今年5月、現職を打ち破り初当選した(Xより)
「あの日は市長就任の挨拶に議長と副議長が来られただけで、その話でいらしたわけじゃないんですよ。どうやって知ったのかわかりませんけど、たまたま(証書)持ってきていたところにいらしたので、『じゃあご覧になりますか』ということで。
“チラ見せ”だったと私は思わない。でもなんか雰囲気的におかしい感じだったので、申し訳ないけど録音もあります。Facebookで『私は録音もあるし、議長もだいぶ違うこと言っていますが、訂正するべきじゃないんですか』と投稿したら(現在は削除済み)、ご本人がコメントしてきましたから録音があることは彼も知っているはず。
議長もお怒りになり、結局は“チラ見せ”の報道だけがエスカレートした。あの話がベースみたいになってしまったこともあって、支援者などからは『実のところはどうなんだ』という声もあり……。当初、一部の方には証書も見せていたし、録音も聞かせていたんですよ。その中には地元の記者の方もいらっしゃった」
伊東市といえば、3期連続で務めた前市長の小野達也氏以前から、30年以上も自民党系の政治家が治めてきたエリアだ。その中でことし5月、市長選に打ち勝った非自民党系の田久保氏は伊東の“ジャンヌ・ダルク”とも言われ、支援者も「勝ったのは奇跡」と舌を巻くほどだった。
それだけに、一部では「学歴詐称疑惑の裏に保守政権の“利権”が絡んでいるのでは」と囁く支援者もいるようだ。このことについて田久保氏は「実際に利権自体はあると思います」と主張する。