スーパー「ライフ」製品が回収の騒動に発展
〈購入して30分以内の未開封のパックご飯をすぐに食べようと温めて、フィルムを剥がしたらカビだらけで絶句〉──8月4日、SNS「Threads」のユーザーがこのように投稿。添付されたのは、株式会社ライフコーポレーションが展開するスーパーマーケットチェーン「ライフ」のオリジナルブランド・BIO-RALの「新潟県産こしひかりと国産黒米 玄米と黒米ごはん」とみられる商品の動画と写真だ。
「ライフ」公式サイトによると、BIO-RALは「自然の恵みをいかしたオーガニック食品や健康にこだわった体にやさしい商品」の自社ブランド。当該のThreadsユーザーも〈少し良いものを食べたくて、普通のご飯じゃなくて、ビオラルのものを購入した〉と綴っていた。
しかし、アップされた動画や写真を見るとわかるように、フィルムの蓋を剥がしたご飯の4分の1程度の範囲が白く変色している。投稿者は〈未開封のご飯がカビだらけだったと言うことが恐ろしすぎる〉などと困惑していた。飲食業界に詳しいライターが語る。
「商品製造上の問題以外で考えられるのは、輸送中や店頭で販売されていた際にパックの表面などが破れて中身の品質が保てなくなり、カビが発生したのではないかということ。画像に示されているほどのカビが〈購入して30分以内〉に発生するとは考えにくいので、発生は購入前と推察しますが、この暑さを思うと検証が必要かもしれません。
投稿者は8月5日、他のユーザーとのやり取りの中で〈お客様センターに連絡したら、店舗での対応となると言われました〉とも投稿していました」
「ライフ」は現在近畿圏に316店舗、首都圏に146店舗を展開する、業界でも最大手のスーパーマーケットチェーンだ(同社HP参照)。簡単に食べられるレトルトご飯は便利で、BIO-RALのようにこだわって作られた商品を選びたい消費者も少なくないはずだ。
なぜカビが発生してしまったのか。NEWSポストセブン取材班がライフコーポレーションの広報に問い合わせると、8月6日、発生状況や現時点での対応について、詳細に回答が返ってきた。(以下、ライフ社からの回答)