大谷翔平のハワイ裁判が長期化(写真/Getty Images)
3年連続、通算4度目となるナ・リーグMVPを受賞したドジャース・大谷翔平(31)。今年もMLBを席巻した一方で、自身が広告塔になったハワイの別荘プロジェクトをめぐる訴訟の被告人として現在、トラブルに巻き込まれている。
前編記事《大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記》では、11月3日に予定されていた第一回裁判が12月5日に延期されていたことと、原告・被告双方の主張が真っ向から対立していることを報じた。NEWSポストセブン記者が原告の不動産ブローカー男性に電話すると、大谷サイドのキーマンである代理人、ネズ・バレロ氏の印象などについて口を開いたのだった——。【前後編の後編。前編から読む】
訴訟の原告となっているのはハワイの不動産デベロッパー、ケビン・J・ヘイズ氏とブローカーの松本朋子氏で、2人は不動産投資会社であるキングスバーン・リアリティーキャピタル社と共同でハワイの高級リゾート開発事業を進めていた。大谷は同社とプロモーション契約を結び、別荘地の購入者1号となっていた。
原告側は、大谷の代理人であるバレロ氏が2025年、2人を不当にプロジェクトから外すように画策したと主張。一方、大谷サイドは原告側の主張を「まったく不十分」と断じ、訴状の棄却申立てを行なっている。
両者の主張が正面から食い違っている状況。記者は松本朋子氏にメールや電話をしても返答はなかった。一方、ヘイズ氏に電話をすると、少しだけ“本音”を語った。
「我々は訴状に正当性があると考えているし、事案の解決に向けて取り組んでいるところだ。それ以上のコメントは出せない。バレロ氏は対処が難しい人間だ…」
