世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
水色のランドセルを背負い、ロリィタ姿で世界を飛び回る夕霧わかなさん(25)。言語も文化も日本と異なる海外では危険な目に遭ったことも少なくないそうで、夕霧さんは自身のSNSで〈海外で死にかけたこと〉シリーズを頻繁に投稿している。また、小柄な身体を理由に苦労することもあるようで──。133センチのロリィタモデルによる旅行の記録。【全3回中の第2回。第1回から読む】
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──夕霧さんは、Instagramなどで海外旅行のエピソードをたくさん発信されています。海外には頻繁に行かれるのですか?
「今年に入ってからはあまり行ってないですけど、去年は1年の半分くらい海外にいました。いろんな国に行ったのですが、どの国も最低1カ月くらいは滞在していたので、気づいたら合計で半年間も海外にいる計算になっていましたね」
──ちなみに、どのような場所へ観光に行くんですか?
「いわゆる“観光名所を回る”というよりも“土地の空気感を味わう”みたいな楽しみ方です。例えばフランスに行くときは、フランス出身の作家さんが書いたパリが舞台の小説を持っていって、ニヤニヤしながらパリの街中で読むみたいな。
また、いわゆる“歴オタ”でもあるので、歴史的な事件が起こった場所を巡って『ここで裁判にかけられて、あそこで処刑されて、で、ここに埋葬されて……』と思いを馳せる(笑)。で、どれくらい時間がかかるかも知りたいので、その区間はなるべく徒歩で移動するんです。だから、基本的に人を連れていけないですよ。こういうオタクな楽しみ方に、友達を付き合わせるわけにいかないなって」
──とはいえ、1人で海外旅行は危なくないですか?
「危ないとは思いますが、最初から危険な目に遭う想像がつく場所には行かないです。あえてスリリングな体験をするために海外へ行く人もいるかと思うんですが、私はもう絶対安全に行って、安全に帰ってきたいので、あまり綱渡りはしないですね」