サイバーGがHPに記載している「逃亡車両リスト」(CPGのHPより)
「そもそも自転車が別の場所に移動されていたし、ホームページも威圧的で信頼できなかったので、もともと停めていた駐輪場の掲示板に書いてあった『緊急連絡先』に電話しました。すると、『私たちが取り締まったわけじゃないから、カギを壊して帰っていい』と指示されたので、保育園でペンチを借りてカギを切断し、その日は帰ったんです。
しかし、私が個人情報を入力してしまっていたのが悪かったのか……約一週間後、追って支払いを求める『催告書』というタイトルのメールが届いたんです。“日別管理料”が加算されて、1万円近い金額になっていた。私にはたくさん言い分がありましたが、住所も入力してしまっているし、これ以上金額が増えるのも嫌だったので、泣く泣く支払いました……」(Aさん)
「CPG」の公式サイト下部には、「警視庁」「警察庁」「国土交通省」「日本弁護士連合会」「裁判所」という文字とともに、各所のホームページのリンクが貼られている。さらに「逃亡車両リスト」と題されたコーナーには、「不正者の情報をご提供ください」として、取り締まったと見られる車両の写真と防犯番号、さらに電話番号の一部までが掲載されている。
AさんはこのHPの記載を見て、「私は携帯番号も入力してしまったし、個人情報を晒されるんじゃないかと思って、お金を払うことにしました」と明かした。