松田龍平一覧

【松田龍平】に関するニュースを集めたページです。

松田翔太と秋元梢がすれ違い
松田翔太&秋元梢がすれ違い生活 背景に「お互いの強すぎる実家愛」
 家庭内感染や無用な衝突を避けるために、コロナ禍で“別居”を選択する夫婦は少なくない。芸能界で「世紀の二世夫婦」と呼ばれた松田翔太(36才)と秋元梢(34才)もコロナを機に距離を置きはじめたが、すれ違いの日々が続いて──。 4月半ば、大樹がそびえ立つ新緑に満ちた庭園で、一組の男女が永遠の愛を誓った。タキシード姿が凜々しい新郎は松田龍平(39才)。レースをあしらった可憐なドレスを身にまとう新婦は、モーガン茉愛羅(24才)である。この日、都内の会員制レストランで行われたふたりの披露宴には、芸能界の友人らが招かれた。著名なアーティスト、モデル、俳優の中には龍平の弟の松田翔太ら“松田ファミリー”の面々も顔を揃えていた。 だが、家族の門出を祝う場に、2018年に結婚した翔太の妻・秋元梢の姿が見当たらない。翔太の仕事関係者が声を潜める。「実は、ふたりは最近、距離を置いて生活しているようなんです。翔太さんが周囲に『けんかが絶えず、別々に暮らしている』と漏らしたこともありました」 披露宴から半月ほどが過ぎた5月初旬、梢はひとりで自宅を出た。自家製の梅酒が入った瓶を携えて、タクシーで向かったのは下町にある梢の実家、九重部屋だった。「最近、実家の近くで梢さんの姿を見かけるようになりました。よくお姉さんと外出されていますよ」(近所の人) 一方の翔太が最近、頻繁に出入りしているのが、3年ほど前に設立し、翔太が代表取締役を務める会社のオフィスだ。梢と同じく、自宅に戻らない日も多いという。いまなおファンの多い名優の松田優作さん(享年40)を父に持つ翔太と、「ウルフ」と呼ばれた大横綱・千代の富士関(先代九重親方)の愛娘である梢。「世紀の二世夫婦」と呼ばれたふたりに、何があったのか──。妻に「敬語を使ってほしい」 ふたりの交際が公になったのは2014年頃。当時から、梢は世界に通用するモデルとしての実績を積んでいた。「梢さんは理想の男性像に“父より強い人”を挙げるほど、父親思いの娘さんでした。翔太さんを紹介された九重親方は『いい男を連れてきたな』と手放しで喜んでいたそうです。すい臓がんを患った後も親方は、ふたりのことを気にかけて、梢さんにはしっかりとした結婚式を挙げてほしいと望んでいたといいます」(角界関係者) 親方は愛娘の晴れ姿を見ることなく2016年7月にこの世を去り、喪に服した後で、ふたりは親方の言いつけを守るかのように都内の神社で盛大な式を開いた。この結婚は互いの家族はもちろん世間からも祝福された。「『嘘はつかない』、『記念日は一緒に過ごす』などをルールとしたふたりのフラットな関係性は自然体で好感度が高く、理想の夫婦ランキングに名を連ねるほどでした」(芸能関係者) しかし、実は結婚直後からふたりの間には微妙な空気が漂いはじめていたようだ。「結婚後まもなくすると、翔太さんが、“俺様気質”を隠さなくなったというんです。梢さんが驚いたと言っていたのは、翔太さんから『敬語を使ってほしい』と言われたこと。“夫を立てて”という意味だったのかもしれませんが、梢さんは困惑していましたね」(梢の知人) 翔太のそうした姿勢は、父親を意識してのことなのかもしれない。翔太の母・松田美由紀(60才)は2019年に出演したバラエティー番組で亡き夫との関係についてこう語っていた。《「(優作さんは)めちゃめちゃ亭主関白で、何もしてくれなかった(中略)帰ってきたら三つ指ついて「おかえり」とかってやってましたし、何気にいい奥さんだったと思います》 優作さんが亡くなったとき翔太はまだ4才だったが、幼い頃から父親は常に強く意識する存在だったという。「子供の頃から、自分の周囲が“松田優作の息子”にどのような振る舞いを求めているのかということに敏感だったといいます。小学生の頃からブランド物を愛用し、プライベートでも役者としても常に父親と向き合い、周囲から聞かされる優作さんの話に大きな影響を受けていました」(松田家の知人) 一方の梢も、力士として初めて国民栄誉賞を受賞した父を誇りに思い、大横綱の娘として振る舞ってきた。モデルとしては“格上”の梢が、翔太に意見することもあったという。「梢さんはブランドやスタイリングに強いこだわりがあるかたです。かつて、翔太さんのモデルの仕事にも細かいアドバイスをしたことがあり、翔太さんが不機嫌になってしまったといいます」(ファッション誌関係者)「これからも松田家をよろしく」 松田家の強い結束力が、妻にとっては大きなプレッシャーになることもあったという。優作さんという大黒柱を失った後、一家を支えてきたのは美由紀だった。3人の子供を女手ひとつで育て、現在は彼らの所属事務所の社長でもある“ゴッドマザー”は、ファミリーにとっては絶対的な存在だった。4月の龍平と茉愛羅の結婚式も、招待客や席次は新郎側の意向で大半が決められたという。「完全非公開としたのも松田家の意向で、マスコミもシャットアウトしていました。2度目の結婚である龍平さんはまだしも、初婚の茉愛羅さんは戸惑う部分があったのでは……」(龍平の知人) その絆は、きょうだいの間でもゆるがない。「かつて、龍平さんの誕生日パーティーで翔太さんが“これからも松田家をよろしく”とスピーチをしたことがありました。兄ではなく“松田家を”というところが、実家を大事にする翔太さんらしい言い方でした」(前出・龍平の知人) そうした現実が、ふたりの意識を変えたのだろうか。「翔太さんは、どうしても美由紀さんと梢さんを比べてしまうところがあるといいます。妻としては、義母と比べられることほどつらいことはありません。龍平さんの前妻も、松田家に溶け込むことができなかったことが離婚の一因ともいわれています。お互いに我が強いふたりゆえ、けんかも増えていったそうです」(前出・松田家の知人) 今年1月、翔太は新型コロナに感染したことを発表し、10日間の自宅療養を余儀なくされた。だが、離れて暮らしていた梢は“濃厚接触者”とならずに済み、翌日からトークショーに出演するなどして仕事を続けていた。2018年4月、実家の母と兄が設立した会社がアパレル業を展開し、千代の富士グッズを販売するようになると、梢もファミリービジネスを積極的に手伝うようになったという。翔太が個人で会社を設立したのも同じ頃だ。「翔太さんはアパレルや飲食店の経営にも興味があるようで、現在までに2つの会社を立ち上げています。もちろん美由紀さんの許可、サポートを得ているはずです。夫婦共にやりたいことのために多忙で、すれ違う時間が増えたのでしょう。妻や夫に頼らなくても、互いに強力な“実家”というバックアップがあることも、現状の夫婦関係に影響していると思います」(翔太の知人) すれ違い続きのふたりだが、梢の父も、現役引退後は地方巡業や新弟子探しのために家を空けることが多かった。「家族の仲がいいのは、自分が年の半分も帰らないからだよと、よく笑って話していました」(前出・角界関係者) 離れて暮らしても、SNSではお互いに「いいね!」をし合うふたり。それもまたニューノーマル時代の夫婦のあり方なのかもしれない。※女性セブン2022年6月9日号
2022.05.26 06:00
女性セブン
松田龍平
松田龍平、高級焼肉店で12才娘に再婚報告 良好な父娘関係が続く
 都内の閑静な住宅街にある高級焼肉店。小栗旬(38才)やDAIGO(43才)など多くの芸能人が行きつけにする名店に、その夜もビッグネームが姿を見せた。10月中旬、丸メガネをかけ、チェックのシャツにプリントの入ったジャケットを合わせたファッションでテーブルを囲んでいたのは松田龍平(38才)だった。「一緒にいたのは中学生くらいの女の子2人。楽しそうに話す2人のことを、松田さんは温かく見守っている感じでした。松田さんは周囲を気にする素振りもなく、“インスタやってんの? どんな写真?”って、一緒にスマホをのぞき込んだりしていましたね」(居合わせた客) 食事を終えて席を立った龍平は、店の外で一服。その間、棒付きキャンディーをなめる2人との談笑は続く。近くに止めた車に2人を乗せると、走り去った。「女の子の1人は、2009年に前妻の太田莉菜さん(33才)との間に生まれた娘さんです。2017年に太田さんとは離婚しましたが、食事に行ったり休みの日に遊びに連れ出したりと、離婚後も良好な父娘関係が続いているそうです。実は、娘さんは芸能活動を始めていて、スペイン王室御用達ブランド『ロエベ』の2020年春夏コレクション撮影に母娘で参加し、モデルデビューを果たしています」(芸能関係者) 龍平が焼肉店を訪れていた冒頭の夜の前日、彼の人生に大きな変化が訪れていたことが明らかになった。モデルのモーガン茉愛羅(24才)との再婚を発表したのだ。彼女のお腹にはすでに新しい命が宿っている“できちゃった再婚”。来春の出産予定だという。 2019年に本誌・女性セブンが報じた龍平と茉愛羅の熱愛。だが、発覚のきっかけは自宅マンション前での“人目を憚らない大げんか”だっただけに行く末を心配する声もあったが、無事ゴールインを迎えた。新たな家庭を持つことになった龍平。しかし、いや、だからこそ、その夜は再婚報告も兼ねた、一人娘との食事の時間をとったようだ。「もともと龍平さんは子煩悩。娘さんが生まれた当時は、一緒に過ごす時間を持ちたいからと仕事をセーブしたほどでした。娘さんも龍平さんのことが大好きで、幼稚園の送迎なども“パパがいい”ってベッタリだったそうです。たとえ再婚し、新たに子供が生まれることになっても、自分が父親であることは変わらないし、これまでと同様大切な存在だと伝えたかったのでしょう」(前出・芸能関係者) 龍平の抱く「理想の父親像」には、1989年に早世した父・松田優作さん(享年40)の存在が深く関係しているという。「優作さんが亡くなったのは、龍平さんがまだ6才の頃。その後は、母・松田美由紀さん(60才)が女手ひとつで育ててくれましたが、同時に父親の存在がどれだけ大事かもわかっている。父親の死から、命のはかなさも身をもって感じています。 だからこそ、限りある人生で子供に何をしてあげられるか、残してあげられるかを考えてきたのでしょう。優作さんがこの世を去った年齢に自分が近づいてきたいま、その思いはますます強くなっているのだと思います」(松田家の知人) 愛娘、そして新たに生まれてくる子供に深い愛を注ぐ龍平の姿を、天国から優作さんが見守っている。※女性セブン2021年11月11日・18日号
2021.10.28 07:00
女性セブン
【動画】結婚した松田龍平とモーガン茉愛羅 かつての修羅場写真
【動画】結婚した松田龍平とモーガン茉愛羅 かつての修羅場写真
 結婚を発表した松田龍平さんとモーガン茉愛羅さん。 女性セブンは2年前、2人の修羅場をキャッチしていました。 松田さんの36歳の誕生日。松田さんは友人に囲まれ深夜2時過ぎまで祝杯をあげました。 しかしこの日の夕方、モーガンさんとマンション前で口論になっていました。 近隣住民によると「モーガンさんは“気持ちの問題なんだよ”などと泣き叫んでいました」とのこと。 松田さんがなだめても涙は止まらず結局、松田さんは一人タクシーで出かけてしまったそうです。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2021.10.27 16:00
NEWSポストセブン
モーガン茉愛羅との結婚を発表した松田龍平
松田龍平とモーガン茉愛羅が結婚 かつては野村周平を巻き込む修羅場も
 俳優の松田龍平(38才)が、モデルでのモーガン茉愛羅(まあら、24才)と結婚したことを発表した。20日、2人は連名で「この度、松田龍平とモーガン茉愛羅は、入籍致しましたことをご報告させていただきます。また、新しい命を授かりまして、来春には新たな家族が増えることとなります」と報告した。2人は2019年、『女性セブン』の報道で熱愛が発覚。同誌の2019年5月30日号で修羅場がキャッチされていたが、困難を乗り越えながら愛を深めていったようだ。当時の報道を振り返る。(年齢などは掲載当時のまま)  * * *「ハッピバースデー龍平! ハッピバースデー龍平!」。高級住宅街の一角にある割烹料理店から、お祝いの歌声が鳴り響く。この日、5月9日は松田の36回目の誕生日だった。 店には友人のRADWIMPSのボーカル野田洋次郎(33才)や弟の翔太(33才)らに加え、龍平の元妻でモデルの太田莉菜(31才)、そして愛娘(9才)ら15人ほどが集っていた。「ケーキが運ばれてくると、店員も一緒になってバースデーソングを熱唱し、店中に声が響いていました。友人代表で挨拶をしたのは野田さんでしたが、視線を最も集めたのは娘さんでした。普段はパパに言えないこととして“たまごっちを死なせないで”“野菜もちゃんと食べて”と話し、みんなを爆笑させていました。これにはさすがの龍平さんも苦笑い。最後には全員で記念写真を撮りました。アットホームないいパーティーでしたね」(龍平の知人) その後、一行は二次会会場のバーへ。龍平は友人や娘と過ごせる誕生日を心待ちにしていたという。深夜2時過ぎまで祝杯をあげ続けた。 だが、そんな彼の態度にやりきれない怒りを感じていた女性がいる。この日の夕方、龍平は自宅マンションの前で、ある女性と修羅場を演じていた。「龍平さんと一緒にマンションから出てきた若い女性が、彼に向かって“気持ちの問題なんだよ”などと泣き叫んでいました。龍平さんは困った様子で、10分間ほどその場でなだめていましたが収まらず。彼はそのままタクシーで出かけていきましたが、残された女性はきれいな顔がだいなしになるほど声を上げて泣いていて、ドラマの撮影かと思うほどでした」(近所の住人) 龍平を問い詰めていたこの女性は、人気モデルのモーガン茉愛羅だった。父親がイギリス人、母親が日本人で、兄もモデルとして活躍中。『LARME』(徳間書店)などのファッション誌やCMを中心に活動する一方、2017年には野田秀樹の舞台『足跡姫』で女優業にも挑戦している。「165cmとモデルとしては“並”の身長ですが、手足が長く“洋服映え”するスタイルの持ち主。龍平さんとは、アパレル関係者の紹介で出会い、今年に入って交際するようになったと聞いています。今は事務所を辞めて留学準備をしているという話もあります」(モーガンの知人) 一方の龍平はというと、2009年1月に太田と“授り婚”をし、同年7月に長女に恵まれたが、2017年12月に離婚。昨年12月にドラマで共演した黒木華(29才)とのお台場デートが報じられたが、今回、年齢が一回り以上離れた新恋人の存在が、自宅前での大げんかによって明らかになった。 なぜ、人目もはばからず揉めていたのか。理由は意外な場所で明らかにされていた。龍平の誕生日会会場近くのバーである。そこでモーガンの話に親身になって耳を傾けていたのは、野村周平(25才)とその恋人と報じられたモデルの琉花(21才)だった。体のこと考えてよ! 責任あるじゃん! 薄暗く落ち着いたインテリアが並ぶ店内で、モーガンは終始うつむきがちでソフトドリンクを、野村と琉花は白ワインを飲んでいる。顔を寄せ合って話しているが、ときおり大きな声が響く。「誕生日だよ! そばにいたいし、いるでしょ普通! なんで二次会行くの? この状況なら早めに帰ってくるでしょ。もう別れたくなるよ!」 そう涙を流し叫んだのはモーガンだった。居合わせた客が言う。「この店はモデルやアーティストのお客さんが多い隠れ家バー。とはいえ、彼らはあまりに無防備だった。酔っていたのか、他のお客さんがすぐそばにいるのに、大声でセンシティブな内容の会話を連発していました」 涙に触発されたのか、野村らはモーガンを擁護し始めたという。「ヘイヘイ(龍平)は、ことの重要性をわかっていない!」と琉花が憤れば、野村も、「この件はいつもと同じ対応じゃダメ。ヘイヘイは逃げちゃダメだよ!」と同調する。 琉花はますますヒートアップし、「今からヘイヘイに電話する。それで、茉愛羅(モーガン)のことをどう思ってるのか聞くよ!」とスマホを手に取ると、野村が「それは話がややこしくなる! 茉愛羅とヘイヘイが話し合って解決しなきゃ!」と止めにかかる。それでも電話をかけようとする琉花を、野村が仕方ないというように羽交い絞めに。すると、琉花が絶叫した。「だって茉愛羅の体のこと考えてよ! ヘイヘイにも責任あるじゃん!」 それを聞いて、モーガンはさらに深く首をうなだれて、声を絞り出した。「もう限界。心も体も…これから話し合うけど、明日、別れてるかもしれない」 重い空気が流れていたが、彼女は午前2時になると1人で店を出た。そこへ現れたのは二次会終わりの龍平本人だった。ふたりは無言でタクシーに乗り込むと、龍平の自宅へと帰って行った。「将来について考えるべき事態に直面して、彼女は真剣に話したかったのに、彼の方が煮え切らない。そんな中で彼女は誕生日会にも呼んでもらえず、しかもその会には元妻や娘も来ると聞き、感情がセーブできなくなったようです。けんかしてすぐに、親友の琉花さんに連絡をして、急遽、集まったようです」(前出・モーガンの知人) 龍平にも事情がある。松田家にとって誕生日は大切な家族のイベントだ。「出席者を前に、弟の翔太さんは“松田家をこれからもよろしくお願いします”と挨拶していました。“兄を”ではなく“松田家を”としたところに、あの家の結束の強さを感じました」(前出・龍平の知人) 事実、松田家のつながりは強い。女手一つで3人の子を育て上げた母・松田美由紀(57才)の誕生日には龍平、翔太、妹でミュージシャンのゆう姫(年齢非公開)が必ず集まるほか、頻繁に互いの家を行き来している。太田は離婚によって松田の姓から外れたが、それでも龍平の子供の母親として交流を続けている。「茉愛羅は、記念日に一緒にいられなかったことに怒ったのではなく、“疎外感”を感じたんだと思う。将来を見据えて真剣につきあっていたのに、いい加減な扱いをされたらショックでしょう。そのやるせなさが爆発して大げんかになった。 ただ、龍平くんは気遣いのできる人間で、男気もある。女性に“失礼な態度”をとったなんて話も、聞いたことがない。ふたりの間で、何らかの誤解が生まれているのかもしれません」(共通の知人) 男女間の揉め事は当人たちのみ知ることだろう。 龍平の誕生日から一夜明けた夕方の5時過ぎ、モーガンが彼のマンションから出て来た。目元は大きく腫れていた。
2021.10.20 20:33
NEWSポストセブン
ヒット作を多数生み出してきた佐野亜裕美プロデューサーは、どのようなドラマ作りを目指しているのか?
『まめ夫』の佐野亜裕美P「やりたくないことをやらずにすむ環境に居続けたい」
「人生に失敗はあっても、失敗した人生はない」──これは、現在放送中のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ制作・フジテレビ系)の主人公・大豆田とわ子(松たか子)の台詞である。とわ子と親友(市川実日子)、3人の元夫(松田龍平、角田晃広、岡田将生)プラス第4の男(オダギリジョー)が繰り広げるロマンチックコメディが、まもなく最終回を迎える。人気脚本家・坂元裕二氏によるこのドラマは、先に紹介したような“刺さる”台詞をはじめ、意外な展開、細かな伏線、個性的なキャラクターの魅力などがあいまって、放送後、常にSNSで話題となり、深堀記事が登場し続けている。「語りたくなる」ドラマはどのように作られたのか。大団円の放送を前に、関西テレビの佐野亜裕美プロデューサーに話を聞いた。 * * *視聴者を誘導しないドラマ──SNSで話題になり、考察記事、深堀記事が続々出ている状況について、どう受け止めていらっしゃいますか?佐野:番組を愛してくださっている方がたくさんいることをとても嬉しく思っています。さまざまな記事を読ませていただいていますが、へー、そんなふうに読み解くのかとか、ここを伏線と思うのかとか、こちらが意図していない見方はもちろんあって、いろんな視点があることを学びます。 見てくださる方を誘導したくない、という思いを、プロデューサーとしてはずっと持っています。音楽一つとっても、「ここで泣ける」といった、感情を規定する音楽を使いたくないとか。そういうポリシーでドラマを作っていることが、結果的に、見る方によって印象が違ったり、響く部分が違うという状況を生んでいるのかなと想像しています。──番組の公式ツイッターで、放送後に「ご意見・ご感想・ご批判をお待ちしております!」と、「批判」まで受けつけているのはなぜですか?佐野:自分の勉強になるからですね。自分一人の視点は本当に限られているので、批判を含めていろんな視野を手に入れることは、この多様な世界でドラマを作っていく上でとても大切なことだと思っています。──昨今、「わかりやすい」ドラマが人気を博したり、高い視聴率を獲得する状況において、『大豆田とわ子と三人の元夫』は、会話や伏線が多く、どちらかといえば「わかりにくい」ドラマだと思います。佐野さんはどのようなドラマ作りを目指していらっしゃいますか?佐野:ドラマは、「ながら見」が前提になっていたり、耳で聞いただけでわかるとか、途中の回から見始めてもついていけるなど、どうしても、わかりやすさが求められるメディアです。私自身も、わからないものが素敵だとは思いませんし、敢えてわかりにくくするつもりも全くありません。その上で、いろんなドラマがあっていいと思うし、いろんなドラマがあるべきだと思うんですね。 そういうなかで私は、一時間、集中して見てくださる方が楽しめるドラマを作りたいなと。一時間あっという間で、一時間濃かったと感じてもらうために、一時間の密度みたいなものを意識しています。これだけ娯楽の選択肢がある世の中で、人の時間を一時間奪うって、大変なことだと思うんです。それに見合う価値のあるドラマを作りたいと考えています。とわ子が小鳥遊と別れた理由 これは「ラブコメ」でなく「ロマンチックコメディ」──このドラマは「一人で生きていく人を応援するドラマ」だというお話をされていました。独身者は増えていますが、一人で生きることについて、どう考えていらっしゃいますか?佐野:このドラマはコロナ禍だからできたところもあるんです。海外の映像ですが、家族がいても最後は誰とも会えなくて、病院で一人で亡くなっていくおじいさんの姿を見たんですね。その映像を見て、家族がいようがいまいが関係なく、人は一人で生きているし、一人で死んでしまう。けれど、一人じゃないと思えるドラマを作りたいなと思いました。「一人で生きていく」というと、独身だとか、家族がいないとか、物理的な観点でとらえられがちですが、どんな人も一人で生きているようで、いろんな繋がりのなかで生きていると思います。たとえばよく通っていたお店にコロナで行けなくなって、3か月ぶりに顔を出したとき、店員さんが覚えてくれていたらうれしい。そういうちょっとしたことも含めて、人は一人だけど一人じゃないということを、このドラマで伝えられたらうれしいです。──40代でバツ3のとわ子は、仕事をして、家のことをして、恋をしてきました。とわ子の「大人の恋愛」について、佐野さんはどうお考えですか?佐野:恋愛は素敵なものですが、このドラマでは、とわ子の生活の一部に恋愛がある、という視点を脚本の坂元さんは大事にされていると思います。だから「ラブコメ」じゃなくて、「ロマンチックコメディ」なんです。そして、とわ子は生活の一部である恋愛を、たとえば仕事といった他の要素から切り離すことはできないとも思うんです。すべてが有機的に関連しあって、とわ子という一人の人間が生きているからです。 坂元さんと、とわ子が、オダギリジョーさん演じる小鳥遊大史(たかなし・ひろし)とお別れするとしたらどんな理由でしょうね、と、話し合ったことがあるんです。やっぱりとわ子は、エアコンのオンとオフみたいに、恋愛を他から切り分けられなかった人なのではないか、というところに落ち着きました。──このドラマに限らず、最近、テレビドラマでの「恋愛至上主義」は薄れつつあると感じますが、重要な要素であることは変わりません。佐野:実際の社会では、恋愛が特別視されるところはあると思うんです。とはいえ、そうじゃないでしょう、ということを、ドラマで声高に主張していきたいというわけでもありません。塩梅が難しいんですが、エンターテインメントでは、恋愛が苦手は運動が苦手と同じとか、恋愛が得意は数学が得意と同じ、くらいな感じで、恋愛が扱われるといいなと私は思っています。「やりたいのはオリジナルドラマです」──佐野さんはTBS時代に『99.9 刑事専門弁護士』『カルテット』『この世界の片隅に』といった話題作を手掛け、昨年、関西テレビに移られました。好きなドラマのセリフとして「やりたくないことは、やらないだけなんです」(かもめ食堂)を挙げられていますが、今やりたいこと、やりたくないことは何でしょうか?佐野:やりたいのはオリジナルドラマです。原作ものは、ほかにやる方がたくさんいらっしゃるのでお任せして、私はオリジナルドラマができる環境に居たいと思っています。 やりたいこと、やりたくないことって、時々によって変わっていくので、以前、やりたくなかったことが、今はやりたくなっていたり、反対に、過去にやりたかったことを、今はやりたくなかったりしますが、いずれにしろ、やりたくないことをやらずにすむ環境に居続けたいですね。そういう環境じゃなくなったら移ればいいわけですが、移るためには準備が必要だし、相応の実績が必要になります。また、やりたいことをやれる自分でいなければいけないわけで、そのために、日々精進です。──転職される前に短期間アメリカに行かれて、海外市場を視野に入れたドラマ作りも考えるようになったとか。佐野:日本はこれから人口が減っていきますから、国内に限界がある以上、市場を海外に広げていくしかないというシンプルな考えです。ドラマの製作費がどんどん厳しくなっているのは事実なので、今のままだと悪循環に陥るとも思っています。お隣の韓国から見習うことはたくさんありますし、もっと勉強を重ねて、将来、海外でも見てもらえるドラマを作りたいという気持ちを持っています。──最後に、佐野さんがドラマ好きになった原点を教えてください。佐野:高校生のとき、学校に行きたくなくて、ひきこもっていた時期がありました。その頃、ドラマだけが慰めで、ドラマの続きを見るために、明日も起きよう。そんな生活を送っていたんですね。だた、そこから一直線にドラマ作りを目指したというわけではなくて、大学3年生の進路を考えるときに、ふと、この経験を思い出したくらいなんですが、やってみたら楽しくて、続けていくうちにますます楽しくなって、今は夢中に、必死になっています。●佐野亜裕美/さの・あゆみ1982年生まれ。静岡県出身。東京大学卒業後、2006年にTBSテレビ入社。『王様のブランチ』を経て2009年にドラマ制作に異動し、『渡る世間は鬼ばかり』のADに。『潜入探偵トカゲ』『刑事のまなざし』『ウロボロス この愛こそ、正義。』『おかしの家』『99.9 刑事専門弁護士』『カルテット』『この世界の片隅に』などをプロデュースし、2020年6月に関西テレビへ。現在、『大豆田とわ子と三人の元夫』を担当する。
2021.06.13 16:00
NEWSポストセブン
番組公式HPより
『大豆田とわ子と三人の元夫』 角田晃広と伊藤沙莉、仕込まれた「二つの毒」への期待
 いわゆる玄人筋の評価が高い作品である。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が分析した。 * * * 松たか子主演、坂元裕二脚本のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系火曜午後9時)が話題を振りまいています。「心をわしづかみにされた」「すみずみまで神経の行き届いている」「会話とかけ合いが絶妙」「ウディ・アレンの映画のような印象」「大人の会話劇がおしゃれ」と絶賛する人も多い。 その一方、独特な色彩を放ちひとクセある坂元ワールドだけに、馴染めないという声も。「いちいちひねった言い回しが過剰」「何が言いたいのかわからない」「センスの押し売り」「ナレーションが目立ちすぎ」「東京03風コントになっている」……。 そもそも万人ウケを狙っていないのが坂元脚本の世界。議論百出すること自体、作品のパワーを測るバロメーターかもしれません。数字も微妙で第1話の視聴率は7.6%、2話6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)と1ポイント近く減りました。冒頭期待してチャンネルをあわせ早々と脱落した人がいる一方、一定のコアファンを獲得しもうこれ以上数字は落ちないのかもしれません。 物語の主人公は……三回離婚している住宅建築会社社長・大豆田とわ子(松たか子)。元夫にレストランオーナーでモテ男の田中八作(松田龍平)、ファッションカメラマンで器の小さい佐藤鹿太郎(角田晃広)、大豆田の会社の顧問弁護士で理屈っぽい中村慎森(岡田将生)。それぞれ仕事もキャラクターも違う3人がいます。 とわ子対元夫3人の会話の中で、テーマはたえず変転していく。ドラマにありがちな事件や犯罪、突然の出来事などの「大テーマ」を追う筋書きではない。フツーの日常の中にたしかに存在する、ささやかな、しかし本人にとっては時に深い意味を持つ「細部」をめぐる会話劇です。 とわ子は「網戸が外れるたびにああ誰か直してくれないかなとは思う。でもそれはあなたたちじゃありません」と語る。このセリフが象徴するように「網戸が外れる」ことはとわ子にとって大きな問題で、それを直してくれる誰かこそ共に生きていくパートナー。 一方、キッチンの棚からこぼれるパスタや工事現場の穴は、とわ子にとってさして問題ではないらしい。おしゃれなパン屋にジャージで入っても平気。お祝いの席で口内炎が気になったりする。個々人それぞれ、かように日常は凸凹していて気になるポイントも他人と微妙にズレて、時にそれがハレーションを生み共同生活を維持する障碍にもなる。 何でもない生活を、他人と続けることがいかに難しいか。思わぬ「細部」に足をとられて転んだりする日常生活の正体を軽妙に浮き彫りにしていく坂元ワールドの醍醐味。過去作『カルテット』(2017)における「唐揚げにレモンを絞るかどうか問題」にも通じています。 今回のドラマで気になるのは松たか子、松田龍平ら安定した常連役者陣の中に、良い意味で違和を発する「二つの毒」が仕込まれていること。 まず、元夫役にコントトリオ「東京03」の角田晃広さんが抜擢された。当初、出演オファーを受けた角田さん自身、松たか子の元夫役をという唐突さに思わず「何でだよ!」って叫んでしまったとか。 自分の色をどう出すかについても試行錯誤している模様。「僕のリアクションの演技に監督から、『ちょっとやりすぎですね』とイエローカードを出されてしまいました(笑)。まだまだおっかなびっくり、役のニュアンスを探っている最中です」(週刊朝日 2021年4月23日)。「東京03」は市井の庶民に成りきって魂をのせていく演技がバツグンに上手くて、CMでも角田さんのリアリティに惹き付けられた人は多いはず。特に舞台で見せる角田さんの大ボケ芸、感情がエスカレートし爆発していくそのパワーは右に出るものがいない。その味をどう活かすのか興味津々。「元夫3人」というドラマの設定も、角田さんにとっては戸惑いの元かも。両脇にいつもの「東京03」飯塚悟志&豊本明長がひかえているのではなく、松田龍平&岡田将生という押しも押されぬ超イケメンスターがいるわけですから。勝手が違いすぎるトリオの中で角田さんの演技がどこまで振り切れていくか。いかに毒の味を見せてくれるか、見所です。 もう1つ仕込まれた「毒」は女優・伊藤沙莉さんの存在です。ナレーションで突如、響いたあのハスキーボイス。存在感がありすぎて何度も顔が浮かんで来ました。伊藤さんのナレーションはとわ子の心情やシチュエーションを説明する役割ですが、ふと伊藤さんと主人公が二重写しになったりして、敢えて松たか子さんをナレーションに使わない理由が「何かの伏線ではないか」という視聴者の声も聞こえたり。「2つの毒」を今後どう使いこなし見事な薬に転じさせるか。「なるほどこの人たちを配役した意味はこれか!」と膝を打つような爽快な、そして視聴者の浅薄な予測を裏切るようなぶっ飛んだ展開を期待しています。
2021.04.24 16:00
NEWSポストセブン
ガーシーの標的?になった綾野剛
「キツい」「痛い」の声も あえてアラフォー俳優のラブコメに挑む理由
 コメディ要素を盛り込みながら恋愛ストーリーがテンポよく展開されるラブコメ。ドラマの定番ジャンルの1つだが、4月から始まった連続ドラマにはこのラブコメ作品が多い。俳優陣が特徴的で、主要キャストの多くがアラフォー世代の俳優なのだ。その背景について、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 4月も下旬に入り、ようやく主要ドラマが出そろいつつありますが、今春で目立っているのがラブコメの多さ。『着飾る恋には理由があって』(TBS系)、『恋はDeepに』(日本テレビ系)、『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)、『リコカツ』(TBS系)は王道のラブコメであり、『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ・フジテレビ系)も広義にはラブコメと言っていいでしょう。 ただ意外だったのは、各作品の主要キャストにアラフォー俳優が多いこと。下記に各作品の主要キャストと年齢を挙げてみましょう。『恋はDeepに』は、綾野剛さん(39歳)と石原さとみさん(34歳)。『レンアイ漫画家』は、鈴木亮平さん(38歳)と吉岡里帆さん(28歳)。『リコカツ』は、永山瑛太さん(38歳)と北川景子さん(34歳)。『大豆田とわ子と三人の元夫』は、松たか子さん(43歳)、松田龍平さん(37歳)、角田晃広さん(47歳)、岡田将生さん(31歳)。 アラフォー世代が目立ち、ラブコメの標準年齢とみられる20代同士の組み合わせは、『着飾る恋には理由があって』の川口春奈さん(26歳)と横浜流星さん(24歳)くらいなのです。 実際、放送がスタートしてみるとネット上には、「演技はいいけど、アラフォーにラブコメはキツい」「胸キュンシーンは見ているほうが恥ずかしくなる」「ちょっと痛くて見ていられなかった」などの声が散見されました。なぜ今春はアラフォー俳優がメインキャストのラブコメがそろったのでしょうか。「ラブコメありき」だが数字もほしい 綾野剛さん、鈴木亮平さん、永山瑛太さん、松田龍平さんのアラフォー男性俳優4人は、演技派と呼ばれることはあっても、ラブコメのイメージはほとんどないでしょう。その意外性を制作サイドが狙っているのは間違いないものの、あくまでそれは二次的な理由。まず「10~40代の男女に見てもらうために明るいラブコメを作ること」が最優先されていて、その上で「数字を獲るために、彼らのような実力と実績を併せ持つ俳優が起用されている」のです。実際、『恋はDeepに』の枝見洋子プロデューサーは、「最強かわいい石原さとみさんと、最強かっこいい綾野剛さんの夢の初共演!!運命の恋に落ちる主人公たちを演じるお2人の、笑顔も涙も、驚きも切なさも、表情すべてが素晴らしく、スタッフ全員、ときめきに撃ち抜かれています」と2人の実力と実績を前提にしたキャスティングであることを明かしていました。『リコカツ』の植田博樹・吉藤芽衣プロデューサーも、「この人たちのラブストーリーを見たいとみんなが思う俳優でなければ、ワクワクしません。みんなをワクワクさせる組み合わせで、そして芝居が圧倒的にうまい二人を熟考した結果、北川景子さんと永山瑛太さんの組み合わせに、ある夜、突然に思い至りました」とコメント。また、2人のキャスティングを実現させるために数年かかったことも明かしています。『レンアイ漫画家』の佐藤未郷編成企画も、「企画が決まって、いの一番にオファーさせていただいたのが、主演の鈴木亮平さん」「唯一無二の存在感、圧倒的な演技力に裏打ちされた抜群のコメディーセンス」「鈴木さんが表情豊かにみせる思い切ったキャラクターアーク(変化)にもご注目ください」などと演技力を重視して選んだ様子がうかがえました。実年齢と役年齢の差に見えるジレンマ それでも、「恋愛は若さゆえの失敗が笑いや共感につながりやすい一方、アラフォー世代の失敗は笑いや共感につながりにくい」ことは変えようのない事実。本音を言えば、アラフォー俳優と同等クラスの実力と実績を持つ、若い俳優がいたらぜひキャスティングしたかったのではないでしょうか。 ちなみに、『恋はDeepに』で綾野剛さんが演じる蓮田倫太郎は35歳と実年齢より4歳若い設定で、『レンアイ漫画家』で鈴木亮平さんの演じる刈部清一郎は33歳と実年齢より5歳若い設定でした。演じる本人より若い年齢設定に制作サイドのジレンマが表れていますし、もし綾野さんと鈴木さんより若い俳優が演じていたら、主人公の年齢設定はさらに若くなっていたかもしれません。 離婚がテーマの『リコカツ』と『大豆田とわ子と三人の元夫』は、「アラフォー俳優が演じるラブコメでも、それほど違和感はないのでは」というある程度の計算が立ちます。しかし、王道のラブコメである『恋はDeepに』と『レンアイ漫画家』は、アラフォー俳優とのミスマッチがあるかもしれないことを承知で、彼らの実力と実績に賭けているのでしょう。 そのミスマッチを承知で制作・放送に至った理由の中には、「春には明るくポップなラブコメが似合う」という季節性や、「笑いでコロナ禍の重苦しさを吹き飛ばしてほしい」という思いもあるはずです。 放送前、永山瑛太さんは、「まずはポップな気持ちで見てほしいです。コロナ禍で大変なこともありますが、『リコカツ』を観て少しでも元気になったり、ほんの少しでも幸せを感じていただけるような作品にしたいと思います」とコメントを寄せていました。 実力と実績のあるアラフォー俳優たちがミスマッチをどう解消していくのか。それが今春のラブコメにおける、もう1つの見どころとも言えるのです。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2021.04.24 07:00
NEWSポストセブン
延期や中止で運営が苦しくなる一方のライブハウス(写真はイメージ)
休業要請で窮地のライブハウス 「4月閉店」を決めた施設も
 4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、政府が7都府県に発令した緊急事態宣言。それを受けて東京都が4月10日に発表した休業要請の対象施設の中には、クラスターの発生を招いたライブハウス等も含まれる見込みだが、すでに無数のライブが延期・中止されている現場は疲弊しきっている。音楽ライターの沖さやこ氏が、業界の苦境ぶりと再起をかける取り組みをレポートする。 * * * 新型コロナウイルス感染症に関して、世の中は日ごとに新たな局面を迎え続けている。2月に「不要不急の行動を避けるように」という自粛要請が出たものの、3月下旬から感染者数は増え始め、4月4日に東京都の1日の感染者数が初めて3桁に到達。7日に出た全国7都道府県の緊急事態宣言では、様々な種類の施設の休業要請が検討された。 2月26日、日本政府の新型コロナウイルス感染症対策本部にて安倍晋三首相は、多数の人間が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等について、大規模な感染リスクがあることを勘案し、2週間の中止、延期または規模縮小等の対応を要請した。EXILEやPerfumeが、ドーム公演開催当日にもかかわらずライブを中止したことも記憶に新しい。 それから数日後の3月初旬、大阪のライブハウスでクラスターが発生したとの報道が出た。密閉空間、密集場所、密接場面という「3つの密」を満たす場所はこの世に多数あれど、最初に「クラスター発生場所」として注目を集めてしまったこと、様々な土地から人が集まっていたこと、かねてから世間に根強く残る「ライブハウス=怖いところ」というイメージや固定観念などが重なり、ライブハウスはやり玉に上げられてしまったように思う。 音楽業界、特にライブハウス界隈は、ビジネス以上に“想い”で動いているシーンだ。ライブハウスは「素晴らしいアーティストを育てたい」、「この場所でなければ感じることができない貴重な時間を過ごしてほしい」という信念のもと運営を続けている。アーティストたちにとっても、自分たちが初めて公の場に出た始まりの場所であり、それはホームや故郷とも言い換えられる。 アーティストもライブ中止・延期を余儀なくされるなど損失は多く、中止や延期になった公演で販売するはずだったグッズを通販したり、インターネット配信での投げ銭システム投入、在宅での楽曲制作など、なんとか運営資金を回している状況だ。そして2月末から3月下旬の間は、ライブを行うことが困難になってしまったライブハウスに少しでも還元できるよう、無観客配信ライブや、観客の数を制限してライブを開催するなどして収益の寄付を行ってきた。 時を同じくして、ライブハウスも自粛要請に合わせて制限を設けながら営業をし、インターネットでの配信ライブを行うなど、この状況を打破しようと努めてきた。もちろん感染リスクを低くするためには、営業を中止するのが一番だ。だが営業ができなくなると収入がなくなり、政府から補償を受けられる確約もないため、経営破綻はもちろんライブハウススタッフの生活も危ぶまれる。 となると選択できる方法はひとつ。感染リスクを減らすために細心の注意を払いながら経営することだった。観客や出演アーティストの不安を少しでも払拭しようと、ライブハウスもSNSなどを通じて「スタッフの手洗いや手指消毒、マスク着用、場内の換気や消毒などを徹底している」と精力的に呼びかけてきた。 だがライブハウス=3つの密が生まれる危険な場所という印象がついてしまうと、世間の目は厳しい。ライブハウスやイベント企画者には毎日のようにSNSのダイレクトメール、電話などで苦情が入り、ライブハウスを守るべく動くアーティストにも、「こんな危険な場所を守ってどうするんだ」という批判が飛んだ。 それ以降の3月中は、日本での1日に判明した感染者数や死者数も増え続け、自粛要請期間も延長された。政府や都道府県は声明のたびに「3つの密を避けるように」と呼びかけ続ける。この期間に、政府から自粛を求める要望が書かれた書面が届いたライブハウスもあったそうだ。 ライブハウス側は「スタッフ、アーティスト、観客を危険にさらすわけにはいかない」という気持ちから、3月末日から営業を中止する店舗が相次いだ。なにより終わりの見えないこの状況は、多くのライブハウス関係者を苦しめている。「5月までこの状況が続くなら夏には廃業する」と公言するライブバーもあれば、4月末に閉店せざるを得ない状況に陥ってしまったライブハウスもある。 この状況を打破すべく発足されたのが、「#SaveOurSpace」だ。発起人はDJやライブハウスの店長、バンドマンなど、ライブハウスシーンの中で活動をしている人物たち。コロナウイルス感染拡大に伴う自粛要請に伴い、現在苦境に立たされているライブハウスやクラブ、劇場などの施設が速やかに休業できるよう、政府からの助成金交付に向けて積極的に行動を起こしている。 音楽家の坂本龍一や俳優の松田龍平、水原希子など多くの著名人が賛同人として名を連ね、3月31日までに30万人以上の署名が集まった。4月7日現在、菅義偉内閣官房長官ら10名の政治家へと嘆願書を提出している。 ライブハウス個々でも、この経営難を乗り越えるべく様々な取り組みを行っている。個人的なスペースとしての使用の呼びかけ、クラウドファンディング、オリジナルグッズ販売、YouTubeチャンネルの広告・投げ銭収益など、出来得る限りアイディアを振り絞っている。それもすべて、いつか来る収束のタイミングまで、この文化が生まれる場所を守るためだ。 寄付活動も起こり始めている。X JAPANのYOSHIKI氏は世界中の音楽関係者を支援する「COVID-19救済基金」に10万ドル(約1000万円)を寄付。世界最大のライブプロモーション会社のライブ・ネイションは、イベントやコンサート、ライブツアーの裏方スタッフを経済支援する世界規模の基金「クルー・ネイション」を設立し、1000万ドル(約10億円)の緊急資金援助を行う。 音楽レーベル/プロダクション「origami PRODUCTIONS」代表の対馬芳昭氏も、窮状に立たされている音楽関係者を支援するため、自己資金2000万円を音楽業界に寄付することを発表した。レコード会社・ユニバーサルミュージックも、コロナ被害の音楽業界への支援を発表。ライブパフォーマンスや新曲の配信、啓蒙活動や支援活動などを行い、社会不安を和らげるアーティストの活動も応援すると表明した。 とはいえ窮状であることに変わりはない。私自身も音楽ライターという職種のため、ライブレポートの仕事が入らないだけでなく、対面で行うインタビュー取材にも制限が出始めているため、収入は平均の半分以下に。ライブ配信スタッフも、困窮するアーティストやライブハウスの力になりたいという想いから、通常の5分の1程度のギャランティで動くケースも少なくない。 音楽業界の経済活動の多くを担うライブ産業が行えない今は、音楽に携わる人間たちにとって、なんとか首の皮一枚つなぎとめている状態だ。緊急事態宣言が出されたことで、自粛要請ではなく「休業要請」となった現在、経済状況は悪化の一途を辿る。「このままだと事務所も僕らに給料が払えなくなって、無一文になってしまう」 と冗談交じりに語っていたアーティストも、半分は本音だろう。飲食店やレコード店などを自身で経営するアーティストたちも、テイクアウトや通販などで場をつないではいるものの、通常通りの営業と比べれば収入は落ち込んでいる。 このままライブが行えない時期が続くと、ライブハウスだけでなく、フリーランスや専門会社に勤める音響スタッフや照明スタッフも廃業せざるを得ない。多くの音楽業界人はこの状態を1年続けるのはまず困難であると考えているはずだ。 文化とは生命活動において、「不要不急の行動」であり「3つの密」が生まれる場所にもなり得る。だがそれを生業としている人々も数多く存在し、大規模なコンサートなどに全国各地から人が赴くことで公共交通機関や宿泊施設の利用者が存在し、周辺の飲食店やケータリングサービス業者が潤うなど、文化の周りには文化以外の大きな経済活動が生じているのだ。 大阪府の吉村洋文知事は4月1日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた要請に協力した民間事業者に補償を行う「インセンティブ制度」を導入する考えを示した。府の要請で店名を公表した大阪市内4か所のライブハウスに損失補償をするという。 また、東京都の小池百合子知事は、5月6日まで休業要請に応じた事業者には50万~100万円の「協力金」を給付すると発表した。 今後、国や自治体による緊急経済対策で、経営難に陥る中小の事業者がどれだけ持ちこたえられるか分からないが、これまでわれわれの心の豊かさを養ってきた文化施設の存続を切に願うばかりだ。
2020.04.11 07:00
NEWSポストセブン
番組公式HPより
SPドラマで芥川を演じる松田龍平 「獣にならない」男の魅力
 ストーリーとキャスティングのマッチングは、作品の魅力を考える上でやはり極めて重要だ。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * ドラマ好きに朗報です。暮れも押し迫った12月30日、至福の時間が待っていそう。スペシャルドラマ『STRANGER(ストレンジャー) 上海の芥川龍之介』(NHK午後9時)は日本一有名な小説家・芥川龍之介の物語。教科書に載っている『蜘蛛の糸』を知らない人はいないけれど、芥川が上海へ行ったことはさほど浸透していない事実かもしれません。 今から約100年前、新聞社の特派員として動乱の中国に渡った芥川は、いったい何を目撃し何を感じたのか。当時の上海の風にどんな匂いを嗅いだのか。そして6年後、なぜ自殺してしまったのか……。 ドラマでは中国ロケを駆使してそのあたり丁寧に描くようです。しかも最近、所在不明だった芥川の紀行文「上海游記」の冒頭の直筆原稿が発見されたとか。このニュースもまた、芥川の上海滞在のミステリアスさを深めてくれています。 であるがゆえ、芥川の役をいったい誰が演じるのかは大切な問題。主演を松田龍平がやると聞いた時、思わず膝を叩きました。内省的なジャーナリストの役にドンピシャ、ハマリ役ではないでしょうか。 そう、松田さんと言えば先日までドラマ『歪んだ波紋』(NHK BS)にて、やはり新聞記者の役を演じていました。それが実にいい味を出していたのです。もの静かで抑制的。表情を崩さない。対象との間に距離感がある。静かな横顔に知性が宿る。人としての深みや哀しみがにじみ出ていた……。 今どきは既存の紙の新聞も部数減で危機に直面し、かつての栄光も失墜しつつあり、一方ではネットニュースが台頭しています。新聞記者も「ブンヤ」のプライドを持って肩で風を切る自信満々のエリート「ではない」。フェイクニュースに翻弄される記者を演じた松田さんは、新聞の置かれている時代の変遷も含めナイーブなテーマを活き活きと描き出しました。 このドラマを制作統括した佐野元彦プロデューサーは、松田さんをキャスティングした理由について語っています。過去のドラマの新聞記者の多くは「熱血漢であり、ともすれば、暑苦しい議論好きな男たちでした。今回の主人公は、かつてとは違う、静かな正義感を持つ新聞記者像にこだわり、その役を演じていただけるのは松田龍平さんしか思いつきませんでした」(2019.8.24スポーツ報知)。 今や松田さんは小説家役やジャーナリスト役に一番似合う男優、とも言えるのではないでしょうか。 振り返ればデビューは中学3年生の時。大島渚監督に見初められ『御法度』という男色が一つのテーマである個性的な作品で新人賞を総嘗め。その後の快進撃はご存じの通り。『まほろ駅前多田便利軒』では松田龍平にしかないできない存在感を見せつけ、『舟を編む』では内向的な辞書編集者を見事に演じきりました。テレビでも、朝ドラ『あまちゃん』のミズタクや『獣になれない私たち』の恒星と、ドラマが終わった後も余韻を残すような個性的な人物像を作り上げたことは記憶に新しい。 ちょっとオタクっぽくて内省的。がつがつしない植物系。クールなおとぼけ風。静けさと強さと純粋さが同居している人。そんな役をやらせたら今、右に出る人がいないのでは。父・松田優作があまりに有名だったので「サラブレッド俳優」とも言えるでしょう。しかし一番興味深い点とは、父のアクション俳優としての激しさや野性味と、龍平さんの持つ独特の静けさとの非対称性、かもしれません。 松田優作といえばまずは刑事役に探偵役、そして野獣のような殺人鬼といった「激しい」イメージが浮かびます。精神と肉体の贅肉をそぎおとし、ソリッドな姿で鬼気迫る演技をする。後に『家族ゲーム』等で異色の役に挑戦していきますが、常に荒々しさだけは維持していた。 松田龍平さんも父のDNAを当然ながら持っているのでしょう。しかし表には直接出さず。不可思議な平静さはむしろ、知性や深みや複雑さとなり視聴者の心を掻き乱すエネルギーになっています。そう、獣になれないのではなく、「ならない男の魅力」です。 一方で、年下の俳優たちには「ヘイヘイ」と呼ばれているとか。飄々としたその仇名は、インパクト大。若い人に対しても偉ぶらない感覚からか、どんな風に呼ばれてもいいよ、というフラットさなのか。今後もヘイヘイと軽く呼ばれながらも、抑制し過剰にならない秘めたる過激な演技を、存分に見せて欲しいと思います。
2019.12.30 16:00
NEWSポストセブン
2019年の芸能ニュース第1位は?
2019年重大ニュース【芸能】山口達也のリハビリ生活と肉声
 2019年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2019年の「重大ニュース」を厳選した(2018年12月~2019年11月末の記事が対象)。ここでは【芸能】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)●芸能編1~3位【1位】■山口達也に直撃 誰にも気づかれないほど激変したリハビリ姿(5月)「被害者がいる案件なだけに、ネットニュースとしてもどう報じるべきか、悩みましたが、結果的に今年の『NEWSポストセブン』発のニュースとしては、もっとも話題になった記事でしょう。それ以上は何も言いません」【2位】■小倉優子、井川遥、丸川珠代… 名門小学校での入学式姿(4月)「芸能人が普段見せる姿とは別のプライベートな場所での姿については、多くの方の関心を集めるようです。特に井川遥さんの注目度は非常に高いものがあります」【3位】■加藤茶の妻・綾菜さん 初デートは小野ヤスシ・左とん平同席(7月)「45歳年下婚ということもあり、結婚当初は様々なバッシングに遭った綾菜さんですが、結婚から8年、この記事ではカトちゃんへの愛をしっかりと見せてくれました。しかも初デートの時の謎の2人がいた、というエピソードがほのぼのした、と評判になりました」●以下、4~10位■宮迫博之、闇営業問題で新展開 重大発表へ(7月)■フジテレビ夏祭りで女子アナびしょ濡れ、悪ノリに高評価の声(9月)■二丁目の伝説のママ、フレディ・マーキュリーとの夜を告白(2018年12月)■松田龍平と恋人・モーガン茉愛羅、野村周平を巻き込む修羅場(5月)■広末涼子、中学生バスケ大会に出没して騒然「きれい…」(5月)■療養中の財津一郎が語った「タケモトピアノ」CM誕生秘話(11月)■岡田将生、飲み会を抜けてハライチ澤部に会いに行った夜(5月)
2019.12.25 16:00
NEWSポストセブン
アメリカ本格進出の小栗旬 「映画賞と無縁」が決断の理由か
アメリカ本格進出の小栗旬 「映画賞と無縁」が決断の理由か
『ゴジラVSコング(仮)』(2020年公開予定)でのハリウッドデビューを目前に控えた小栗旬(36才)が、この8月に妻の山田優(35才)と2人の子供を連れてアメリカ・ロサンゼルスに渡った。本格的なハリウッド進出を見据えての決断だという。 小栗は36才にして、あらゆるものを勝ち得た。多くの人気ドラマや映画に主演し、CM契約も多数。舞台では蜷川幸雄さん(享年80)など名演出家の信頼を獲得しており、私生活では2012年に結婚した山田との間に2人の子供に恵まれている。都内の高級住宅街に自宅を構え、近くにはプライベートスタジオまで建てている。 経営者としての顔も持つ。自身を含め、田中圭(35才)、綾野剛(37才)、木村文乃(31才)ら人気俳優が多数所属する芸能事務所の取締役でもある。 日本の芸能界において、小栗以上の成功者を見つけるのは難しい。なぜ、リスクの伴う米国進出を選択したのか。「小栗さんは、芸能一家に育っています。父親は舞台監督で、母親はバレエの先生。兄は30才まで俳優として活動し、その後、舞台演出などの仕事をしている。舞台に立つこと、演じること、人から視線を浴びることが当たり前の環境で育ったのです」(舞台関係者) その影響もあり、小栗は小学生から子役として活動。15才でドラマ『GTO』(フジテレビ系)で連続ドラマのレギュラーの座を掴むと、その後、『ごくせん』(日本テレビ系)、『花より男子』(TBS系)、『信長協奏曲』(フジテレビ系)など、いくつもの話題作に出演してきた。 順風満帆に見える役者人生だが、小栗と同世代で親交の深い藤原竜也(37才)や綾野剛、松田龍平(36才)らとは、ある種の“違い”があるという。 それは日本映画界で最も権威のある『日本アカデミー賞』の受賞歴である。「藤原さんは2001年に、『バトル・ロワイヤル』で優秀主演男優賞を受賞しています。2017年に綾野さんが『日本で一番悪い奴ら』で同賞を、松田さんは2014年に『舟を編む』で、個人として最高の賞である最優秀主演男優賞に輝いています。 一方の小栗さんは、不思議なことにノミネートすらなく賞とは無縁。コメディーでもシリアスでもなんでもそつなくこなすのですが…代表作に恵まれていないと、辛口な意見を口にする関係者もいます」(テレビ局関係者) 下の世代も育ってきている。2017年に多くの映画賞で主演賞を獲得した菅田将暉(26才)や声優としての評価も高い神木隆之介(26才)、そして今年エランドール賞新人賞を受賞した志尊淳(24才)などが“次”を見据える。「演技論を交わすことが好きな小栗さんは、同世代や若手と話をするうちに、自分は何を目指したいのかを考えるようになっていったといいます。そして出した答えが、同世代では誰も成功していないハリウッド進出だったのではないでしょうか。小栗さんが小学校の卒業文集に将来の夢として『ハリウッド進出』と書き、会ってみたい人物に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックスと『インディー・ジョーンズ』のハリソン・フォードを挙げているのは有名な話。原点に返り、一からのスタートを心に決めたのでしょう」(映画評論家) 小栗クラスになると、日本では今さら脇役は難しい。必然的に型を破りにくくなり、役者として経験する幅も狭まってしまう。もう一段高いステージを目指すには、環境を変えるしかなかったのだろう。 しかし、移住というわけではない。「今回は期間を決めた一時的なものです。あくまでベースは日本。小栗さんは世界を視野に入れる準備期間と捉えているようです」(事務所関係者)※女性セブン2019年9月19日号
2019.09.05 16:00
女性セブン
フェスでの目撃率が高いという山田孝之
松本潤、ヒゲも剃らずにフジロック参戦 一瞬気づかれず
「今回は誰に会えるかな?」、「あれ? 松潤じゃない?」、「いやいや似てる人だよ」――。7月26日から28日まで新潟・湯沢町苗場スキー場で開催された「フジロックフェスティバル2019」は、3日間で200組を超えるアーティストが出演。25日の前夜祭から4日間で延べ13万人が来場した。 日本における野外ロックフェスの草分けであり、出演アーティストだけでなく、観客も豪華なことで知られる。「今年も、フェスでの目撃率が高い山田孝之(35才)や松田龍平(36才)、沢尻エリカ(33才)、水原希子(28才)を見かけました」(フジロックの来場者) 観客がザワザワしていたのは、初日のゲート手前にあるバーでのこと。嵐の松本潤(35才)に似ている人がいると話題になったのである。「松潤が今までフジロックなどの野外フェスで遊んでいるという情報を聞いたことがなかったので、『さすがに違うでしょ』というムードでした」(前出・来場者) しかし、その“松潤ぽい”人が、本人と気づかれるまで、それほど時間はかからなかった。「開放的な雰囲気の中、お酒が進んだようで、お店の人に代わってお酒をつくり始めたんです。そうなったら、さすがにオーラを消せません。一気に“松潤がいる!”と広まりました。 マネジャーと2人で来ていたようですが、フェスは初めてで、楽しみにしていたようです。ずいぶん前から行き方や、宿泊先、当日の服装などを友達に相談して、数か月前に近くのホテルも予約。万全の準備を整えていたそうです」(松本の知人) 観客が一目でわからなかったのは、「ほかの理由があったから」と言うのは、別の観客だ。「フェス中はあまり身なりを気にしなかったのか、汗だくでヒゲもそっていなくて。周りの人からは『口のまわりが青いよ。そんなんじゃ誰も松潤だと思わない』と、ヒゲの濃さをいじられていましたね(笑い)」 音楽を楽しむ以外にも彼の目的はあったようだ。「山田孝之さんや松田龍平さんと合流したそうです。芸能人同士もここなら気がねなく遊べますからね。リラックスして、満喫できたのでしょう。『来年も必ず参加する!』と言って帰っていったそうです」(前出・松本の知人) 来年のフジロックは、東京オリンピック終了後の8月21日から開催される予定。 松潤の夏はさらに熱くなりそうだ。※女性セブン2019年8月22・29日号
2019.08.09 16:00
女性セブン
舞台に主演中のムロ
ムロツヨシ 吐き出し騒動、新井擁護でも“愛され力”保つワケ
 映画、ドラマ、バラエティー、CMなど、あらゆるジャンルで活躍し、「八面六臂」という言葉がピッタリの売れっ子俳優・ムロツヨシが、舞台でまた1つ“伝説”を作った。 堤真一、吉田羊、賀来賢人ら豪華メンバーを迎えた舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』(7月5日~。新国立劇場)で主演を務めたムロ。同作は、ムロが演じるお調子者の召し使いが、2人の主人に仕えたことから起こる混乱を描いたイタリアの古典喜劇だが、主人のディナーつまみ食いをするシーンで、食べ物を吐き出してしまったのだ。NEWSポストセブンが19日に配信した「ムロツヨシ、舞台観客悲鳴の食べ物吐き出し騒動とその人徳」は、「ムロさんが食べ物を口にいっぱいにしたまましゃべろうとしたものだから、口から食べ物が飛び出してきて…。私は最前列にいたので、モロにかかりましたよ」という観客の声を紹介。ただ、その観客は、「思わず悲鳴を上げちゃったけど、ムロさんの吐いたものがかかるなんて一生に一度しかないだろうから、まあ、いいかなって」と語っており、騒動には至らなかったようだ。 問答無用のイケメンというタイプではないムロだが、ここ数年の活躍は誰もが知るところ。その一因として挙げられるのが、異常な交友範囲の広さだ。芸能関係者がいう。「長い下積みを経て、脇役として徐々に注目を集め、ようやくブレイクしたムロは、とにかく腰が低い上に交友範囲が広いことで知られています。2017年1月にツイッターに投稿されたムロの誕生会の写真には、小栗旬、岡田将生、菅田将暉、柳楽優弥、勝地涼、山崎賢人ほか、そうそうたるイケメン俳優が集結し、“メンバーがスゴすぎる”と話題になりました。 ムロの得意技は、白味噌バターちゃんこの通称『ムロ鍋』で、友人を自宅に招いて振る舞うその鍋は、俳優の間で評判です。綾野剛、鈴木亮平、松本潤、山田孝之、瑛太、松田龍平、生田斗真らも“ムロ会”のメンバーですし、長澤まさみ、新垣結衣、戸田恵梨香、石田ゆり子、吉田羊、高畑充希らも飲み仲間です」(芸能関係者) 人脈が大事なのは芸能界も同じこと。それが“裏目”に出かかったのが、同じくムロ会メンバーだった新井浩文の今年2月の不祥事だ。「新井が強制性交の容疑で逮捕された際、ムロはツイッターに『この時に、呟かないような関係ではないんです』『こっから、また、応援しよう』と書き込み、批判が寄せられました。ただ、その直前には『理想の上司ランキング』(明治安田生命)で2位に選ばれており、“大事”には至りませんでした」(同上) なぜこれだけムロは愛されるのか? ベテラン芸能記者の石田春男氏はこう分析する。「ムロの人気の理由の1つは、いかにも好感度が上がりそうな役柄が多いことでしょう。昨年放送された『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)は、病に侵された戸田恵梨香を温かく見守る役でしたし、それ以外の作品でも、周囲にイジられたり、哀愁が漂うような3枚目の役柄が彼の定位置です。そういった役を演じると、女性ファンのみならず男性ファンも生まれるのが俳優としての大きな強みでしょう。最近だと佐藤二朗がその典型です。 ただ、より大きな理由として、近年のドラマ界の“キャストありき”のやり方への視聴者の反発心があると思います。どのドラマを見ても、同じようなイケメン俳優と美人女優が主演の作品ばかりの状況に、ドラマファンはウンザリしています。また、イケメン&美人コンビの場合、ルックスが良ければよいほど、リアリティーが薄れるというデメリットもあります。 それを解消するのにピッタリなのが、コミカルな演技ができる俳優を起用することです。そういった俳優を起用することで、作品にリアリティーが出てきますし、女優を引き立たせるというメリットもあります。ちなみに、そういう意味では大泉洋もムロと同じようなポジションだと言えるでしょう」(石田氏) 7月から新たな主演ドラマ『Iターン』(テレビ東京系)がスタートしたムロ。業界関係者はもちろん、男性ファン、女性ファンにも愛される彼の快進撃はしばらく続きそうだ。
2019.07.22 16:00
NEWSポストセブン
【動画】  新恋人発覚の松田龍平、あだ名「ヘイヘイ」に衝撃走る
【動画】 新恋人発覚の松田龍平、あだ名「ヘイヘイ」に衝撃走る
モーガン茉愛羅さんとの交際が明らかになった松田龍平さん。同時に、周囲から「へいへい」というあだ名で呼ばれていることが判明しました。ベテラン記者によると「龍平はアニメやゲームが好きで中でも『新世紀エヴァンゲリオン』や『ガンダム』のファンとしても知られています。穏やかな性格でもあるので親しみを込めて『ヘイヘイ』と呼ばれているのでは」とのこと。ネットでは、新恋人発覚よりも「ヘイヘイ」の呼び名が気になるという声が多数上がっています。
2019.05.23 07:00
NEWSポストセブン
6月末からニューヨークに留学する予定だという野村
野村周平の送別会開催、大きな仕事を断り6月にNY留学へ
 野村周平(25才)が、6月末からニューヨークに留学する予定であることがわかった。 5月中旬、東京・渋谷のバーで、“送別会”が催されていた。中心にいたのは、野村周平。上半身は裸になり仲間たちから相次ぐ乾杯を受けていた。 野村は映画『ちはやふる』や『帝一の國』をはじめ話題作に数多く出演。ドラマ主演も続き、今後の出演オファーも後を絶たない人気だ。プライベートも注目されている。「ヤンチャで媚びるタイプではなく、男気あふれるヤツなのでトラブルも多い(笑い)。ただ仲間思いなのでかわいがられるし、俳優仲間も多いですね」(野村の知人) 女性セブン(5月30日号)が報じた松田龍平(36才)と新恋人・モーガン茉愛羅(21才)の修羅場の現場にいたのも野村。龍平の誕生日に呼んでもらえず号泣する彼女を、友人たちとなだめながら、「当人同士で解決すべき」「そこはヘイヘイ(龍平)は逃げちゃダメ」とフェアな態度を貫く姿勢が大きな反響を呼び、インターネット上でも「男気がある」と株を上げていた。 仕事もプライベートも大活躍中の野村の“送別会”とは、どういうことなのか。「6月末からニューヨークに留学する予定です。彼の母親は日本人と中国人のハーフで、彼自身が“クオーター”ということもあり、以前から海外志向が強かった。“住むのは日本だけど、仕事は海外みたいな生き方に憧れる”と語っていたこともあります。しかし、中国語は堪能だけれど、英語はまだまだ。そのため、ニューヨークで語学の習得や感性を磨きたいというのが、留学を決意した理由のようです」(前出・野村の知人) 10代前半からヒップホップやストリートカルチャーに興味を持ち、スケートボードの腕前はプロ並みという野村。フィルムカメラで撮影したものをSNSにアップするなど、芸術面へのこだわりもある。「雑誌のインタビューに“好きなものは、誰に何を言われても絶対に続けていこうと思っている”と答えていたことがありましたが、俳優という枠にとらわれたくないという気持ちも強いんでしょう。今回は大きな仕事のオファーも断って留学準備を進めていたようで、留学期間は未定。“納得するまで帰ってこない”とも言っていて、そういうところも彼らしい」(芸能関係者) となると、野村の恋人でモデルの琉花(21才)との関係が気になるところ。「琉花ちゃんもフィルムカメラをやっていたり、オーストラリア人とのハーフだったり、周平くんとの共通点も多い。留学にも理解があります。寂しいけど、遊びに行けたらいいなという感覚だと思います」(琉花の友人) 突然に思える留学も、いっそ野村らしい選択のようだ。※女性セブン2019年6月6日号
2019.05.22 16:00
女性セブン

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