スポーツ

【日米通算200勝に王手なるか】巨人・田中将大へ“球界の兄貴分”山崎武司が贈るエール「野村のオヤジが生きていたら、私にかけてくれた言葉と同じことを言うと思います」 

野村克也氏率いる東北楽天でチームメイトだった田中将大と山崎武司氏(産経新聞社)

野村克也氏率いる東北楽天でチームメイトだった田中将大と山崎武司氏(産経新聞社)

 5月1日に予告先発が公示された巨人・田中将大(36)。今季初登板以来の勝ち星となる日米通算199勝目に期待がかかる。大記録に挑む田中について、楽天時代の“兄貴分”でチームメイトだった山崎武司氏がエールを贈った。ノンフィクションライターの柳川悠二氏がレポートする。(文中敬称略)

 * * *
 田中将大が北海道の駒大苫小牧高校からドラフト1位で楽天に入団した2017年、同球団の主力選手だった山崎武司は39歳という大ベテランの域にさしかかっていた。田中が11勝を挙げて新人王に輝いたこのシーズンに、山崎は43本塁打と108打点二冠王に輝いた。中日、オリックスと渡り歩き、一時は引退も脳裏に過っていた山崎は、当時の監督だった野村克也によって再生を果たしたのだ。

「鳴り物入りで入ってきた将大が成長していく姿を見ることができたし、僕は比較的、将大が投げる試合でよく打ったんです。20年にひとりの逸材と一緒に野球ができたというのは僕の人生においても大きな誇りですね」

 高卒の新人にしてみればうるさく感じる球界の先輩のアドバイスもあったかもしれない。それでも田中にとって頼れる兄貴分だった山崎はこう言う。

「師弟関係のようには思っていない。あの弱かった楽天を引っ張ってくれたのが、岩隈(久志)と将大という気持ちが僕の中で強いんです。将大は人見知りだし、僕に懐いてくるような男でもなかった。頻繁に連絡を取り合っているわけではないけれど、『メジャーに行きます』『日本に帰ってきます』『ジャイアンツに入ります』と、野球人生の節目には必ず連絡をくれる。それだけでも嬉しいよね」

関連記事

トピックス

還暦を過ぎて息子が誕生した船越英一郎
《ベビーカーで3ショットのパパ姿》船越英一郎の再婚相手・23歳年下の松下萌子が1歳の子ども授かるも「指輪も見せず結婚に沈黙貫いた事情」
NEWSポストセブン
ここ数日、X(旧Twitter)で下着ディズニー」という言葉波紋を呼んでいる
《白シャツも脱いで胸元あらわに》グラビア活動女性の「下着ディズニー」投稿が物議…オリエンタルランドが回答「個別の事象についてお答えしておりません」「公序良俗に反するような服装の場合は入園をお断り」
NEWSポストセブン
志穂美悦子さん
《事実上の別居状態》長渕剛が40歳年下美女と接近も「離婚しない」妻・志穂美悦子の“揺るぎない覚悟と肉体”「パンパンな上腕二頭筋に鋼のような腹筋」「強靭な肉体に健全な精神」 
NEWSポストセブン
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《還暦で正社員として転職》ビッグダディがビル清掃バイトを8月末で退職、林下家5人目のコンビニ店員に転身「9月から次男と期間限定同居」のさすらい人生
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された佳子さま(2025年8月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《日帰り弾丸旅行を満喫》佳子さま、大阪・関西万博を初訪問 輪島塗の地球儀をご覧になった際には被災した職人に気遣われる場面も 
女性セブン
鷲谷は田中のメジャーでの活躍を目の当たりにして、自身もメジャー挑戦を決意した
【日米通算200勝に王手】巨人・田中将大より“一足先にメジャー挑戦”した駒大苫小牧の同級生が贈るエール「やっぱり将大はすごいです。孤高の存在です」
NEWSポストセブン
侵入したクマ
《都内を襲うクマ被害》「筋肉が凄い、犬と全然違う」駐車場で目撃した“疾走する熊の恐怖”、行政は「檻を2基設置、駆除などを視野に対応」
NEWSポストセブン
山田和利・裕貴父子
山田裕貴の父、元中日・山田和利さんが死去 元同僚が明かす「息子のことを周囲に自慢して回らなかった理由」 口数が少なく「真面目で群れない人だった」の人物評
NEWSポストセブン
8月27日早朝、谷本将志容疑者の居室で家宅捜索が行われた(右:共同通信)
《4畳半の居室に“2柱の位牌”》「300万円の自己破産を手伝った」谷本将司容疑者の勤務先社長が明かしていた“不可解な素顔”「飲みに行っても1次会で帰るタイプ」
NEWSポストセブン
国内未承認の危険ドラッグ「エトミデート」が沖縄で蔓延している(時事通信フォト/TikTokより)
《沖縄で広がる“ゾンビタバコ”》「うつろな目、手足は痙攣し、奇声を上げ…」指定薬物「エトミデート」が若者に蔓延する深刻な実態「バイ(売買)の話が不良連中に回っていた」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
【美しい!と称賛】佳子さま “3着目のドットワンピ”に絶賛の声 モード誌スタイリストが解説「セブンティーズな着こなしで、万博と皇室の“歴史”を表現されたのでは」
NEWSポストセブン
騒動から2ヶ月が経ったが…(時事通信フォト)
《正直、ショックだよ》国分太一のコンプラ違反でTOKIO解散に長瀬智也が漏らしていたリアルな“本音”
NEWSポストセブン