見出しが変更された朝日新聞デジタル版記事(朝日新聞サイトより)
さらに8日深夜、中国の薛剣・駐大阪総領事が朝日の公式X(変更前の見出しを投稿したもの)を引用し「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」と過激な投稿をするに及び、SNSで騒動が拡大した。
騒動勃発から2週間が過ぎた21日、朝日は冒頭のようにXで見出し変更について事実関係を説明。当該のデジタル版記事の文末にも〈おことわり〉として同文が追記された。 朝日は見出しの変更は〈「なりうる」と「認定なら」という仮定の表現が重なっていることを解消する〉ためで、〈翌日の朝刊紙面に向けた編集作業の過程で、デジタル版もあわせて〉記事内容や見出しを更新した、とする。
しかし、峯村氏はこう言う。
「国際問題の専門家として、これは重大な問題であると考えます。デジタル版で見出しを修正後もXでは旧見出しがそのまま表示される状況があり、それを前提に中国が批判を展開し、日中問題の火種になっている。それを無視して訂正記事も出さず、『批判を受けて修正したものではない』としている。説明の通りだとしても、当初の誤報の影響は極めて大きい」
(後編に続く)
※週刊ポスト2025年12月12日号
