負担の多い二刀流を支える真美子さん
シーズンも佳境に入り、2年連続のワールドチャンピオンに向けて奮闘するドジャース・大谷翔平(31)。8月27日(現地時間、以下同)のレッズ戦では、749日ぶりの「勝利」を掴み取った。スポーツ紙MLB担当記者が語る。
「今年6月に投手復帰した大谷。27日は『1番・投手兼指名打者』で先発出場、今シーズン11試合目の登板となりましたが、ついに勝利投手となりました。ドジャース移籍後初となる勝利に国内外のファンが歓喜した一方、試合後のインタビューに応じた大谷選手は『(チームは)いつも通り』『明日はオフなのでみんな早く帰って休みましょう、ということです』などと淡々と対応。大谷選手らしいストイックさと底知れなさを感じる、嬉しい一日になりました」
当初の予定よりも早まって始まった大谷の“二刀流復帰”。本人は「実戦で投げることでパフォーマンスが早く回復する」とし、前向きな決断だったと語っているが、ここへ至るまでは“順風満帆”とは言えない道のりだった。
「8月20日のロッキーズ戦にて、投手復帰後ワーストの成績で途中交代となった大谷選手は、試合後のインタビューで『情けない投球になった』と珍しく自分を責めるコメントを残しました。まだ100%ではないことは本人も想定内だったでしょうが、やはり苦しい瞬間もあったでしょう」(同前)