昭恵夫人を迎え入れたプーチン大統領(EPA=時事)
「前回衆院選も今回参院選も、大敗は石破(茂)さんの責任でしょう。私たち自民党が負けた、というより、石破さんが負けた、というのが正直な気持ちです。だから、私たちにとっては、安倍さんの弔い合戦はまだなんです。
今回、安倍さん支持だった人たちの票が参政党に流れてしまった。石破さんでは党内がまとまらないという証拠だと思います。今の政治は安倍さんがやろうとしていた政治ではない。
昭恵さんが出馬して、旧清和会(安倍派)を新しいグループとして復活させ、その顧問に就いてほしいという声もある。トランプにもプーチンにも物怖じせず、直接話すことができる昭恵さんへの期待は大きい」
とはいえ、安倍氏が亡くなった後の補選では、後援会が昭恵夫人に出馬要請して固辞された経緯がある。当日の山口4億補選には吉田真次氏が出馬して勝利したが、その後に区割り改定を受けて比例に転出せざるを得ないかたちとなった。そうしたなかで、昭恵夫人への出馬待望論が再度浮上するほど、自民党も旧安倍派も苦境ということだろう。