東京博善の持つ都内最大級の火葬場・桐ヶ谷斎場(写真/AFLO)
だとすれば、人間だけが行なう「葬送」という「文化」が失われていいのか。皆で弔い両親や先祖などに畏敬の念をもって接する。その「習俗」は後世に残すべきではないか。
それはバブル崩壊前のような参列者の数や墓の規模を競うという表層的なものではない。家族や親族、地域を含む社会とのつながりを大切にして、切れた「縁」をつなぎ直すという意味での「人間社会の復活」である。
(了。第1回から読む)
取材・文/伊藤博敏(ジャーナリスト)
※週刊ポスト2026年1月30日号
