ラモス氏が大切にしている『EXILE CUP』は13回開催されている
治療前には74キロあった体重も術後には、最大で54キロまで落ちた中、リハビリや食事制限をしながらも徐々に体力を回復。今年の10月には岡山県津山市へ向かい、自身の名がついている「ラモスカップ」に参加して、子どもたちのプレーを見守った。
「術後は、体調の様子を見ながら仕事に復帰していましたが、野外でのイベントでは、私が所属(LDH)している『EXILE CUP』決勝(9月14日)を目指していました。
しかし、当時はまだストーマ(人工肛門)を付けていたため、新幹線での長距離移動に不安がありました。妻がストーマの装着を手伝ってくれていたので、もし移動中にトラブルが起きたらどうするのか、そこまでして妻を一緒に連れて行くべきなのか、とても悩みました。
さらに、残暑が残る時期で体力も十分に戻っていないなか、熱中症のリスクも心配でした。もし酷暑でストーマが外れてしまったら一人で対応できるのか、という懸念もありました。検査もしながら経過も見ていたのですが、お医者さんと相談して『EXILE CUP』ではなく、1カ月後の『ラモスカップ』(10月5日)を目指し、行けるように頑張りました」
同カップが開催される津山市には「出雲大社」の分院があり、親しい地元の人たちがラモス氏に“お守り”を送ったり、手術前には子どもたちがお祈りもしてくれていたという。
「だから、感謝の気持ちを伝えるためにも絶対に行きたいなと思い、そこからさらにリハビリを頑張りパワーを付けていきました。家でも廊下をずっと歩いていまし、今夏はとても暑かったので、夜10時ぐらいから妻と一緒に屋外を歩いていました。
そして現地では子どもたちから『ラモスさん頑張ってください』と言われて、元気をもらいましたね。行くことができて本当に良かったです」
10月28日には人工肛門を取り外す手術を行い、10日間で退院。
「人工肛門を付けていた傷口も小さくなり、今は小さいかさぶた程度になりました。先生もびっくりすると思いますよ。今は完治ではなく、寛解に向かっている段階です。食事制限はありますが、普段の生活は以前と変わりはなくできています。毎日3~4キロ歩いているので、筋肉が再びついてきて、今は体重も59キロまで戻ってきています」
