買い物帰りの水原一平被告(右)と妻の“ツーショット”(2024年8月撮影)(写真/AFLO)
〈私は両親を亡くしており、他の家族もおりません。夫は私の唯一の家族です。私たちは出会って以降、たくさんの困難にも直面しましたが、一緒に幸せな瞬間もまたたくさん経験してきました。夫を失うことは、想像できないほどの苦しみです〉
夫の水原もまた書簡で、Aさんの苦悩を代弁しつつ、自身がギャンブルにハマった理由も綴った。
〈妻は2023年までグリーンカードが取得できず、日本とアメリカを行ったり来たりしていました。そのせいで妻には多大なストレスと面倒をかけました。妻は税関で一晩中拘束されたことが2度あり、行き来が多いことを不審に思われて1度は強制送還されました。
妻はそれらの経験が本当に恐ろしく、トラウマにさえなったと言っています。その結果、彼女は2022年までずっとアメリカに来ることができなかった。今振り返ると、1年間ずっと妻に会えなかった空白をギャンブルが埋めてくれたような気がします〉