オークションには広島東洋カープ時代からデトロイト・タイガース時代までのユニフォームも出品展示されていた(Instagramより)

オークションには広島東洋カープ時代からデトロイト・タイガース時代までのユニフォームも出品展示されていた(Instagramより)

緊迫の質問コーナー

 そして、“事件”は前田投手への参加者の質問コーナーで起きた。カープのユニフォームを着た子どもが質問する。

──今後、どこの野球チームに入るんですか?

前田投手「今、質問当てるときに赤いユニフォームを着ている人には当てないように、と言おうと思ったんですけど(笑)。どこのチームに入るかここで言ったら大変なことになるんで。でも本当に決まってないので。目を見て、嘘ついてないでしょう(笑)?。

 決まってたらサプライズで言おうと思ってたんだけどね。もうちょっと待っててね。1カ月くらいしたら(報道で)出ると思うけど」

 子どもの真っすぐな質問にタジタジの前田投手。しかし、ファンにとってやはり気になるのは来季の移籍先。大人の参会者からは、さらに胸元をえぐる質問が浴びせられた。

──自分は巨人ファンなんですけど、前田さんが考える巨人の魅力はなんですか?

前田投手「どういうこと? 俺は(巨人に)入ってないから魅力も何も分からないんですけど……」

司会者「まだ入ってませんしね」

前田投手「まだ入ってないって、なんですか(笑)。俺が(巨人に)行くみたいじゃないですか! でも外から見ただけですけど、(同学年の)田中将大と坂本勇人がいるので、その2人がいるチームは魅力的だなと思いますし、自分がカープで戦っていた頃は、勝たなきゃいけない、チームがみんなそんな思いで戦っていたというところがチームとして嫌でしたね。

 2、3位でなく、優勝を目指していた、魅力的というか凄い集団だなと思いながら戦っていました。いろいろ話を聞くと給料面とか食堂の食べ物がいいとかドームは涼しいとか思ってましたけど(笑)」

 際どい質問に戸惑いながらも、真摯にファンと向き合っていた。11年ぶりの日本球界復帰となる前田投手は来季、どの色のユニフォームに袖を通すのだろうか。

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