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阪神の快進撃支える「2020年の神ドラフト」のメンバーたち コロナ禍で情報が少ないなかでの指名戦略が奏功 矢野燿大監督のもとで獲得した選手が主力に固まる

2020年の阪神の新人選手入団発表会。中央が矢野監督と佐藤輝

2020年の阪神の新人選手入団発表会。中央が矢野監督と佐藤輝

 順調にマジックを減らし2年ぶりのリーグ優勝へと突き進む阪神。そうしたなか、関西のトラ党からは「今年の阪神は2020年の“神ドラフト”様様や」という声が聞こえて来る。

 2020年のドラフトで指名された選手には、佐藤輝明(1位)、伊藤将司(2位)、村上頌樹(5位)、中野拓夢(6位)、高寺望夢(7位)、石井大智(8位)と、首位を独走する今シーズンの阪神の主力選手が名を連ねている。

 当時の阪神監督は矢野燿大氏で、1位の佐藤輝明を巨人、ソフトバンク、オリックスとの競合の末に引き当てた。スポーツ紙デスクが言う。

「この年のドラフトは“当たり年”で、中日の高橋宏斗、DeNAの牧秀悟、広島の栗林良吏、日本ハムの伊藤大海、楽天の早川隆久、オリックスの山下舜平大、宇田川優希など、今の球界を代表する選手がゴロゴロいる。

 一方で、2020年はコロナ禍元年。緊急事態宣言により東京五輪が延期されたのをはじめ春夏の甲子園も中止となった。スカウトがほとんどチェックできない状況のなかでのドラフトだったが、例年以上に各球団とも成果があった格好です。阪神も矢野監督が競合の末、佐藤輝を引き当てたことで2位以下の指名も計画通りに進められた。

 情報がないなかで佐藤輝は“遠くへ飛ばす”という一芸が認められるかたちで指名されたが、他の選手の情報がもっとあれば違ったかたちになったかもしれない。佐藤輝はとんでもない飛距離の本塁打を打ったかと思えば、何打席も連続で三振をする。それでもフルスイングを貫くスタイルなので、たとえば巨人では使い続けることはなかった可能性もある。阪神にとっても、佐藤輝にとっても最高の巡り合わせだったのではないか」

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