「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
5月15日に「芸能界引退」を電撃発表した西内まりや(31)。ファッション雑誌の専属モデルとして同世代のカリスマとなり、歌手や女優としてもマルチに才能を発揮した西内は、キャリア絶頂のなかで所属していた芸能事務所を退所するなど、波乱万丈な芸能人生を送った。
引退を決めた西内は発表直前、元所属事務所(ライジングプロダクション)の社長・平哲夫氏(78)と電話をしていた。また今後の人生の目標についても、本人の言葉で語った。【前後編の後編。前編から読む】
2017年当時、テレビに引っ張りだこだった西内は、『週刊文春』に所属事務所とのトラブルを報じられ、翌年に独立する。当時のことについて「不透明なことが多かった」という西内は、その後、所属していた事務所の社長・平氏と何度かやり取りをした。当時の“真相”について、改めて話し合えたのは、昨年のことだった。
「お互いにコミュニケーション不足で、たくさんの誤解がありました。それでも、当時の経緯や私の気持ちを改めて話したら、社長は理解してくださいました」
今回、Instagramで引退発表することを決めた西内は、その前日から関係者に電話で挨拶をしていた。最も印象的だったのは、その平氏との会話だったという。
「『引退します』と伝えたら、『もう一度考え直したほうがいい』と惜しむ言葉を何度もいただいて……嬉しい気持ちと同時に、複雑な感情がありました。ですが、今後の人生に向けて背中を押され、励まされました」