韓国・漢拏山国立公園を訪れいてた中黒人観光客のマナーに批判が殺到した(漢拏山国立公園のHPより)
11月7日の、国会内での高市早苗首相の“台湾有事発言”に猛反発を示した中国政府は、同月14日には、日本への渡航自粛を呼びかけた。観光業への影響は大きく、大阪観光局は12月末までの中国人の宿泊予約数の50%から70%のキャンセルが発生したと明らかにした。日本旅行を断念した中国人らが向かう先は──。
韓流ブームの後押しもあり、韓国では中国人観光客が急増している。特に今年9月から、韓国政府が「中国人団体観光客の一時的ビザ免除施行計画」を実施しており、3人以上の中国人団体観光客は来年6月末まで、ビザなしで15日以内の同国の観光が可能となっている。
そうしたなか、現地で問題視されているのは観光地での、中国人観光客による「排便行為」だ。舞台となっているのは韓国のハワイと称される済州島中央にそびえ立つ韓国最高峰・漢拏山(ハルラサン)だ。2007年にはユネスコ世界遺産にも登録された。四季折々の絶景を求めて世界中から登山客が訪れる人気観光地である。
ことの発端は、紅葉シーズンを控えた10月14日、漢拏山国立公園の公式ホームページに投稿された一通の文章だった。韓国事情に詳しいジャーナリストが明かす。
