“自分の墓”を掘るエヴィヤタル氏(YouTubeより)
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はICRCガザ支部の責任者と協議し、人質に対して即時に食料と医療支援を提供するよう要請。また、イスラエルの指導者らは人質が痩せ細っている責任はハマスにあるとして強く抗議している。
兄・イライ氏はBBCの取材に対し、「これは新たな残虐行為だ」と非難。一方で、ハマスの軍事部門は「人質を意図的に飢えさせているわけではない」と反論した。
「ガザ地区では飢饉が進行しており、国連世界食糧計画(WFP)は7月29日、『ガザでは人々の食料の消費量と栄養摂取の指標が、紛争開始以来、最悪レベルに達している』と警告しています。
一方で動画を視聴した人からは、動画に映り込んだハマス側と思しき人物の腕とエヴィヤタル氏の腕の太さを比較して、『彼が必要な食料を意図的に与えられていないのは明白だ』との声も上がっている。停戦交渉の合意が思うように進まないなか、このままでは更にハマスによる被害が広がるのではないかと危惧されています」(同前)