裸芸は、もともと僕だけのものじゃなくて、軍団のみんなもよく脱いでいたんです。ただ、なぜか僕が裸になると、お客さんのウケがよくて次第に僕の役割に。いや、僕のモノが立派だからじゃないんです(笑)。なぜなのか、わかりません。芸人ですから、ウケれば、裸になるくらいは平気ですよ。
スキンヘッドにしたのは、デビューしたとき、アイドル系で売り出されたのがストレスで円形脱毛症になったことが下地にあります。僕は大学時代、「ものまね研究会」に入っていて、4年のとき、『笑ってる場合ですよ!』(フジテレビ系)のなかのコーナー“ザ・ぼんちのものまねグランプリ”に、みんなと一緒に出演。
初代スーパーグランドチャンピオンになって「太田プロダクション」にスカウトされ、ものまねタレントとしてデビューしたのですが、事務所の意向で「爽やか系でいこう」ということに。僕としては、同じ事務所にいた、たけしさんやたけし軍団を横目で見ながら、羨ましかった。そうしたら、たけしさんが軍団に誘ってくれて嬉しかったですね。
当時、スキンヘッドって芸能界ではサンプラザ中野さんぐらいしかいなかったから、僕は見た目を気にしてカツラを被っていたんですけど、たけしさんに「剃っちゃえ」といわれてスキンヘッドに。毛が抜けて結構気に病んでいたので、スキンヘッドにして『スーパーJOCKEY』(日本テレビ系)に出てみんなに笑ってもらったら、気持ちが吹っ切れました。今も毎朝、ヒゲを剃ったついでに頭も剃っています。