芸能

アメリカ本格進出の小栗旬 「映画賞と無縁」が決断の理由か

会場を後にするリーダー・小栗旬

「米国進出」の勝算は?(写真は7月下旬)

『ゴジラVSコング(仮)』(2020年公開予定)でのハリウッドデビューを目前に控えた小栗旬(36才)が、この8月に妻の山田優(35才)と2人の子供を連れてアメリカ・ロサンゼルスに渡った。本格的なハリウッド進出を見据えての決断だという。

 小栗は36才にして、あらゆるものを勝ち得た。多くの人気ドラマや映画に主演し、CM契約も多数。舞台では蜷川幸雄さん(享年80)など名演出家の信頼を獲得しており、私生活では2012年に結婚した山田との間に2人の子供に恵まれている。都内の高級住宅街に自宅を構え、近くにはプライベートスタジオまで建てている。

 経営者としての顔も持つ。自身を含め、田中圭(35才)、綾野剛(37才)、木村文乃(31才)ら人気俳優が多数所属する芸能事務所の取締役でもある。

 日本の芸能界において、小栗以上の成功者を見つけるのは難しい。なぜ、リスクの伴う米国進出を選択したのか。

「小栗さんは、芸能一家に育っています。父親は舞台監督で、母親はバレエの先生。兄は30才まで俳優として活動し、その後、舞台演出などの仕事をしている。舞台に立つこと、演じること、人から視線を浴びることが当たり前の環境で育ったのです」(舞台関係者)

 その影響もあり、小栗は小学生から子役として活動。15才でドラマ『GTO』(フジテレビ系)で連続ドラマのレギュラーの座を掴むと、その後、『ごくせん』(日本テレビ系)、『花より男子』(TBS系)、『信長協奏曲』(フジテレビ系)など、いくつもの話題作に出演してきた。

 順風満帆に見える役者人生だが、小栗と同世代で親交の深い藤原竜也(37才)や綾野剛、松田龍平(36才)らとは、ある種の“違い”があるという。

 それは日本映画界で最も権威のある『日本アカデミー賞』の受賞歴である。

「藤原さんは2001年に、『バトル・ロワイヤル』で優秀主演男優賞を受賞しています。2017年に綾野さんが『日本で一番悪い奴ら』で同賞を、松田さんは2014年に『舟を編む』で、個人として最高の賞である最優秀主演男優賞に輝いています。

 一方の小栗さんは、不思議なことにノミネートすらなく賞とは無縁。コメディーでもシリアスでもなんでもそつなくこなすのですが…代表作に恵まれていないと、辛口な意見を口にする関係者もいます」(テレビ局関係者)

関連記事

トピックス

司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
横山剣氏(左)と作曲家・村井邦彦氏のスペシャル対談
《スペシャル対談・横山剣×村井邦彦》「荒井由実との出会い」「名盤『ひこうき雲』で起きた奇跡的な偶然」…現代日本音楽史のVIPが明かす至極のエピソード
週刊ポスト
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
焼酎とウイスキーはロックかストレートのみで飲むスタイル
《松本の不動産王として悠々自適》「銃弾5発を浴びて生還」テコンドー協会“最強のボス”金原昇氏が語る壮絶半生と知られざる教育者の素顔
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン