「ニコニコ笑顔」で日本人高校生と握手する劉勁松アジア局長(SNSより)
日本の高校生には自分から握手を…
そんな劉氏は昨年10月、北京・中国外務省にある広場「オリーブホール」で、日本から訪れた高校生らを笑顔で迎え入れていた。
「公益財団法人イオン1%クラブと在日本中国大使館が主催し、2009年にはじまった『中日小大使(小さな大使)』交流プログラムでのことです。
中国と日本の高校生80人が交流し、相互学習などを行います。これまで1400人以上の中国と日本の高校生が参加してお互いの国を訪問しており、2024年は5年ぶりの再開となりました。こうしたなか、北京の外務省で高校生らを迎え、大勢の前で話をしたのが、劉氏だったのです」
劉氏は「中日は2000年以上にわたる友好的な交流を享受してきたが、近代には不幸で痛ましい歴史もあったことを、私は皆に伝えなければならない」「歴史を振り返り、未来に向き合うことは、憎しみを継続するためではなく、中日両国の世代を超えた友好関係を促進することにつながります」と述べ、若い世代による日中関係の構築を激励した。
