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「溜席の着物美人」が相撲ブームで変わりゆく観戦風景をどう見るか語った 「贔屓力士の応援ではなく、勝った力士への拍手を」「相撲観戦には着物姿が一番相応しい」

満員御礼が続く国技館

満員御礼が続く国技館

 昨年、28年ぶりに年6場所の90日間がチケット完売の「札止め」となった大相撲。今年になっても当たり前のように「満員御礼」の垂れ幕が下がり続けている。この相撲ブームのなか、館内の観戦マナー・慣習をめぐる変化もあるようだ。長く観戦してきた人の目には、どう映るのか。

 相撲人気が高まるとチケットの入手は困難になる。3万人収容のスタジアムでシーズン中は1日6試合が行われているプロ野球と違い、大相撲は日本全国で1か所、しかも1万人程度の会場で年に90日間しか開催されないから当然かもしれない。

 しかも、チケットが「相撲茶屋」という特殊なルートで7~8割が販売されるため、市場に出回るのがわずかということが追い打ちをかける。

「プレイガイドなど市場を通じて販売される分は2割程度で、その多くがBマスやCマスと呼ばれるもの。土俵に近いSマスやAマス、溜席はごくわずかです。そういった席は相撲人気が冷え込んでいた時代も支えてきた常連の既得権となっている。土俵に近い席を入手するためには、ツテを頼って大企業や15日間を通しで持っている人を探すしかない」(相撲ジャーナリスト)

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