新日の社長になった棚橋弘至(左)と、「闘う社長」だった藤波辰爾(右) (藤波:撮影/タイコウクニヨシ)

新日の社長になった棚橋弘至(左)と、「闘う社長」だった藤波辰爾(右) (藤波:撮影/タイコウクニヨシ)

藤波辰爾が語る「レスラーに必要な心構え」

――それにしても、藤波さんはなんでこんなにコンディションがいいんですか?(笑)

藤波 それは現役でいることの必要性、義務だもん。だから俺がさっきから言ってるのはそういうことよ。ただ単に現役でリングに立ってますっていうだけじゃなくて、やっぱり自分なりに体をキープして、ある程度動けるようじゃないと。そうでなかったら、早くリングから降りるべきだし。

――3年前、藤波さんが代々木第二体育館で棚橋さんとデビュー50周年記念試合をやった時(2022年12月1日)も、とくに太ももからふくらはぎが鍛えられててすごいなと思いましたよ。

藤波 この12月で俺は72歳だからね。だけど年齢についてはもうべつに意識してないし、リングに立っている以上はまず体をつくる。自分で毎日鏡を見ながら、やっぱりそのへんは意識してますよ。それがお客さんに対しての最低限の礼儀だしね。

――猪木さんも晩年まで、ちゃんとトレーニングしてましたよね。

藤波 そうだよね。猪木さんは引退後も走ったり、トレーニングは欠かさなかったし、現役の最後の頃もコンディションや体はしっかりとつくっていた。俺と60分フルタイムやった時(1988年8月8日、横浜文化体育館)、猪木さんは45歳、俺が35歳になる年だからね。45歳であの体とあの動きができるっていうのはすごいよ。やっぱり、レスラーにはそういう心構えが必要だね。

取材・文 堀江ガンツ

(第3回に続く)

新日の「闘う社長」だった藤波辰爾 撮影/タイコウクニヨシ

新日の「闘う社長」だった藤波辰爾 撮影/タイコウクニヨシ

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