オンカジ問題に揺れるフジ(時事通信)。右は常習賭博容疑で逮捕・起訴された容疑者のSNSより
2025年上半期、常に騒動の渦中にあった企業・フジテレビ。中居正広氏の問題が長引くだけでなく、局内で「オンラインカジノ汚染」が蔓延していることが露呈した。
6月、オンラインカジノで常習的に賭博をしたとして、バラエティ制作部企画担当部長が常習賭博容疑で逮捕・起訴された。昨年9月から今年5月までの間に約1億円を賭けたと見られている。
さらにこの元担当部長が制作統括を務めていた『ぽかぽか』に出演していた男性アナウンサーもオンカジを利用した単純賭博の疑いで書類送検に。その後、罰金10万円の略式命令を受けた。フジテレビは元担当部長を懲戒解雇とし、男性アナを別部署に異動させたが、「騒動が収束する兆しは見られない」と同局局員はため息をつく。
「元担当部長が懲戒解雇を受けた7月、『ぽかぽか』の番組立ち上げから携わってきたチーフプロデューサーA氏が退社しました。元担当部長とは公私共に仲良く、局内では“相棒”とも“悪友”とも言われていました。
A氏にも会社からオンラインカジノに関する聞き取りがあって、その直後に退社したことで、話題を呼んでいる」
元担当部長は取り調べに対し、オンカジを始めた経緯を「5年ほど前に職場の先輩から誘われた」「周りでオンカジをやっている人がたくさんいた」と供述している。局内ではこの“職場の先輩”B氏なる人物へ強い関心が高まっている。別の局員はこう語る。