSで発信してまもなく、愛之助さんが京都で舞台稽古中にあごと鼻を骨折する重傷を負ったのです。紀香さんは事故当日に東京から京都の病院へ駆けつけたそうです」(前出・スポーツ紙記者)
この事故から約3カ月を経て、今年3月に東京・歌舞伎座で舞台に復帰した愛之助。
「愛之助さんは復帰の舞台で『(妻が)そばにいてくれることがありがたく、心強かった』と話し、初日に着物姿で会場に現れた紀香さんは『皆さんに支えてもらって感謝しています』と、涙ぐんでいたそうです。
また、愛之助さんも紀香さんの舞台などには必ず足を運ぶそうで、6月の紀香さん主演舞台『サザエさん』にもお忍びで観劇に行くようです」(前出・歌舞伎関係者)
結婚から9年、“みゃくみゃく”と受け継がれてきた梨園の妻としての務めを果たす紀香だった。