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不倫ドラマの歴史 かつて妻の不貞は「よろめき」と呼ばれた
不倫に溺れていく3人の母たちの姿を描くドラマ『恋する母たち』(TBS系)が初回視聴率10%を超え、放送後に「金妻(『金曜日の妻たちへ』TBS系、1983年)の再来みたい」「次回が待ちきれない」などと主婦たちの熱狂を呼んでいる。 原作は『東京ラブストーリー』などを描いた漫画家・紫門ふみ氏。脚本を『セカンドバージン』(NHK、2010年)の大石静氏が担当する“本格派不倫ドラマ”だけに、期待値が高いようだ。 第1話から、いきなり“道ならぬ恋”の情事の場面が。名門高校に通う息子を持つ木村佳乃(44・石渡杏役)が、夫が駆け落ちした不倫相手の夫・小泉孝太郎(42・斉木巧役)と吸い込まれるようにラブホテルへ。 第2話ではママ友の仲里依紗(31・蒲原まり役)が、人気落語家の今昔亭丸太郎(阿部サダヲ・50)と濃厚なキスを交わしてしまう。同じく2人のママ友である吉田羊(林優子役)は、部下の若い男性に「あなたの欠点は結婚してることです」と告白される。テレビ解説者の木村隆志氏はこう語る。「真面目で清純、不倫と縁遠く見える木村佳乃が、小泉孝太郎とラブホテルで体を重ねるとき、『怒りとか悲しみが性欲に変わる瞬間がある』というセリフに、女性の内に秘めた欲情を垣間見るようでドキッとさせられます。 キャリアウーマンを演じる吉田羊が、年下男に口説かれた後、“女の顔”になっていく様や、夫とのセックスレスに悩まされている仲里依紗がぐいぐい迫る人気落語家に次第にほだされていく様など、今後もそれぞれ趣の違う濃密なラブシーンが期待できそうです」あの“お嫁さんにしたい女優”が これまでにも名だたる女優たちが「背徳の妻」を演じてきた。 先駆けとなったのは後に大河女優(『竜馬がゆく』1968年、『天と地と』1969年)となる川口敦子(87)。1961年に三島由紀夫原作の『美徳のよろめき』(フジテレビ系)で、不倫相手と官能に目覚めていく上流階級の人妻・倉越節子を演じた。 まだ「不倫」という言葉がなかった時代。このドラマをきっかけに妻の不貞は「よろめき」と呼ばれるようになる。「川口さんは整った顔立ちで“清楚で品の良い奥様”そのものだった。そんな彼女が夫以外の男に身を委ねていくなんて……。当時としては“まさかの展開”でしたよ。自分はウブな学生で、毎回、あたふたしながら見てました」(70代男性) 夫の友人との不倫にショックを受け、自らも背徳の関係に陥る妻・槇田むつ子を演じたのは、『さよならの夏』(日本テレビ系、1976年)の岩下志麻(79)だ。夫の不倫相手の子供の家庭教師に恋心を抱かれ、ついに体を許してしまう岩下。そして友人同士の2つの家庭内で、泥沼の関係が展開していくのだ。 岩下といえば、映画『極道の妻たち』(1986年)で見せた凄味のある演技が印象的だが、『さよならの夏』では、夫の浮気に傷つき、いけないと思いながらも、肉体関係を続けてしまう若妻の瑞々しい色香を漂わせていた。 当時はまだ珍しかった不倫ドラマのなかでも、世間に最も大きな衝撃を与えた作品といえば『岸辺のアルバム』(TBS系、1977年)の八千草薫だろう。 洋裁の内職で家計を補い、2人の子供を育ててきた専業主婦の田島則子(八千草)は、一見平穏な日常を送っていた。だが、ある日突然、謎の男・北川徹(竹脇無我)から電話が入り、彼女の心は大きく揺らぐ。男は「あなたの美しさに惹かれた」といい、則子に浮気を“提案”する。「この電話を切ってもいつもと同じ日常があるだけじゃないか」 と言葉巧みに説得され、迷いながらも男に会った八千草。流れにまかせて渋谷のラブホテルに入っていくシーンに、「まさか」と思った男性ファンは少なくない。作家の関川夏央氏もそのひとりだ。「貞淑を絵に描いたような八千草薫さんが、ラブホテルで密会を重ねるという描写は衝撃的だった。さらに、当時のメディアが美や性的な対象として取り上げていたのは20代などの若い女性ばかり。そんな時代に、『岸辺のアルバム』では40代の熟した女性の美と魅力に焦点を当てた。当時の八千草さんの実年齢は46歳。このドラマ以降、40代以上の性愛や不倫を描くのも珍しくないような流れができたように思います」 八千草は後に、雑誌の対談でこう語っている。「いざ演じ始めたら、自分でも不思議なくらい則子の気持ちが理解できるようになっていきました。浮気であろうが、相手を好きになるということに変わりはないんですものね」(『週刊現代』2013年9月21・28日号) 八千草本人のこの言葉も、ファンにとっては衝撃だっただろう。 清純派女優としての活躍に、『クイズダービー』(TBS系)で“三択の女王”と称された知的なイメージが加わって、「お嫁さんにしたい女優No.1」と言われていた竹下景子(67)。『そっとさよなら』(日テレ系、1979年)では、周囲の反対を押し切って妻子ある男性との愛に突き進む小学校教諭・柚木律子を演じ、話題を呼んだ。「あの竹下さんが自ら妻子ある男に抱かれにいくシーンは衝撃的。“やめろ~!”と心の中で叫びましたよ」(60代男性)※週刊ポスト2020年11月20日号
2020.11.11 10:15

長澤まさみ、田中みな実、吉田羊…オーラ放つ美しき買い物姿
新型コロナウイルスの影響によって、感染対策のため外出する機会が減った芸能人たち。外食の機会も少なくなり、自宅で食事をすることが増えたと明かす人も多い。たまの外出で出かける先はスーパーやコンビニだった。彼らのコロナ禍でのお買い物姿とは? 都内のスーパーに出かける姿が目撃されたのが、長澤まさみ(33才)だ。コシヒカリなどの食材を買い込んだ様子で、大きく膨らんだレジ袋を抱えていた。この秋も映画やさまざまな企業のCMで活躍するヒロインらしく、ロングコートを着こなし降ろした髪というナチュラルな姿でもオーラは隠せなかった。 コロナ禍で、初めての1人芝居に挑戦する舞台は中止となったが、主演映画『コンフィデンスマンJP』第2作は延期後、7月に公開。出演映画『MOTHER』も同月に封切りされた。これからは、スクリーンや舞台で活躍する姿がますます見られそうだ。 カジュアルな装いでのお出かけ姿が目撃されたのは、田中みな実(33才)だ。6月中旬、スーパーで食材を買い、それらを入れた紙袋を持つ田中は、ワンピースと厚底のサンダル姿で、紙袋からは青々とした新鮮なネギが飛び出していた。 日々のボディケアは怠らず、自炊生活が基本。買い物以外は、自宅と仕事場を往復するだけの生活を送っているという田中。この日は、NHKのドキュメンタリー番組の密着を受けていたようで、そのプロフェッショナルぶりで最近では女優としても大きく飛躍している。 コンビニでスイーツを買う姿が目撃されたのは、吉田羊だ。梅雨空の下で、上半身は海外ブランドの白Tシャツ1枚という堂々としたコーデだったが、スニーカーでコンビニ袋を提げる若々しい姿だった。 ドラマ『恋する母たち』(TBS系)では高校生の息子を持つ役を演じているが、この日は「年齢非公表」の文字通り、ミステリアスな魅力を放ち街を闊歩していた。 子供を抱えて出かける「母」の姿が見られたのは、元AKB48の前田敦子(29才)だ。8月の太陽が燦燦と照り付けるなか、しっかりと子供を抱きつつ大きなバッグも肩にかけていた。コンビニでは、ベビー用品を買う姿もあった。そんな前田の髪を見ると、超ショートカットに。小顔の前田にはよく似合っている。 白のワイドなパンツや四分丈ほどの黒Tシャツなどを着こなす細身の体だが、幼いわが子をしっかり抱っこする姿からは、元「センター」のたくましさが光った。 6月中旬の曇り空の中、フルジップのパーカー姿、濡れ髪でスーパーに出かけたのは高島礼子だった。スポーティな格好にツヤのある肌の56才は、年齢を感じさせない姿で住宅街でひときわ目立った。ビニール袋いっぱいに買ったものを指先で軽々と持ち、歩き去っていった 一方で、プライベートでも“らしい”雰囲気をまとっているのがお笑い芸人。とくに、芸風から風貌まで独特な売れっ子芸人は目立つ。 猛暑が続いた夏の日、日焼けサロン通いを続けて完成させた肌、黒中心のコーデで闇夜に溶け込むような姿だったのは、コンビニでから出てきたロバートの秋山竜次(42才)。大型のリュックサックに動きやすい生地のハーフパンツ、紙袋を提げていた。“体ものまね”など、簡単にまねできない秋山の芸だが、そんな個性はひと気のない夜の住宅街でも隠しきれていなかった。 個性的すぎるほどの個性を売りにしているのは、「汚料理」などが話題になった安田大サーカスのクロちゃん(43才)もそうだ。5月中旬、赤いバンダナらしきものを巻いた上にキャップを被り八分丈パンツと靴の隙間からは星柄の靴下を堂々と見せてスーパーで買い物。パンパンになった2つのレジ袋を持って坂を登っていった。 普段はテレビ画面などを華やかに盛り上げる女優や芸人たち。コロナ禍でプライベートではおうち時間を大切にしている様子がうかがえた。
2020.11.04 14:44

『恋母』ドラマ化の柴門ふみの決意「改めて一生漫画家」
木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が演じる3人の母の恋を描くTBS系ドラマ『恋する母たち』(毎週金曜22時~以下『恋母』)。その原作者である柴門ふみさんと、ドラマの脚本を担当した大石静さんが対談する。大人の恋愛を描き続けてきた2人が、女性の生き方について赤裸々に語り合う。 相次ぐ有名人の不倫騒動。発覚すれば、厳しい批判にさらされる。不倫は家庭内の問題なのではないか──。柴門:欲求を表に出せば非難され、いろんな意味で、いまの女性は疲弊していますよね。仕事も子育ても主婦業も両立しないと一人前と認められません。大石:昔は嫁に行ったら、家のことだけしてたらよかったけど、1990年代くらいから? “働くママこそかっこいい”という風潮になってきた。柴門:働きながら家事に育児なんて、できるわけがないですよ。私もできません。大石:そうそう。私は30代の頃、子育てに奔走する友人を尻目に、仕事に恋と好き勝手なことをやっていて、この落とし前がどこかで来るなぁと思ってました。あぁ、でもいま思えば、40代も50代も若かった。年を重ねて思うのは、諦めなきゃいけないことの多さ。昔はちょっと徹夜して仕事をするとか、たくさん遊んでも〆切りは守るとか、そういうことができていたけど、いまはとてもできません。柴門:本当! 油っこいものは食べられなくなっちゃって。だからって、あの頃に戻りたいとは思わないですね。大石:そう、若さへの郷愁はさほどありません(笑い)。私たちだってピカピカの時代があったんですから、仕方がないと思います。柴門:そうそう。それにもし30代に戻れたとしても、どうせまた60にならなきゃいけないから。それって大変ですよ(笑い)。大石:そのセリフ、素敵! いつかドラマのセリフにしよう(笑い)。柴門:年を重ねてよかったこともあります。精神的に強くなって、嫌なことがあってもスルーする術とか、事前に避けることができるようになりました。それに、なんだか死を恐れなくなったというか、人が亡くなっても若い頃ほど落ち込まなくなったんです。大石:同感。誰かが亡くなっても、私も近いうちにそっちに行くからって思うと、あまり悲しくありません。でも決して生きることを諦めているわけでもない。この年でこんなに働いている脚本家ってほとんどいないんだけど、私は死ぬまで書き続けたい。バリバリ現役で死ぬっていうのが私の最後の夢ですね。柴門:実は私は50代の頃、もう描かなくてもいいかなと思って、漫画から距離を置いていたことがあったんです。俳句をやってみたり、仏像とか美術に目を向けてみたり。でも、自分の中にある“表現したい”という強いマグマのようなものはやっぱり俳句や仏像じゃダメでした。そんな時期を経て60才になる直前に、最後の作品だと思って描き始めたのが『恋母』だったんです。私はやっぱり描いていないといられないんだと実感した連載で。週刊誌のスケジュールは還暦の身にはそれはそれはキツかったけど、『恋母』を描いて改めて、一生漫画家としてやっていこうと。そんな作品だからこそ、ドラマ化は感慨深い思いでいっぱいです。大石:魅力的なキャラクターがたくさんいるから、どの母に共感して、どの男に恋するかは人それぞれだけど、翌週の放送が見たくてたまらない!と待ち遠しくなるように力を入れて作っています。だからぜひドラマをご覧になってほしいです。柴門:私もいち視聴者として待ち遠しいです。ドラマのラストシーンもすごく気になる。原作もまだ完結していないので、ドラマも漫画もどちらの『恋母』も楽しみにしてください。【プロフィール】柴門ふみ(さいもん・ふみ)/1957年生まれ。漫画家。1979年『クモ男フンばる!』でデビュー。代表作に『同・級・生』『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』(いずれも小学館)などがあり、ドラマ化された作品も多数。『老いては夫を従え』(小学館)などエッセイにも多くのファンがいる。大石静(おおいし・しずか)/1951年生まれ。脚本家。1986年に『水曜日の恋人たち 見合いの傾向と対策』で脚本家デビュー。以降、『ふたりっ子』『セカンドバージン』(いずれもNHK)、『家売るオンナ』(日本テレビ系)、『大恋愛〜僕を忘れる君と』(TBS系)など数多くの脚本を執筆し名ドラマを送り出す。撮影/平林直己※女性セブン2020年11月5・12日号
2020.10.27 11:51

『恋する母たち』対談 脚本大石静が明かす奇妙な夫婦関係
柴門ふみさんの『女性セブン』の連載マンガ『恋する母たち』が、恋愛ドラマの名手・大石静さんの脚本によりドラマ化(TBS系、毎週金曜22時~)。石渡杏(木村佳乃)、林優子(吉田羊)、蒲原まり(仲里依紗)という3人の母を中心に、「夫との関係」「子育てと子離れ」などを描くこの作品について、柴門さんと大石さんが対談した。まずは、原作を読んだ大石さんは、どの男性がいちばん気になったのかを聞いた。大石:それはもう、落語家の丸太郎(ドラマ版では阿部サダヲが演じる)。色っぽいです(笑い)。でも漫画を読む限りは、丸太郎の本心がわからない。まりと一発ヤリたいだけなのか、それ以上の気持ちがあるのかが原作からはなかなか読み取れなくて。ドラマでも、1回セックスしたいだけの男という設定からスタートします。柴門:もともと原作でも当初は、丸太郎はプレーボーイの落語家で、“一発ヤリ太郎”だったんです(笑い)。でも、まりが丸太郎とのセックスを拒否する。それを丸太郎が受け入れたあたりから私の中でもいい男になり始めて……。そのくらい、まりに魅力があったということだと思っています。大石:丸太郎は“みんな僕が引き受けるよ”ってまりに言いますが、あぁ、一度は男にそんなふうに言われてみたい(笑い)。阿部サダヲさんが演じる丸太郎がまた色っぽいんです。柴門:早く見たい! ドラマの宣伝番組を見ていて、赤坂(磯村勇斗)もすごくかっこいいと思いました。磯村くんがハマり役ですね。あんなエロい顔ができるんだって。大石:生意気な感じがよく出てます。柴門:でも丸太郎みたいな男って、現実にいないですよ。赤坂みたいな男もいない。いるとすれば、杏と子供を置いて駆け落ちする慎吾(渋川清彦)や、まりにバレバレの不倫旅行をする繁樹(玉置玲央)みたいな男。大石:そうそう、慎吾みたいな甘えた男っていっぱいいますよね(笑い)。繁樹は書いていて、いちばんリアリティーのある男だと思いました。エリート弁護士で収入もよくて傲慢で、外では平気な顔をして部下と遊んでるっていう。柴門:いますね、妻に全部丸投げで威張ってる繁樹みたいな男(笑い)。「どんな立場でも恋への欲求は人間の中にある」(大石)大石:境遇も性格も違う3人のアラフォーの母たちが恋をするように、誰かを好きになりたいという想いは、どんな立場にあろうとも人間の中にふつふつとあると思うんです。母でも妻でも独身でも年をとっても、恋愛への欲求がない人はいないはず。柴門:私たち、男性の好みは合わないと思うけど(笑い)、その点は共通してますよね。やっぱり女性には“エロスの塊”があって、子育て中は忘れてるけど何かのきっかけで“恋のスイッチ”が入ると思い出す。まりだって、丸太郎のキスでエロスがよみがえってしまった。実際に体の関係を持つだけが恋じゃないんです。大石:そう思う。柴門さんご自身も、最近はエロスを忘れているかもしれないと感じます? そのときはどうやって思い出すのかしら?柴門:私はハリウッド伝説のプレーボーイ、ウォーレン・ベイティや、斎藤工くんを見て、ときめきを感じてます(笑い)。私にとっての恋です。大石:あー残念。もうちょっとリアルな男性の話を聞きたかったわ(笑い)。柴門:私は素敵な男性を眺めるだけで恋のスイッチが入るタイプです(笑い)。不倫なんて私には関係ないと思っている主婦だって、韓流スターやスケートの羽生結弦選手を見てときめいているはず。その気持ちの根底にあるものはエロスですよ。大石:私は、相手の肌に触れられないとつまんないです(笑い)。いまはさておき、イケメンの画像を眺めているだけだと、すぐに飽きちゃう。柴門:それっていつ頃のお話?大石:もう結婚して長いですけど、夫も外で恋愛してたし、私も夫以外の人と恋愛して当然だって感じの時期はありました。お互いに相手がいることも知っていました。柴門:ええ! それはなぜわかったんですか?大石:はっきり言葉にしなくても、お互いに相手がいることは感じます。私が「今日は打ち合わせで遅くなる」と言うと、夫から「明日ちゃんと帰ってくればいいから」と言われて。よくわかってるじゃない、みたいなこともありました。そうなってくると不思議なもので、夫が女性と旅行に出かけても、何日後かに家に戻ってくればいいや、って思うようになり、今日まで仲よくやってきました。柴門:嫉妬はしなかったんですか?大石:しなかったですね。そういう意味では、私たち夫婦の結婚は、エロスと関係なかったのかもしれない。柴門:優子とシゲオ夫婦のような関係なんでしょうか。大石:そうかもしれません。でもね、シゲオは嫉妬するけど、夫は嫉妬しなかった。若い頃の夫はそこそこモテてましたし、私も、誰からも相手にされない夫よりはいいかな、と思ってました。【プロフィール】柴門ふみ(さいもん・ふみ)/1957年生まれ。漫画家。1979年『クモ男フンばる!』でデビュー。代表作に『同・級・生』『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』(いずれも小学館)などがあり、ドラマ化された作品も多数。『老いては夫を従え』(小学館)などエッセイにも多くのファンがいる。大石静(おおいし・しずか)/1951年生まれ。脚本家。1986年に『水曜日の恋人たち 見合いの傾向と対策』で脚本家デビュー。以降、『ふたりっ子』『セカンドバージン』(いずれもNHK)、『家売るオンナ』(日本テレビ系)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)など数多くの脚本を執筆し名ドラマを送り出す。撮影/平林直己※女性セブン2020年11月5・12日号
2020.10.22 22:30

木村佳乃 「“怒りが性欲に変わる瞬間“考えさせられた」
金曜ドラマ『恋する母たち』(TBS系、毎週金曜22時~)の制作発表会見が10月17日に行われた。作中で名門高校に通う息子を持つ3人の母を演じる木村佳乃(44才)、吉田羊(年齢非公開)、仲里依紗(31才)らが登壇。「もともと原作のファンだった」という木村は「ドラマ化のお話をいただいてうれしかったです。(夫に駆け落ちされシングルマザーとして子供を育てる)杏のような役どころは初めてで新鮮でした」と笑顔を見せつつ、「“怒りとか悲しみが性欲に変わる瞬間があるんだよ”というセリフに考えさせられました」と発言。ドキリとするシーンを予告するかのようだった。 また、専業主夫を持つキャリアウーマン「優子」を演じる吉田は「優子さんは、自分の母性に確信が持てない人。実生活で子供も結婚もない私にとっては共感できるところかな」と本音をポロリ。さらに吉田は「ロケで行った与論島では水着を持っていって泳ぎました」と思いがけない撮影秘話も披露。 プライベートでは7才の息子がいる仲は「高校生の息子がいて、しかも3人の子供がいるというのは初挑戦。お母さんってすごいなぁと感じました」と演じる「まり」の強い母性をアピールした。10月18日に31才の誕生日を迎えた仲にはサプライズのバースデーケーキも登場。「うわぁかわいい!」と大喜びしていた。 夫や子供に悩みを抱え、妻であり母でありながら恋に落ちてしまう3人にハラハラドキドキさせられる。『恋母』は、『女性セブン』で連載中の柴門ふみ氏による漫画を原作としている。撮影/平野哲郎
2020.10.23 17:30

木村佳乃×吉田羊×仲里依紗「母の恋は、あるかもしれない」
夫がいて、子供がいて、それなのに突然の「恋」に落ちてしまう──妻のよろめきを描いた名ドラマ『金曜日の妻たちへ』(1983年、TBS系)から17年、金曜の夜に「母のよろめき」が帰ってくる。10月23日(金)夜10時からスタートする金曜ドラマ『恋する母たち』(TBS系)で母たちを演じる木村佳乃、吉田羊、仲里依紗の3人に話を聞いた。『恋する母たち』は、『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』などで一世を風靡した柴門ふみが10年かけて構想し、描いた同名作品が原作。2017年に『女性セブン』で連載スタートした原作は、名門高校に息子を通わせる3人の母たちが出会い、それぞれに訪れる恋とともに人生が交差する様が大反響を呼んだ。異なる境遇にありながらも、夫への不満や子供への不安を抱えた母たちを演じる3人は、母の恋、すなわち“婚外の恋”にどう向き合ったのか。主演・木村佳乃は“サレ妻”のシングルマザーに 原作のファンだったという木村は自分が演じるのが「杏」だと聞いて驚いたという。「夫に不倫相手と駆け落ちされて、シングルマザーとして息子を育てるのが杏さん。そんな役は初めてでびっくりしました。セレブ妻(まり・仲里依紗)もキャリアウーマン(優子・吉田羊)もやったことがあったので、どちらかかなぁと思っていたんですが……まさかこんなアバンギャルドな役を演じるとは思っていなかったですね」(木村) 大手企業に務める優子は、売れない小説家の専業主夫に家事と育児を任せ仕事一筋。それがゆえに家庭に居場所はない。そんな優子に自分を重ね合わせたのは演じる吉田。ドラマ制作発表会見(10月17日)では「実生活で子供も結婚もない私には共感できる」と明かしていたが、心に刺さったのはそれだけではないようだ。「女性が抱く夢と、生きていかねばならない現実が絶妙で、そのなかで女性の本能的な部分が浮かび上がってくる。自分が潜在的に思っていたような気持ちがセリフになっていて、奥底にあった感情が呼び覚まされるような気持ちです」(吉田) 実生活では一児の母の仲は、ドラマの中で高校生の息子と2人の娘の3兄妹の母を演じる。「夫はエリート弁護士で高級マンションに住んでいて、プロデューサーさんからは“ドリームファミリーなんだよ!”と言われました(笑)。でも、夫(繁樹・玉置玲央)は部下と不倫していて……」(仲) 複雑な心境を秘めながら明るく子育てに奮闘するまりについて、木村からはすかざす「里依紗ちゃんは年齢不詳! すっごく若いのにちゃんと地に足が着いている」と太鼓判が押された。“母の恋”を体現することへの抵抗は・・・ 原作の連載がスタートした2017年以降、芸能界を中心に不倫報道が続き、ワイドショーなどマスコミでは大きく報じられた。バッシングの声や、断罪するSNSのうねりもある中で“3人の母”たちをどう演じたのか。木村「若い頃は抵抗があったんです。でも年を重ねて、人が人を好きになるのは仕方がないことなんだろうなって。長い人生、いろんなことがあって、そういう可能性もあるのかもしれないと思うようになりました。そう思うと、表現者として演じることにいまはまったく抵抗はないですね」吉田「『恋する母たち』は、ただの不倫ドラマではありません。真剣に恋をして自分の幸せを模索するたくましい女性の物語です。ドロドロとした不倫劇ではない新しさがあり、いろいろなことと戦う母たちの姿に励まされるんです」仲「見た目が派手でキャピキャピしているまりは“いちばん不倫しそう”で実はいちばん身持ちが堅い。そんなところに落語家の丸太郎さん(阿部サダヲ)は惹かれたのかな?と思って演じています」 10月23日(金)に放送される第1話では、3人の母たちが初めて対面し、恋の予感を感じさせる男たちとの再会、出会いがある怒濤の展開。1秒たりとも見逃せない恋の行方、そして母たちの惑いにきっとどこか共感するはず。◆撮影/平野哲郎TBS『恋する母たち』ドラマ公式
2020.10.23 10:05

ドラマ『恋する母たち』 原作・柴門ふみが許可した改変点は
柴門ふみさんが「母のよろめき」を通し、「夫との関係」「子育てと子離れ」など“家族の在り方”を描いた本誌・女性セブンの連載マンガ『恋する母たち』がドラマ化された(TBS系、10月23日スタート・毎週金曜22時~)。脚本を担当したのは『セカンドバージン』(NHK)『大恋愛』(TBS系)など数々の大ヒット恋愛ドラマを世に送り出した大石静さん。漫画界とドラマ界の第一線を走り続ける2人が、タッグを組んだドラマ化の裏側から女の生き方まで語り尽くした!柴門ふみ(以下、柴門):大石さんと出会ったのは、ドラマ『柴門ふみの恋愛論』(1991年、TBS系)の脚本を書いてくださったときでしたね。その次が、1993年の『家族の食卓』(フジテレビ系)。雑誌の対談でお目にかかることはあってもゆっくりお話するのは久しぶり! 今回大石さんが脚本を書いてくださる『恋する母たち』は、原作の連載が始まった頃から、ドラマ化するならぜひ大石さんにお願いしたいと思っていました。大石静(以下、大石):ホントですか! 脚本を打診されたのは2年ほど前だったかしら。当時出版されていた1、2巻を一気に読ませていただいて、やっぱり柴門さんはマスをつかむセンスがあると思いました。私が不倫を描くと特殊な方向に行っちゃうけれど、多くの人々が共感する作品になってると。原作からドラマの脚本を作るのって、原作が好きでないとできないので、実は私、あまりお引き受けしないんです。でも今回は面白いからぜひやらせていただきたいと思いました。柴門:大石さんのドラマに出てくる男性は、かっこよくて惚れてしまう(笑い)。『ガラスの家』(2013年、NHK)を見て、出演されていた斎藤工さんの大ファンになりました。2018年の『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)も大好きです。戸田恵梨香さんの相手役だったムロツヨシさんが素敵で、ドハマりしましたよ。脚本を引き受けてくださって、ありがとうございます。大石:こちらこそ光栄です。そういえば、正式に『恋する母たち』(以下、『恋母』)をお引き受けするとお返事したのは、『大恋愛』の最終ロケの日でした。猛烈に寒い日で、千葉の浜辺で俳優さんがセリフを言えないくらい凍えていて。今回の『恋母』はいまをときめく3人の女優さんが、それぞれとてもいい演技をしてくださっています。「小泉孝太郎さんをセクシーに変身させるのが今回の命題です」(大石)柴門:木村佳乃さん(石渡杏役)、吉田羊さん(林優子役)、仲里依紗さん(蒲原まり役)──いまの芸能界を誇る最高のキャストだと思っています。意外だったのは優子の夫・林シゲオを「おぎやはぎ」の矢作兼さんが演じられること。キャストの皆さんは大石さんがお決めになられるのでしょうか。大石:いえ、キャストは100%プロデューサーが決めます(笑い)。正直に言うと、どんなドラマでも脚本家にとってこれで満足というキャスティングはありません。でも撮影が始まって映像ができてくると、このドラマのキャストはこの人たちしかないという気持ちになってくる。柴門:今回、まり役だけは、なかなか決まらなかったとうかがいました。キャストが決まっていなくても脚本に影響はないですか。大石:原作があっての作品ですから、キャストを意識して脚本を書くというより、既存のキャラクターをより面白くすることしか考えていません。原作ありの脚本を書くのは、『家族狩り』(2014年、TBS系)から6年半ぶりになりますが、原作者がドラマ化されてよかったと思える作品を作ろうと心がけています。 作家の哲学を確実に拾い上げて、キャラクターを生かすようにしますね。ただ今回、斉木巧を演じる小泉孝太郎さんを、原作とは違ってセクシーに描いている。気難しいけれど魅力的な男。これまでの小泉さんのイメージを覆すような役どころです。そこだけは事前に柴門さんに許可をいただきましたね。柴門:ええ。真面目な好青年役が多い小泉さんがワイルドな役を演じる、と。放送がいまから楽しみです。【プロフィール】柴門ふみ(さいもん・ふみ)/1957年生まれ。漫画家。1979年『クモ男フンばる!』でデビュー。代表作に『同・級・生』『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』(いずれも小学館)などがあり、ドラマ化された作品も多数。『老いては夫を従え』(小学館)などエッセイにも多くのファンがいる。大石静(おおいし・しずか)/1951年生まれ。脚本家。1986年に『水曜日の恋人たち 見合いの傾向と対策』で脚本家デビュー。以降、『ふたりっ子』『セカンドバージン』(いずれもNHK)、『家売るオンナ』(日本テレビ系)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)など数多くの脚本を執筆し名ドラマを送り出す。撮影/平林直己※女性セブン2020年11月5・12日号
2020.10.23 08:59

南野陽子、江口のりこ、西田尚美 『半沢直樹』女優陣の魅力
高視聴率が続いているTBS系ドラマ『半沢直樹』。それを支えるのは、強く美しい女性たちが多数登場することも一因だという。今作に登場する女優たちの魅力を、放送作家の山田美保子さんが分析する。 * * *南野陽子サンの見事な「イヤ~なカンジ」感にしびれた「スカッとする発言、半沢(直樹)の口調、かなり厳しかったじゃないですか。半沢がトラブルとか、人に真正面から向き合っていく姿勢、日曜の夜に見ると、月曜日も仕事、頑張ろうと思いません?」 とは、『はやドキ!』(TBS系)MCの皆川玲奈アナウンサー(29才)。山形純菜アナウンサー(26才)も食い気味に「過激になってますね。勇気をもらえるんですよね」と同調していました。TBSの女子アナさん、そんなにツライ日々なんでしょうか(苦笑)。確かにメイン番組を他局出身の女子アナさんに仕切られてしまって久しいですものね。その“代表”ともいうべき、『あさチャン!』(同)の夏目三久サン(36才)は、『日曜劇場 半沢直樹』(同)7年ぶりの続編にも『東京中央銀行』のイメージキャラクター役で出演されています。 女性では、半沢の妻役の上戸彩サン(34才)も引き続き出演中。男社会の意地のぶつかり合いと嫉妬合戦(←なぜ、「嫉妬」って女偏なんでしょうね。男のそれの方がひどいのに)が渦巻く同作の中で“一服の清涼剤”として人気を博していらっしゃいます。「平成のドラマ」でも視聴率No.1を記録した『半沢直樹』は、「令和のドラマ」でもダントツの高視聴率を記録し続けています。初回から第5話までは22.0%、22.1%、23.2%、22.9%、25.5%(ビデオリサーチ・関東地区の世帯視聴率)。第6話は裏に『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)放送後、特に強さを発揮する『行列のできる法律相談所』(同)があっても、24.3%と、文句ナシの数字でした。 私も初回から楽しみに拝見していますが、まず思ったのは「うわッ、今田美桜チャン(23才)、また出てる」ということでした。 実は美桜チャン、今年1月にオンエアされた『半沢直樹 スピンオフ企画 狙われた半沢直樹のパスワード』にヒロインとして登場していたのです。同クールでは『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(テレビ朝日系)にも出ていたし、8月スタートの『親バカ青春白書』(日本テレビ系)にも。コロナ禍で連続ドラマの撮影スケジュールがメチャメチャになる中、どの作品にも涼しいお顔でご出演。 また、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系)を思わせる「ジャンボ宝くじ」のCMに妻夫木聡サン(39才)や矢本悠馬クン(29才)と出たり、「ユニクロ」ではオシャレさんとしてトレンドのシフォンプリーツロングスカートなどを見事に着こなしていらっしゃる、CMクイーンでもあるのですから、恐るべしです。 でも、若かりし頃、今田美桜チャン以上に引っ張りだこだった正統派アイドル、「ナンノちゃん」こと南野陽子サン(53才)が『半沢直樹』で『電脳雑伎集団』の副社長役として見事な存在感だったことにはしびれました~。大きな商家出身で、幼い頃から使用人に囲まれて育ったという彼女の設定は、兵庫県出身で、芸能界では“お嬢さま”の部類に入るナンノちゃんと見事に合致。台本は標準語だったそうですが、監督さんやスタッフさんと相談した結果、関西弁で、あのイヤ~なカンジを醸し出したといいます。もちろん、ナンノちゃんが演じれば、「おばちゃん」ではなく「神戸マダム」ですよね。ナンノちゃんも「おばさま」を意識したといいます。江口のりこサン、西田尚美サンの「鉄の女」ぶりに注目 濃くて“顔芸”とも言うべき大きな演技をなさる俳優さんが大勢出ているせいで、「あぁ、男社会ってタイヘンなのね」と少々引いて見ていた女性視聴者が、南野陽子サンの登場で、グッと画面に引き寄せられたのは事実。 さらに、江口のりこサン(40才)の女性大臣、西田尚美サン(50才)の銀行ウーマンが出てくる後半戦には、多くの女性視聴者が沸いているのではないでしょうか。 江口のりこサンを大臣役って、ものすごいキャスティングだなと思いました。見た目どおり、個性的な役が多かった女優さんでしたし、『ぴったんこカン★カン』(TBS系)で仲よしの吉田羊サンと出てきては、本気で(!)安住紳一郎アナ(47才)にアプローチするような、女性的な面も拝見していたのでね。 でも、スリムな体形に白の“議員スーツ”が本当によくお似合い!! その格好でスタジオの廊下を歩いていたら「役者の友達」(吉田羊サンでしょうか)から「田中眞紀子さん(のイメージ)?」と言われたと番宣VTRで明かした江口サン。 その模様を見ていた『グッとラック!』(同)の立川志らくサン(57才)は、「襟を立てると蓮舫さん(52才)、立てないと田中眞紀子さん(76才)」と自論を展開。街頭インタビューでは、「(元・イギリス首相のマーガレット・)サッチャーさん(享年87)」や、「(元アメリカ合衆国国務長官の)ヒラリー(・クリントン)さん(72才)」という声もありました。江口サンご本人は、特に誰かをイメージしているというワケでもないそうで、横にいた堺雅人サン(46才)もオリジナリティーを強調されていました。 でも、これだけ濃いキャラの国内外の女性政治家を思い浮かべる視聴者の皆さんが多いということは、江口“国土交通大臣”、大成功ですよね。ちなみに江口サンは、9月スタートのTBSドラマ『キワドい2人 -K2- 池袋署刑事課 神崎・黒木』にも出演。『半沢直樹』後は、さらなるオファーが増えそうな予感です。 そして西田尚美サンです。私の世代だと「モデルさん」のイメージが強いのですが、女優さんに転身して今年で27年。気がつけば、著名な監督や演出家からオファーを受け続けるバイプレーヤーです。チャーミングなルックスゆえ、実年齢よりも若く見えるかたではありますが、プライベートで妻でもあり母でもあるからでしょうか。生活感のある庶民的な役どころがこれまで多かったように思います。 もっとも印象的なのは、唐沢寿明サン(57才)版『白い巨塔』(フジテレビ系)の看護師さん役。ああいう芯の強い筋の通った役がお似合いです。 で、今回、『半沢直樹』では、「鉄の女」の異名をもつタフ・ネゴシエーターの銀行ウーマン。あ、こちらも「サッチャーさん」に近い、強い女というワケですね。 当初、『半沢直樹』の“お楽しみ”は、香川照之サン(54才)、市川猿之助サン(44才)、賀来賢人サン(31才)、そして「特別出演」の北大路欣也サン(77才)という、奇しくも揃って「暁星学園」出身の俳優さんたちを見ることでした。 ほかにも、関西ジャニーズJr.出身の粟島瑞丸クン(38才)や、愛する(!)池田成志サマ(57才)らにもドキドキする予定だったのですが、それ以上に濃ゆい女優陣に目を奪われたまま後半突入。 女性たちの「倍返し」に注目です。※女性セブン2020年9月10日号
2020.08.30 07:39

【動画】吉田羊の私服姿がオシャレ!白Tシャツの写真4枚
6月上旬の梅雨空のなか、コンビニから早足に出てきた吉田羊さんの姿をキャッチしました。白いTシャツは、海外ブランドものでシンプルなデザインで体にフィット。自粛生活を経ても抜群のスタイルは健在でした。テレビ局のドラマ制作関係者によると「吉田さんがブレイクしたのは2014年放送のドラマ『HERO』。このときから美脚が話題になっていましたが舞台関係者の間ではずっと前からスタイルの良さは評判でした」とのことです。
2020.07.10 13:44

トレンド白Tシャツ姿の吉田羊がコンビニで買った意外なもの
6月上旬の梅雨空の下の都内、黒のキャップにグレーのマスクで傍目には誰かわからない姿で、コンビニから早足に出てきたのは、女優・吉田羊(年齢非公表)だ。 海外ブランドものの白いTシャツは、シンプルなデザインだが、体にフィットしていて、スポーティーでおしゃれ。抜群のスタイルは新型コロナウイルスによる自粛生活を経ても、健在である。 あるテレビ局のドラマ制作関係者が言う。「吉田さんが一般的な知名度を集め始めたのは2012年のNHK連続テレビドラマ小説『純と愛』にレギュラー出演したあたりでしょうか。ブレイクしたのは、2014年放送のドラマ『HERO』でしょう。このときから美脚などと話題になっていましたが、舞台関係者の間では、ずっと前からスタイルの良さは評判でした。何より彼女は10年以上、スタイルが全く変わっていません。日々の努力の賜物です」 そんな抜かりのない吉田の美容健康法の1つは、自宅での和装だという。「和服は帯を巻くので、体形の微妙な変化にも気づきやすいそうなんです。だから、自宅で過ごすときに和服を着ているようです」(芸能関係者) 吉田で気になるのは、年齢を非公表としている点だ。以前、バラエティー番組『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(日本テレビ系)に出演した際に「キャスティングしてくださる方の見た目で(私を)使っていただきたいからです」と、年齢を非公表にし続ける理由を明かしていた。だからこそ、見た目の美しさのキープには、とことんストイックなのだろう。 それほど評判の高い吉田だが、冒頭のシーンに戻ると、コンビニ袋の中身は、カロリー高めなチョコレート菓子などのスイーツが入っていた。「吉田さんはお酒も大好きですし、飲食で極度に我慢されているわけではないということですよね。そういう自然体で、男女問わずに交友関係も広く、おおらかなところは素敵な女性として支持を集める理由の1つだと思います」(前出・芸能関係者) 最近は、特定の男性との交際報道がない吉田だが、俳優ら同業者にもファンが多く、放っておかれる存在ではない。5月28日から配信がスタートした、リモートで制作された連続ショートドラマ『吉田羊×大泉洋「2020年五月の恋」』(YouTube WOWOW公式チャンネル)の評判も上々だが、そのプライベートライフも、まだまだ気になるところだ。
2020.06.22 16:43

朝ドラ女優がCMに引っ張りだこの理由、企業の思惑と時代背景
メディアの調査・分析を行うニホンモニターの『2019タレントCM起用社数ランキング』(2019年1月~11月)によれば、男性の年間首位は嵐の相葉雅紀と櫻井翔、お笑い芸人のサンドウィッチマン、俳優の西島秀俊が10社。女性は、16社という驚異的な数字を誇る渡辺直美が年間首位に輝いている。女性の2位以下のラインナップを見ると面白いことに気が付く。 有村架純、齋藤飛鳥(乃木坂46)、白石麻衣(乃木坂46)、広瀬すずが12社。土屋太鳳が11社。綾瀬はるか、川栄李奈、清野菜名、中村アン、吉田羊が10社。芦田愛菜、新垣結衣、浜辺美波、松岡茉優、吉岡里帆らが9社。木村文乃、高畑充希らが8社という具合に、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)にヒロインを含め重要な役柄で出演経験のある女優が少なくないのだ。 実際、朝ドラの影響は大きく、2018年前期の朝ドラ『半分、青い。』で主演を務めた永野芽郁は、同年下半期以降、野村證券、カネボウ「Free Plus」、味の素「クノール カップスープ」という具合に立て続けにCM出演本数を伸ばし、昨年末からは長らく石原さとみがCMキャラクターを務めていた英会話イーオンのCMキャラクターにも就任し、6社となっているほど。同様に、2017年後期の朝ドラ『わろてんか』で主演を務めた葵わかなも、2018年以降、JA全農あきた「あきたこまち」、日本中央競馬会(JRA)、AOKIと短期間でCM本数が増加し、現在は6本。朝ドラ以降、まさに“飛ぶ鳥を落とす勢い”と言える。 なぜ朝ドラ女優は、CMと親和性が高いのか。「NHKに対する世の中の信頼度があります」と説明するのは、企業や商品のブランディングを手掛けるコピーライターのこやま淳子氏。クライアントからの信頼度が、出演していない女優と比べまったく違うと続ける。「朝ドラ効果と相乗して女優も活躍する、売れるという成功パターンが見えているので、クライアントとしては起用しやすい。また、仮に知らなかったとしても、『朝ドラに出ているんですよ』と言えることで、『だったら大丈夫か』と思わせる力があります」 朝ドラ女優という看板が、水戸黄門の印籠よろしく、クライアントには絶対の効果を発揮するというわけだ。しかも、「その効果は、主演に限ったことではない」と唱えるのは、ドラマウォッチャーでもあるコラムニストの吉田潮氏。「有村架純は、『あまちゃん』(2013年)で小泉今日子演じる主人公の母親の若かりし頃を演じて人気に火が付いた。また、高畑充希は『ごちそうさん』(2013年)出演時点で、その演技力と歌唱力が大きな話題を集めていました。二人ともその後、『ひよっこ』(2017年)、『とと姉ちゃん』(2016年)で主演を務めますが、人気を確かなものにしたのはサブとして出演していたとき」 土屋太鳳も、『おひさま』(2011年)、『花子とアン』(2014年)ではサブ役だったが、その後、『まれ』(2015年)で主役の座を射止めている。「『純と愛』に桐野富士子役で出演した吉田羊は、主人公・純の先輩で接客指導担当という役でした。陰があるけどクールな姉御肌という役柄は、その後の彼女のイメージを作り上げた一因にもなっています。彼女も、朝ドラ以降、急激にCM本数が伸びた一人です」(吉田氏) 必ずしも主演である必要はなく、朝ドラでインパクトを残す役柄であれば、CMをはじめ、その後も安定して活躍する可能性が高いというわけ。◆東京オリンピック・パラリンピックも影響? さらに、世相も無関係ではなさそうだ。英会話スクール・AEONを運営するイーオン広報課・山田佳奈さんはこう語る。「基本的に当社のCMキャラは、メインターゲットである20代~30代前半の若い女性にとって身近な若い女優が起用されます。だからこそ今回は永野芽郁さんにお願いしました。これに加え、シニアの方々の英語ボランティアニーズが高まっていることもあって、シニア層にも認知度が高いキャラクターを求めていました。朝ドラに出演されている方は、幅広い年齢層から人気が高く、また認知度もあります。そういった意味では、永野さんは当社のイメージに最適な方だと思っています」 今年は、東京オリンピック・パラリンピックが控えている。シニアも参加可能な国際系ボランティアも増えているだけに、英会話スクールにとってキッズからシニアまで重要な顧客と説明する。 そして、マーケティング的な面においては、2019年のAEONのキーメッセージは「この教室が、セカイの入り口」。永野がスクールの中に入り、その雰囲気や授業の様子を紹介する内容だが、自然体で自分の言葉で語ることができるキャラこそ適任と考えた。山田さんはこう語る。「楽しそうな雰囲気で仲間と一緒に学びたい人にはスクールがあっているのだと思います。これを体現するのが朝ドラ女優なのでしょうね。常に努力をするイメージがありますしリアリティのあるかわいさと、親しみがあります」 お酒の弱い女性や年配者からの支持の高い梅酒、その代表格であるチョーヤ梅酒のCMは、過去に高畑充希、比嘉愛未、宮崎あおいが出演し、現在は倉科カナ、夏菜らが出演するように、朝ドラ女優率が高い。幅広い年齢層に訴求しなければいけない商品は、朝ドラ女優が最適解になっても不思議ではないだろう。 また、 幅広い年齢層から人気が高いということは、それだけ親しみやすさもあるということ。現在の日本中央競馬会(JRA)のCMは、土屋太鳳、葵わかな、高畑充希が出演し、男性陣も松坂桃李(『わろてんか』)、中川大志(『おひさま』『なつぞら』)、柳楽優弥(『まれ』)という朝ドラ出演者デカ盛りマシマシ状態である。彼ら彼女たちが出演することによって、公営ギャンブルに親しみやすさをもたらしていることだろう。今後、少子高齢化が進み、幅広い層をターゲットとした商品が増えたとき、朝ドラ女優のCM出演本数はより増加するかもしれない。 前出のこやま氏は、「NHKの目利きはすごい信頼度があると思います。みんなが好きになるような魅力を持った人を発掘するのが上手」と語る。「朝ドラって紆余曲折を経て成長していく、頑張っていくストーリーです。そのため、最終的にシニア層を含めた多くの視聴者がファンになることが約束されています。しかも、その時点ではコストパフォーマンスもいい。広告の予算の面においてもとてもメリットが高い。今年から朝ドラに出るよ、来年出るよ、というタイミングを狙って提案し、広告に登場するタイミングでは、人気が出ている。そういう人は、広告的にも魅力的です」
2020.01.21 19:19

【動画】吉田羊、酒の飲み方に変化 「2軒目は遠慮」のプロ意識
芸能界きってのお酒好きとしても知られる吉田羊さんの“夜の飲み活”に異変が起きているようです。 芸能関係者によると、「最近、お酒を控えているようなんです」とのこと。現在公開中の映画『アナと雪の女王2』で日本語版の吹き替え声優を務めており、現在、出演中の舞台でも歌唱シーンがある吉田さん。 お酒を控えているのは、声を酷使する仕事が続いているからだそうです。ただ、全く飲まないわけではなく、一次会では数杯は飲んでいるようです。
2021.05.14 00:39

吉田羊、酒の飲み方に変化 「2軒目は遠慮」のプロ意識
芸能界きっての酒好きとしても知られる女優・吉田羊の“夜の飲み活”に、異変が起きているようだ。 吉田は現在、舞台『風博士 日本文学シアターVol.6【坂口安吾】』に出演中。12月上旬の終演後には、劇場にほど近い東京・三軒茶屋の居酒屋で、舞台関係者と酒席を囲んでいた。それ自体はいつもの光景だ。ところが、宴もたけなわ、店を出るとおしゃれなハットに落ち着いた紺色のコート、さらにはマスク姿で、関係者らに別れを告げて自宅へと帰っていった。「お酒にめっぽう強く、でも酔うとスキンシップが増えて可愛くなるとか、酒にまつわるエピソードが多い吉田さんですが、最近、お酒を控えているようなんです。以前は3次会も当たり前。朝方まで飲み明かし、相手を潰して一人さっそうと帰るのが“羊スタイル”でしたが……」(芸能関係者) 実はその理由は、最近の仕事内容にあった。「吉田さんは現在公開中のディズニー映画『アナと雪の女王2』で、日本語吹き替え版声優を務めています。アナとエルサの母親役で、劇中でも二人に子守歌を聞かせるシーンで美声を披露しているんです。もともと歌唱力にも定評があって、かつてはJUJUのアルバムでは、JUJUとのデュエット曲で楽曲参加もしているほど」(映画関係者) 現在出演中の舞台にも、吉田の歌唱シーンがある。「お酒を飲みすぎると、やはり喉がやけてしまうようで……舞台で歌うので、最近はお酒を控えているとのことです。といっても、全く飲まないわけじゃない。1次会で数杯は飲んでいるようです(笑い)」(前出・芸能関係者) 声をより酷使する歌の仕事が続き、喉を守る意識が高まっているよう。しばらくは酒を控える日々が続きそうだ。
2019.12.16 18:19

阿部寛『まだ結婚できない男』 桑野ロス惜しみ続編待望の声
〇〇ロス、という言葉が一般化したのはこの2013年の流行語大賞にもノミネートされた「あまロス症候群」以来だからこの6年くらいのことである。気に入った物語のエンディングを見るのは楽しみな一方で寂しいものだ。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が「桑野ロス」を指摘する。 * * * 13年前大人気を博したドラマ『結婚できない男』。その続編としてこの秋スタートした『まだ結婚できない男』(フジテレビ系火曜午後9時)もいよいよ大団円。 一般的にドラマの続編というと、前作ほど人気が出ないケースもよくある。登場人物や設定の焼き直しが裏目に出てしまうケースも。ということで、今回心配の声も聞かれた『まだ結婚できない男』ですが、さてどうだったのでしょうか。 スタートしてみると、民放ネット配信サイト「TVer」で初回再生回数が125万回を突破(10月11日)、制作したカンテレにとって過去最高の数値となりました。まずは期待の中、走り出したことがわかります。そして、9話までの平均視聴率は……ギリギリ二桁に届かない「9.37%」という微妙な数字。 ただし、このリアルタイムの視聴率に加えて録画視聴分を合算し重複した視聴を引いてみると17%台という数字になる(6話の場合)。前作『結婚できない男』の平均視聴率が16.9%ということはつまり、「前作同様の人気を維持できた」と言ってよさそうです。 では、中身については? ドラマの世界観はどこか変化したのか、していないのか。今回ドラマが始まる前にわざわざ「13年前のドラマをレンタルして見直してみた」というコアなファンに感想を聞いてみると……。 偏屈で自己満足でどこか憎めない変人建築家・桑野(阿部寛)も53才となり健康を気遣うお年頃。そこでコンビニで買う商品は「牛乳」から「豆乳」に変化。コンビニ店員も外国人になり、バイトだったパンクなお兄さんはペットショップの健康的な店長へ。一方桑野はいまだ同じマンションの部屋に住み、隣の女が飼うのはパグ犬と数々の要素を細部まで継承しつつも、時の経過の丁寧な描写が見られたあたり、前作からのファンは大喜びしたようです。 もちろん、前作で重要人物の役だった夏川結衣、国仲涼子、高島礼子の3名が揃って「出演していないのは悲しい」という声が大きかった今作。代わって弁護士のまどか(吉田羊)とカフェ店長の有希江(稲森いずみ)、女優の卵・早紀(深川麻衣)が投入されました。 桑野とケンカしながらなんだかんだ関係が深まっていくまどか。一方、桑野に対して肯定的なスタンスで「もんじゃデート」までした有希江。二人は好対照。仕事にプライドを持ち結婚なんてしそうもない女と、お一人様にどこか弱腰で男が守りたくなるような女っぽさを出す女という「両幅」を桑野の周辺に描き出していました。 そして最も印象的だったのは、やはり13年の経過による「時代と社会の変化」が浮き彫りになった点でしょう。 前作の時は社会通念として、まだ結婚が当たり前だった。だからこそ「結婚できない」ことは「懸念すべき、解決すべき問題」になっていたのです。しかし今や、結婚しない生き方も一つの選択肢と考えられ多様な生き方の中の一つと捉えられるようになり、前ほどネガティブではない。ここが決定的に違う点です。 ドラマのタイトルは「まだ結婚できない男」。「結婚」が大きなテーマであることには変わりなく、だからこそ桑野がどんな言動を見せるのかが見所でした。もし、前回のようなセリフを桑野が吐けば、たちまちモラハラ、セクハラと指摘されてしまう今。「ハラスメント」に敏感な社会の中でどう立ち回るのか。ハラスメントを恐れて桑野という人物から毒を抜いてしまえば、ただの「変人」でしかない。桑野の独特な個性を維持するためには、毒を和らげるわけにはいかないというジレンマ。 結論から言えば、桑野のイヤミは生きていた。皮肉な変人ぶりは変わることなく、むしろ「ますます完成度が高くなった」「偏屈さに磨きがかかった」という評価を多く耳にします。 これはすごいことです。阿部寛の持ちネタとしての「桑野」という芸風がしっかりと確立し盤石であり、何よりも時の経過に負けず継承可能とわかった──この点がまさに収穫と言えるのではないでしょうか。 今回もう一つ、際だったテーマがありました。「人生100年」。お一人様として長い今後をどう生きていくのか。結婚だけが幸せなゴールなのか。そうしたリアルな問いかけが、ドラマの中からじわりと響いてきてこちらも話題に。前回には見られなかった独自のテイストであり、まさにドラマが「社会を映す鏡」であることの証しと言えるでしょう。 日常は限りなく続いていく。淡々と日常を描写する。そんな作品だからこそ、桑野の老いと併走する形で「まだまだ結婚できない男」「それでも結婚できない男」「やっぱり結婚できない男」と、今後も延々と続いていって欲しい──たとえ桑野が結婚したくても。シーズン化を願う視聴者、私だけではないはずです。
2019.12.10 13:04

桑野はなぜいつもポロシャツ?ドラマのファッションの狙いは
ドラマでは個性豊かな登場人物たちがさまざまなストーリーを展開していく。彼らのキャラクターをイメージづけるのに大きな役割を果たしているのが、ファッションだ。今シーズンのドラマでは、どんな役割を果たしているのか? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * いよいよ大詰めを迎えた今シーズンのドラマ。見渡して気がつくのは、それぞれの個性を象徴する主役たちのファッションだ。 たとえば、私が「スーパーポロシャツ男」と名付けた『まだ結婚できない男』の阿部寛。 「フン」と嫌な顔をして屁理屈をこねては周囲の女性たちにげんなりされている建築家の桑野(阿部)の定番の服装といえば、ポロシャツだ。仕事のときもひとりで凝った料理を作るときも、黒やネイビーのポロシャツを愛用。カーキもお好みのようで、ドラマのオープニング映像では、カーキのポロシャツにカーキのパンツ姿でカーキのハンモックにゆらゆらされている。そろそろ寒くなってきたと思ったら、ちゃんと出ました長袖ポロシャツ。ちょっと気になるカフェの経営者 (稲森いずみ)と観劇に行ったり、鼻息の荒い弁護士まどか(吉田羊)と会うときには、ポロシャツの上にジャケットをオンするのである。 思えば、13年前の『結婚できない男』の桑野もポロシャツ愛好者であった。ポロシャツ着用には、桑野のこだわり不変ぶりを象徴するという大事な意味があるのだ。 もうひとり、ファッションに意味があったのは、『時効警察はじめました』の霧山修一朗(オダギリジョー)。警官の制服を脱いで、趣味の時効事件捜査をする際には、常に長い襟がとんがった古着風の柄物シャツにぴたぴたのジャケット姿。ドラマの中で刑事課の彩雲(吉岡里帆)に「イタリアの靴の先みたい」と素晴らしすぎる表現で指摘された霧山の服装は、どう見ても警察官に見えず、「趣味です」と言われた相手もそんな格好してるならそうかも?と信じさせる効果があった。 対照的なのは、『おっさんずラブ-インザスカイ-』の春田創一(田中圭)と『グランメゾン東京』の木村拓哉だ。 航空会社の同僚や機長らに愛の告白をされる春田は、会社の寮では白やみどりのパーカー、外に出てバッティングセンターでバットを振るときには、もこもこ深緑のパーカーなどを愛用する「パーカーモテ男」。ポイントは、全体にゆるめサイズというところだ。春田の働く会社のカラーはピンクで、制服もインテリアもピンクがベース。パーカーのゆるさも相まって、ドラマ全体にどこかメルヘンなムードが漂うのである。 一方、『グランメゾン東京』の尾花(木村)は、料理人らしい真っ白なコックコートが基本。私服シーンも、黒やこげ茶などダークなシャツ、パンツでサイズはきっちり。髪型こそ、ふわりとしているが、長くフランスに暮らした男の服装には甘さもスキもなし。「三ツ星をとる!」と勝負に出た男のイメージだ。 尾花たちのライバル店「レストランgaku」のコックコートが黒というのも、敵対する会社やライバルチームが色分けされて出てくる「日曜劇場」の伝統のようで面白い。そんな中、第8話には尾花がバイクに乗るシーンがあった。緑色のヘルメットと黒縁サングラスが個性的で印象に残る。ひょっとして流行するかも? こう思わせるのもやっぱり木村拓哉。ホントに流行る気がしてきた。
2019.12.10 13:55

秋ドラマ、意地を見せる月9ディーン 阿部寛作品に逆風も
多くのドラマが2~3話目の放送を終え、いよいよ本格的な展開が始まる今クールのドラマ。そんななかで“月9”ブランドの意地を見せているのが、ディーン・フジオカ(39才)と三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典(30才)がコンビを組む探偵モノの『シャーロック』(フジテレビ系・月曜21時)だ。「一時は人気低迷に苦しんだフジの月9枠ですが、昨年7月期の『絶対零度~未然犯罪潜入捜査』から今年7月期の『監察医 朝顔』まで5クール連続で全話平均2ケタをマークして盛り返しています。本作もこの流れに乗って、今クールの初回視聴率で5位に。2話以降は右肩上がりとはいかないものの、2ケタ視聴率で終えられるか注目されています」(民放関係者) ドラマ評論家の吉田潮さんは本作にハマった1人。「ディーンさんがいいですね! 過去に出演した『モンテ・クリスト伯』や『レ・ミゼラブル』では貴公子然としていて、女優でいえば仲間由紀恵さん(40才)と同類の“浮世離れ感”がありました。でも本作ではちゃんと地に足がつく演技を見せています。それでいてバイオリンを弾き、シャドーボクシングをするなど“おディーン様感”もサラッと入っていて大満足」(吉田さん) 波瑠(28才)主演の『G線上のあなたと私』(TBS系・火曜22時)に出演中の中川大志(21才)も高評価。「いくえみ綾さんの同名漫画が原作で、バイオリン教室で知り合った男女3人の恋と友情を描きます。大きな事件は起きないが、ほどよい距離感を保った人間関係が心地よい。 特に19才の大学生を演じる中川くんの演技が素晴らしく、お酒に酔ってヘロヘロになるシーンは多くの女性を胸キュンとさせたはず。福士蒼汰くん(26才)に似ているといわれていますが、今や俳優としては中川くんの方が格上では。福士くんは今クールの『4分間のマリーゴールド』(TBS系・金曜22時)で救急救命士を演じていますが、残念ながら演技は…(苦笑)」(吉田さん) 一方で、多くの演技派を擁しながら厳しい闘いを強いられているのは、2006年に偏屈だけど憎めない“結婚できない男”を阿部寛(55才)が演じ、人気を博して以来、13年ぶりの続編となる『まだ結婚できない男』。初回視聴率11.5%と好スタートを切ったが、「そろそろ離脱するかも」との視聴者の声もチラホラ。「前作の放送時はまだ珍しかった『結婚できない男』が今は当たり前になったばかりか、“結婚できないことをイジるのはナンセンス”との世の空気もあり、評価が下降している。前作は最高視聴率22%を叩き出しただけに思わぬ逆風にスタッフは大慌てです」(制作会社関係者) コラムニストの今井舞さんは「ヒロインに難あり」と指摘する。「前作は夏川結衣(51才)がキッチリ脇を固めていたけど、今回は吉田羊(45才)、稲森いずみ(47才)、深川麻衣(28才)らが分散して、どの女性に感情移入すればいいかわかりません。猫背で睨みを利かせながら歩くだけで笑える阿部ちゃんがひとり芝居するシーンは滑稽で面白いので、私は見続けますが…」(今井さん)※女性セブン2019年11月21日号
2019.11.12 10:48

人気ドラマ『まだ結婚できない男』、2019年の桑野(阿部寛)の住まいは進化した?
2019年秋は話題のドラマが勢ぞろいしていますが、なかでも注目を集めているのが、13年ぶり(!)の続編となる『まだ結婚できない男』(毎週火曜日夜9時~カンテレ・フジテレビ系)。阿部寛演じる偏屈、独善的、皮肉屋の桑野信介と周囲の人々が織りなす日常をコミカルに描いたドラマは、放送第1回目から高視聴率を記録し、Twitterでも話題になっていました。では、その「自宅」はどうなったのでしょうか。関西テレビの米田孝プロデューサーと美術担当の株式会社テレビ朝日クリエイト 美術制作部・吉野雅弘さんにその裏話を聞きました。時代は変わった。桑野とその部屋はどう変わる?今回のドラマは、2006年に放映された「結婚できない男」の13年後を描いたもの。主人公は見た目もよく、収入もあるのにあえて「結婚しない」と主張する一級建築士の桑野信介。前作では建築事務所を中心に、マンションの隣人、医師(かかりつけの医師)、親戚を巻き込みながら話が展開していきました。この作品、桑野信介が建築士という職業柄のためか、「住まい」について話題になっていることが多いのも特徴です。「女性がマンションを買うと婚期を逃す」「キッチンは家の中心にあるべきだ」「家、妻、子どもは人生の三大荷物」(桑野談)などなど……。あれから13年。世の中は変わり、「結婚してもしなくても、それはその人の選択」「お一人さまの人生もいい」と独身男性・独身女性の生き方が尊重されるように。また寿命も延び、「人生100年時代」と言われるようになりました。では、新しいドラマはどのように変わったのでしょうか。まず1回目の放映で分かったのは、桑野信介の順調な仕事ぶり。何しろ新国立競技場のコンペ(※国際的な建築賞の受賞経験がないと応募できない)に手を挙げ、テレビ取材を受け、講演会に呼ばれるなど「一流建築家」の仲間入りをしているようです。桑野の住むマンションの内廊下。共用部分には宅配ボックスが導入されていました。桑野は502号室に住んでいます(写真提供/カンテレ)一方で、分譲賃貸の自宅マンションは引越さず、部屋は大きく変わっていません。経済力を考えればもっと良いマンションに引越すこともできたはず。それとも、同じマンションに住み続けているのには理由はあるのでしょうか。米田孝プロデューサーは、「プロデュース部としては、視聴者の目線にたったときに、『13年経っても変わらない桑野』を表現する一つの象徴でもあります。また、その中でも実は変わっているところもいろいろある……というのは大きな意図ではあります」と裏側を明かします。自宅はあえて引越さず。前作から見続けているファンは、「桑野の部屋が変わってない!」と思い出すはず(写真提供/カンテレ)直接照明だけでなく、複数の個性的な照明を配置しているのは、さすが建築家というべき?(写真提供/カンテレ)また、美術担当の吉野さんによると、「あくまで私の個人的な意見ですが、仕事で成功した桑野は、新しい家に引越しするだけの資金はあるはず。しかし、桑野はこだわりの人です。部屋の広さや高級感を求めるのではなく、自分の理想の部屋を追い求めた結果、部屋の広さ、家具の配置など、今の部屋がベストだったのではないでしょうか」とのこと。確かに引越せるけど、あえて「引越さない」。自分にとってのベストが何かを知っている桑野らしい選択といえます。ほかにも、良いものは使い続けるということで「ダイニングテーブル」「フランク・ロイド・ライトのタリアセンのライト」は同じものを使っているそう。確かにあの性格ならそうするだろうな、と妙に納得してしまいます。「独身男性の理想の部屋」、家電がアップデート!そもそも桑野信介の部屋の特徴は、広々としたLDKを仕切らず、趣味のスペース、仕事のスペース、食のスペースをバランスよく配置し、眠る以外の機能が一つの部屋で完結している点です。徹底的に一人にこだわった部屋。ダイニングテーブルはじめ、椅子はすべて1脚(写真提供/カンテレ)リビング脇にある仕事スペース。ここではよくエゴサーチをしているシーンが流れる(写真提供/カンテレ)また、部屋に置いてあるのはシンプルかつ、こだわりのあるアイテムのみ。「ミニマリスト」とはまた違いますが厳選したコレクション、自分の好きなものに囲まれて過ごす。「独身男性の理想の部屋」としてある意味、完成しているのかもしれません。さらに、桑野信介の部屋の特徴として、「イスが1つ」という点があげられるといいます。「大きなアイランドキッチンがあるのに、大きなダイニングテーブルにはイス1つ。音楽用チェアも1人用。これは『自身が満足するための部屋』の象徴でもあるのです」(吉野さん)家族ではなく、自分が好きなものにこだわって、配置する。惜しみなくお金と時間を使える独身男性、個人的には羨ましくもあります。ただ、部屋には大きな変化はありませんでしたが、小物は時代とともにアップデートされているといいます。例えば、家電製品。オーディオセットは最新型に。より高音質で趣味のクラシック音楽鑑賞に酔いしれているのだろう(写真提供/カンテレ)桑野の部屋で「変わった」象徴でもあるスマートスピーカー。どう使いこなしていくのか注目(写真提供/カンテレ)シンクとIHクッキングヒーターが別々になった珍しい二型のキッチン。味にうるさい桑野らしく、炊飯器や電子レンジなどの家電は一新されている(写真提供/カンテレ)キッチン脇にはロボット掃除機が導入されている。13年前は普及途上でしたが、今やすっかりおなじみ(写真提供/カンテレ)「家電やオーディオ機器に関しては、13年という時間が経過していますので今の時代に合わせたものを用意しました。13年前よりもはるかに高性能なものです。オーディオ機器は13年前よりもさらに高音質で音楽を楽しめますし、冷蔵庫などは手をかざせば扉が開くなど、いいものは取り入れています」(吉野さん)なんと、それは気になる……。さらに番組予告などではスマートスピーカーに話しかけるシーンが見られ、公式サイトではお掃除ロボットが活躍しています。偏屈な桑野が最新家電をどう使っているのか、どんな皮肉をいうのか、注目したいところです。金魚と指揮棒。小物を使ったお芝居にも注目ドラマでは桑野信介が大きな目をギョロりとさせながら、毒舌をふりまくのが見どころのひとつ。皮肉屋でひとこと多い性格は、一歩間違えれば大炎上、単なる嫌なヤツになりそうなものの、どこか憎めない。そのバランスが絶妙です。「自室で音楽に合わせ、指揮棒を振る桑野はやっぱり憎めないですよね。その点、一人掛けチェアと指揮棒は桑野信介を象徴するアイテムです。あとは13年間、大事に育てているという設定の金魚。13年前と金魚鉢が一緒なので小さく、かなり窮屈そうではあるのですが」と吉野さん。確かに13年前は指揮棒を持っていなかった。そっか、指揮棒を買ったんだな桑野……。自室以外にもバーやカフェの小物は、お芝居の大切な要素だとか。前作から飼育を続けている金魚。その脇には外出先でも様子を見られるネットワークカメラが(写真提供/カンテレ)独自のファッションセンスをしている桑野。それでも阿部寛が着るとなんとなくサマになるから不思議(写真提供/カンテレ)「多くのシーンで折り紙や小さな置物などを配置しています。撮影の際に阿部さんが手に取ってお芝居に取り入れてくれる場合もあります。あとは桑野がまどか(吉田羊演じる弁護士)の事務所に手土産として持っていくバナナ。スタッフが毎回、市場まで仕入れに行ってくれています(!)」というから、美術スタッフの並々ならない気合が伝わってくるようです。第1回の放送では、「人生100年時代、誰にでもセカンドステージがくる。そのときどんな家で暮らしたいのか。結局のところ、私は自分が住みたい家をつくりたいのかもしれません」という重たい、また13年前には考えられなかったテーマが提示されました。もちろん、恋の行方も気になりますが、個人的に桑野がどんな家をつくるのか、その答えに注目したいと思います。こちらは玄関。前作よりシックでより高級感ある印象に(写真提供/カンテレ)●取材協力関西テレビ『まだ結婚できない男』※「まだ内見できない所 桑野の部屋を大公開!」(嘉屋 恭子)
2019.10.25 02:12

阿部寛、「結婚できない男」続編は「考えたことなかった」
2006年に大ヒットしたドラマ『結婚できない男』から13年。いまだに独り身の桑野信介が帰ってきた! 13年ぶりの続編のタイトルは、ずばり『まだ結婚できない男』(毎週火曜、21時~、フジテレビ系)。異例の年月を経て桑野を演じる心境から、気になる今後の展望まで、阿部寛(55才)を直撃した。──13年ぶりの続編に挑む卒直な心境は? 最初に続編のお話を聞いたのは、去年でした。その話を聞くまでは、続編について考えたことはなかったんです。前作が本当に多くのかたに愛されたので、続編をやることで、作品のファンの人たちの思いを壊すことになってはいけない…という思いもありました。それに、続編というのは基本的に苦手で、どうしても新鮮な気持ちになってないことが多いので。 だから、はじめは圧倒的に不安が大きかったんです。でも13年も経って、逆に良い意味で忘れてるんですよね。だから年月をプラスに考えられたし、脚本を見た段階で、大丈夫だと思えたんです。しかも、前回撮影に参加していたスタッフで、今では管理職になっている人も、この作品のためなら現場をやる…と言って戻ってきてくれて。前作からいっしょの塚本(高史)くんや桑野の家族役のかたたちの存在も大きいですね。いっしょに芝居をした時に、“あ、この感じだ!”と、桑野としての感覚を自然と思い出しました。──桑野にモテキ到来!? 結婚する日は来るのか…? ドラマの制作記者会見の時に、共演の女性陣(吉田羊、深川麻衣、稲森いずみ)が“(役としてではなく)桑野と交際したい”と言ってくれたんですが、リップサービスが過ぎるなと。一般的には、女性から敬遠されるタイプだと思いますよ(笑い)。 基本的に桑野は前作と変わってないので、今後、モテキがくるのかは、わからない(笑い)。最終的には、結婚するにしても、結婚しないにしても、彼にとって幸せな展開で終わってほしい…と思っています。 桑野は以前に増して理屈や理論を語り、妄想まで抱くようになりましたが、年月と共に人間的には深みも増して、さらにおもしろい性格になったと思ってます。心が温かくなるドラマだと思うので、老若男女問わず楽しめると思います。ぜひ、気楽に楽しんでいただけたらうれしいですね。※女性セブン2019年10月31日号
2019.10.17 20:01

阿部寛、オダジョーの復活ドラマの強みは“変わり者主人公”
10月の新ドラマがスタートしたが、話題を集めているのが復活した2作、『まだ結婚できない男』(フジテレビ系)、『時効警察はじめました』(テレビ朝日系)だ。このドラマの魅力は、主人公にあるというのはコラムニストのペリー荻野さんだ。ペリーさんが解説する。 * * * 変わり者強し。阿部寛の『まだ結婚できない男』とオダギリジョーの『時効警察はじめました』を見て、そう思っている方も多いと思う。『まだ結婚できない男』は、前作「結婚できない男」の13年ぶりの続編、『時効警察はじめました』も12年ぶりの復活である。どちらの作品にも共通しているのは、主人公がかなりの変わり者であること。『まだ結婚~』の主人公・桑野(阿部)は、名のある建築家で、長身のイケメン。一見、モテそうだが、口は悪いし、態度も悪い。40歳だった前シリーズでは、困ったことがあると「ちょっと立ちくらみが…」などと顔なじみになった女性医師(夏川結衣)のところにやってくる。そのくせ素直にアドバイスを聞くのかと思えば「へっ」と口をゆがめて、嫌な顔をし始め、「また説教か」「あなたが(血圧を)上げてるんだ」などと言い出す始末。 自分のオーディオルームで指揮棒を振りながら、クラシックを聴くのが大好きな桑野は、ひとり焼き肉、ひとり花火鑑賞など独身生活を満喫していた。53歳となった新シリーズでも、性格や趣味はそのまま。今度は女性弁護士吉山(吉田羊)やカフェの店長・岡野(稲森いずみ)と関るものの、「へっ」は相変わらずだ。 一方、『時効警察』の霧山(オダギリ)も、アメリカから総武署の時効管理課に戻り、前作同様「趣味で時効になった事件の真相を探る」活動を再開。趣味につきあう三日(麻生久美子)も離婚を経て、再び、霧山の存在を露骨に気にしている。新作ではさっそく新興宗教教祖(小雪)が関係した、同時に起きたふたつの密室不審死事件が浮上するも、トレンチコートを着た刑事集団が「ハンニンタイホー、オー!」と声を出しながらランニングしたり、脱力系ギャグ連発でなかなか推理が進まない。これもこのドラマの名物なのだ。 十年以上の時を経て、同じ主人公が、再び新作の連続ドラマになる。こういう例は珍しい。それを可能にしたのは、やはり主人公のキャラクター設定がうまかったからだ。阿部は年相応に老けたが、オダギリはふわふわ頭といい、黒ぶち眼鏡の顔といい、ほとんど前作から変化なし。マンガのキャラクターみたいだ。しかし、メロメロラブストーリーの二枚目と違って、変わり者は老けてもそのままでもどっちでもいいのである。 2000年代くらいまでは、平野ノラが着てきたアメフト選手のような肩パット入りバブル期のスーツや前髪を絶妙にカールしたワンレンなど、十年前のドラマのファッションやメイクは古い、ダサいと見えたが、最近は、そのズレた感じも楽しむ風潮がある。ドラマ自体は何作もシリーズ化してないから、マンネリ感もなし。前作を見損ねていた若い世代も、人気作という知識はあるから、新しい視聴者にもなるし、もちろん前作のファンはついてくる。前作も地上波の再放送はじめ、配信やBS、CSで放送される機会も増え、コンテンツとしての価値もアップ。やっぱり変わり者ドラマは強い。復活を狙うドラマは、まだまだ出てきそうだ。
2019.10.18 19:35

阿部寛主演『まだ結婚できない男』主要キャスト勢揃い
ドラマ『まだ結婚できない男』(カンテレ)の制作発表会見が行われ、主演の阿部寛と共演の吉田羊、深川麻衣、塚本高史、稲森いずみが登場した。 同作は2006年に放送されたドラマ『結婚できない男』の続編。阿部が演じる桑野信介は、ルックスも収入も人並み以上ながら、偏屈極まりない性格であるがゆえに、結婚に縁がない男だ。 今回、吉田羊が演じるのは、桑野と関係を深めていく吉山まどか。塚本は、前作に続いて、建築士の村上英治を演じる。第1シーズンでは桑野の経営する建築会社のアシスタントだったが、今回は共同経営者となっている。 第1話は、10月18日21時スタート。撮影/高柳茂
2019.10.03 17:00
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