小学校の卒業アルバム。まだ表情もあどけない
「優しいし、家族思い。人前に出るようになっても、それは変わらないよ。兄としては自慢だよ、だってあんな大スターの兄には、なかなかなれないからね。色々してもらったし、感謝しかない」
──本人には、これからどうしてほしい?
「ゆっくり休んでほしいね、ここまでよく頑張ってきたなと思うよ。まあ本人は、話す時が来たら話すんじゃないかな。それはもう、時間が必要だから」
家族間の連絡はなく、姿を見せることもなくなった現在の中居氏。それでも長兄は変わらず、スーパーで日夜働いている。
あらためて今回、記者が仕事終わりの長兄に声をかけると「毎度こんなところまで来てもらっているのに申し訳ないんだけど……」と、申し訳なさそうな表情を浮かべながらこう話した。
中居氏の“反撃”後に実兄は…?
「今は本人にとって大切な時期だから、本当に話せないんだ。基本的には前話したことと変わりはないよ。全く連絡はとれてないんだ。俺としては、弟を信じて待つしかないよ」
前出の地元関係者は、中居家についてこうも語っていた。
「未婚を貫いてきた中居さんが何よりも大切にしてきたのが、家族の存在です。芸能界デビューしてからも何度も家族旅行に行くほど仲がよく、『僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい』と雑誌のインタビューに語ったこともありました。2015年に父親が他界する前も、中居さんは忙しい合間を縫って看病に通っていましたよ」
長兄は地元で変わらぬ日常を守りながら、激動の日々のなかにいる弟を待っている。中居氏がフジテレビと争う先には、どんな未来があるだろうのか。
(了。前編から読む)