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《総合司会を務めて35年目》島崎和歌子が語る『オールスター感謝祭』 毎回変わる出演者には「初めまして」と挨拶しないように心がける、「座席表を書き直しながら頭に入れています」

島崎和歌子撮り下ろしインタビュー(撮影/鈴木ゴータ)

『オールスター感謝祭』がスタートした1991年の初回から総合司会を務めているのが島崎和歌子(52歳)だ。“感謝祭”以外にもバラエティで活躍中の島崎に放送作家の山田美保子さんがインタビュー。彼女の魅力に迫った。

 * * *
『オールスター感謝祭’25秋』(TBS系)が10月4日に放送されると発表された。

 改編期の春と秋、年2回放送される大型クイズバラエティは、1991年からスタートして今年秋の放送で35年目。男性MCが初代の島田紳助氏から、今田耕司へと替わり、ずっと女性MCを担当し続けているのが島崎和歌子だ。

紙資料は付箋だらけ

「数年前に満60回、30周年を迎えたのは覚えていますけれど、そこからはもう数えていませんね(笑)。出演者もドラマや新番組の番宣を背負って来る方ばかりで顔ぶれが毎回大きく変わるので、なかなか名前が憶えられません。最近はアイドルグループも多いし、みんな同じ衣装を着てこられるので、もうサッパリ(苦笑)。

 だから絶対に『初めまして』と挨拶しないようにしています。もしも初めましてじゃないとき失礼になっちゃうので……。もともと私はアナログ派なので、紙資料は付箋だらけで、スタッフさんが用意してくれた座席表ももう一度、自分で書き直しながら頭に入れています。毎回そんな繰り返しです」

 年に2回の『~感謝祭』だけではない。現在は、『人生最高レストラン』(TBS系)の“女将”や、『ぽかぽか』(フジテレビ系)の木曜レギュラー、隔週でヒナ壇に座る『ホンマでっか!?TV』(同)、通販番組『ワカコさんとマサルくんのお宅は買わないの??』(テレビ朝日系)などのレギュラー以外に、彼女のトーク力を必要とする“バラエティ班”の演出家からのオファーが絶えない状態だ。

「今、仕事があるのは奇跡」と謙遜する島崎だが、共演経験が複数回ある筆者にはその理由がよくわかる。

 ヒナ壇で芸人よりも大きな声を出してリアクションをしたり、気の利いたツッコミを入れたり、トークが盛り上がると最初に笑い出して、一人最後まで笑い続けているのが島崎。いわゆる”裏回し“もできれば、バラエティ慣れしていない新人や女性アイドルらをフォローしたり、オイシー場面を積極的に作ったりしてくれるのが島崎なのである。因って、スタッフもMCも「和歌ちゃんが居ると安心」となる。

 番組中、言動が少々行き過ぎてしまったときにはVTR中やCM中に「さっきは、ごめんなさいね」「大丈夫でしたか?」といった一言を怠らないし、その場に居ない人のエピソードで盛り上がった際には、後日、その人の楽屋を訪ねて報告と挨拶をする“気遣いの人”でもあるのだ。

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