6月25日に投稿された自撮り(Instagramより)
「7月3日23時ごろに帰宅したら、マンションの前がなにやら物々しい雰囲気で……。何か事件なのかなと思っていたら、防護服を着た検視官がエレベーターに乗ってきました。検視官は違うフロアで降りましたが、ドアが開いた瞬間に消毒剤の臭いが漂ってきました」
遠野さんは昨年9月末をもって所属事務所を退所し、フリーに転向。別の会社にマネジメント業務を委託していたが、今年1月末をもって完全フリーになった。その際、本人が「明日から完全にフリーになります。一人きりでやっていきます」と伝えていた。
“一人きり”で活動していたぶん、仕事関係者でさえ安否がわからない状況が続いていた。遠野さんが昨年まで所属していた事務所の代表も「全くわからないんです」と困惑した様子で語っていた。
「うちも7月4日の時点で、本人に『電話ちょうだい』とLINEしたものの、まだ既読がついていない状況です。
遠野さんは、うちの事務所に所属するときにはもう『家族とは縁を切っている』という話でした。警察もまずは親族とやり取りをするはずですが、その親族と連絡が取れているのかどうか……」(過去の所属事務所の代表)
しかし、こうして親族が遠野さんの訃報を伝えるに至った。絶縁といえど、完全な没交渉ではなかったようだ。遠野さんを知る人物が明かす。