メンバーが全員「旧帝大出身者」
「推し活」文化の定着とともにさまざまなアイドルグループが誕生しているなか、メンバーが全員「旧帝大出身者」という、一風変わったグループが注目を集めている。その名も「学歴の暴力」。創設メンバーで東大卒のなつぴなつは、平日は会社勤めをしながら週末限定のライブ活動で4年にわたって同グループを牽引してきたが、このたび週刊ポスト誌上で初グラビアに挑戦しファンを驚かせた。異色アイドルは、「東大卒」の肩書きにどのようにたどり着き、どう向きあっているのか。【前後編の後編】
──東大の理系の女性は人数が少ないと思いますが、もともと理系が得意だったんですか?
理系が得意というか、文系が本当に苦手でして……国語もめちゃくちゃ苦手だったし、暗記科目も苦手だったので、理系に進むしかないっていう感じではありました。もちろん数学は大好きです。
──でも、受験は大変だったでしょう?
頑張りましたね。でも、やればやった分だけ成績が伸びていくのが私的には楽しくて、受験時代は大変だったけど今思い返すと青春みたいな感じでしたね。
──塾には通っていましたか?
塾には在籍はしていましたが、授業は最初にちょっと取ったきりで自習室代わりに使ってました。
──じゃあ学校の勉強だけで現役合格?
学校の勉強もやっていたんですけど、基本ほぼ独学ですね。 本当に、人の話が聞けなくて……。夏休みとかは毎日10時間ぐらい勉強していました。
──東大に合格する自信ってありましたか?
模試はずっとA判定だったので大丈夫かなって思ってはいましたが、確信できるほどではなかったので合格発表を見るまでは、どっちだろうって感じでした。実際にテストを受けた手応えだと、別に大きなミスをしたでもなく、普段通りちゃんとできたかなとは思っていました。それでもやっぱり合格発表を見た時はすごくホッとしました。