養育費の金額にびっくりした(写真提供/イメージマート)

養育費の金額にびっくりした(写真提供/イメージマート)

「よりによって息子の同級生のお母さん、しかも同じ団地で家もけっこう近くて。もう、いい大人が何を考えてるのかって…頭に血が上りました」玲子さんは、このときの激しい怒りを今でも決して忘れることができない。

 その後、夫はすんなりと不倫関係を認めた。翔太くんの母親と夫は息子の野球の練習終わりなどで話すうちに、そういう関係になったのだという。

「自分にも息子が3人もいて、おまけに不倫相手は息子の同級生の母親で同じ団地。百歩譲って、会うなら誰にも知られないように、こっそりとか普通考えないのって。だって芸能人や政治家の不倫だって、見つからないように必死じゃないですか。何より私のことはどうでもいいけど、息子たちのことを考えたら、そんなことできます?夫もだけど、翔太くんのお母さんだって子供のこと考えないのって思います。大人はそういう想像力があるからこそ、たとえ既婚者を好きになったとしても、ちゃんと踏みとどまる人たちだっているじゃないですか」

 それでも息子3人のことを考えると、すぐに離婚を考えるわけにもいかなかった。そして、こんな近くの女性との不倫に気づけなかった自分自身を責めた。実は前にも一度、夫は浮気をしたことがある。でも子供たちの為に我慢したという。

養育費の金額に本当にびっくり

 早くに結婚した玲子さんは、家事と育児に追われていたものの、その頃は少しでも息子たちの将来の為にとパートもしていた。でも夫の収入がなければ、到底子供3人と生活していくことはできない。しかし、夫はそんな経済的に圧倒的優位な立場から何をしても大丈夫と過信していたのか、何食わぬ顔で翔太くんの家に入り浸りになっていく。

「もともと仕事の関係で夫は出張が多くて、子供たちも最初はおかしいと思ってなかったのかもしれません。でも不倫相手の翔太くんのお母さんもひどかったんです。団地なのでベランダの洗濯物とか丸見えで。よりによって堂々と夫の洋服を干すようになって。普通、部屋に干しませんか?息子たちが気づいたらどうしようって。早く別れなさいよっていう私への嫌がらせだとしても、本当に許せなかったです」

 精神的な苦痛に加え、ほどなく玲子さんは経済的苦痛も強いられる。

 ある日、生活費を下ろそうとATMへ行くと、夫の給料が毎月振り込まれる口座の残高が0になっていた。夫はあろうことか給与振込口座を変更していたのだ。

「驚いて何度も夫に電話しても居留守。当時の私のパート代だけでは、とても生活できず、貯金も底をついたから本当にお金に困って。鯖缶ひとつをおかずに息子たちと分け合う日もあったんです。生活保護の相談にも行きました。父親として、せめて金銭面だけは考えてほしかった。だから離婚を決めました。パートじゃない仕事を探して、養育費だけは払ってもらい、もう息子たちと生きていこうって。だから家裁に行きました。でも、養育費の金額に本当にびっくりしました」

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