裁判所でのブルーの様子(時事通信フォト)
現地メディアも追いかけて
インドネシアでは、成人向けコンテンツの制作は法律で禁止されている。
「地元の警察署長は、メディアに向けて、『移民法違反の疑いでさらに調査するため、彼らを移民局に引き渡した』『警察の捜査はまだ続いており、入国管理局と共同で進めている』とコメントしました」(前出・ジャーナリスト)
ボニーは現地で購入した中古車両に乗り、島内の各地を訪問したが、この車両も問題視されていた。イギリスの老舗タブロイド紙『デイリー・メール』の取材に対し、バリ島警察は、この車両の自動車税が2023年で期限切れになっていることを認めている。また、インドネシアでは車両の情報を事前に登録する必要があるため、ボニーが白い車体をネイビーに塗り直したことについても、“警察に届け出をしていない場合、違法状態になるリスクがある”と指摘されていた。
「世界三大通信社のひとつ『AFP通信』がボニーの弁護士から証言を得ており、それによると、彼女はまもなくバリ島から“国外追放”を受ける可能性が高いといいます。
バリ島の最大の都市デンパサールの地方裁判所の裁判官は、『被告らは共同で継続的に罪を犯した』と述べています。ただ、警察は性的コンテンツに関する確たる証拠を発見できなかったようです。結果的にボニーとその仲間には交通規則違反の罪で20万ルピア(約12ドル、日本円にして約1900円)が科されたと報じられています」(同前)
裁判が終わり、取材陣に囲まれたボニーは、不敵な笑みを浮かべながら「ホットドッグはどこで買えるの?」と言い放ったという。
オーストラリア、バリ島と“二度はいけない場所”が増えていき、ボニーが今後向かう先は──?
