『捉え方を変えたらコンプレックスだって長所になる』発信をしたいという
──今後もたくさん海外に行かれると思いますが、行ってみたい国や、やってみたいことはありますか?
「エジプトに行ってみたいです。ピラミッドの前で、ロリィタの写真をぜひ撮りたいですね。『ぎゃー!』って両手を挙げて。でも、女性1人で行くには治安が悪いって聞くんですよね。ボディーガード付けるしかないですかね……(笑)」
──InstagramなどのSNSでは“映え”を意識して発信される方が多いかと思いますが、夕霧さんは、“映え”に対するこだわりはありますか?
「実はあまり考えてなくて。“映え”たほうが注目を集めるってのもわかるんですけど、旅行は旅行で集中したいので。楽しむことを優先したいから、海外で撮影するときもずっと適当に回しておいて、あとでそれを編集してなんとか動画にするスタイルですね」
──周囲からの“見え方”はあまり気にしない?
「“映え”を目的にしたくないんです。もちろん、SNSで発信するときのこだわりはあって、1つは『言葉使いをなるべく優しくする』ってことです。攻撃的な発信っていうのは、見ていたら心がしんどくなっちゃうので、ひらがなをたくさん使うとか、少しでも柔らかい表現になるように意識していますね。
また、私は『捉え方を変えたらコンプレックスだって長所になる』と信じているので、常にそういう発信がしたいと思っています。私もアトピーで辛い時期があったし、身長だって人より低いかもしれない。でも、そんな私が楽しく過ごしていたら、コンプレックスに悩んでいる人たちの考え方を変えるヒントになるかもしれないですよね」
危険を回避しながら、夕霧さんにしか味わえない1人海外旅行はまだまだ続く。続編では生まれて25年間、アトピーと向き合ってきた彼女が突如、肌に炎症が残った“すっぴん顔”をSNSに投稿した想い。その反響や、抱えていたコンプレックスが長所に変わった分岐点などを語っている。
(第3回に続く)
【写真】反響を呼んだ“すっぴんアトピー肌”「(公開は)めっちゃ怖かったですよ」
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