配信予定だったオーディション番組の広告動画も公開されていた(Instagramより)
女性の新たな“癒しの場”として、近年店舗数を増やしている女性用風俗店、別名「女性用ファンタジーマッサージ店。その最大手である「東京秘密基地」を舞台とする『男性セラピストオーディション番組』のプロジェクトが今年、誰もが知るグローバル動画配信サービスの企画として進んでいたという。
有名女性タレントがオーディションに参加した男性の“施術”を受け、最高のセラピストを決める番組の撮影は今年前半に行なわれたが、その後プロジェクトが突如中止になったというのだ——。【前後編の後編。前編から読む】
この企画の撮影に参加したという20代の女性が、現場の様子について振り返る。
「番組側が用意した2名のインティマシー・コーディネーターのサポートのもと、撮影は滞りなく進んでいました。バストへのマッサージやキスなどのシーンもありましたが、みな真剣に取り組んでいたのでトラブルはなく、雰囲気はさながら“バチェラー”のようでしたね」
撮影は2週間にわたって行われたという。別の制作スタッフが語る。
「『女性が性をもっとオープンに楽しめるようになってほしい』という制作側の意気込みは十分に感じましたし、演者に対しては十分な配慮を感じました。現場は非常に和気あいあいとした雰囲気で、『これは流行るぞ』と盛り上がっていたんです」
しかし——撮影ののち、出演者に『配信見送り』の連絡が来たのだという。前出の20代女性の話。