国内

木嶋佳苗被告 同棲5日の間に7つの火災報知器全て外していた

 首都圏で起きた連続不審死事件で。男性3人の殺人罪などに問われた木嶋佳苗被告(37才)が死刑判決を受けた。女性セブンは、木嶋被告が逮捕される直前の5日間をともに過ごしたという40代の男性Aさんから話を聞いた。

 逮捕後、一連の報道で木嶋被告が犯した罪を知ったAさんは、自らの命が危険にさらされていたことに気づく。不審死した男性のなかには、火事で亡くなった人もいるが、木嶋被告と暮らしたわずか5日の間に、Aさんの自宅から火災警報器7つがすべて取り外されていたのだ。2年前に取材した際は、「彼女が私も殺すつもりだったか聞きたい」と話していたAさんだが、いまはきっぱりこう断言した。

「いまなら聞かなくてもわかります。殺すつもりだったと。間違いなく、ぼくのことを殺すつもりだったんです」(Aさん)

 全財産の450万円を木嶋被告に貢いでいたAさん。木嶋被告逮捕後のAさんの暮らしは、どん底の日々だった。真剣に結婚を考えていた相手を失った喪失感と、自分も殺されていたかもしれないというショックから精神的にボロボロになり、うつ状態に陥ってしまった。

「全財産を失ったのに、家のローンは払わなければならない。不安に襲われて眠れなくなり、精神安定剤を服用し始めました。でも、お金がないので、薬を購入することもできず、安いお酒を買って飲んで無理やり寝ていました。もちろんそんな状態では仕事は長続きしません」(Aさん)

 体重は約20kgも落ち、体力も落ちた。外に出る機会も減り、孤独を感じることもしばしばだった。また、しばらくの間は、木嶋被告に関するテレビを見たり、新聞や雑誌の記事を読むことも体が拒絶していた。

「木嶋の写真を見ると、ウッと気持ち悪くなるんです。“なんでこんな女と…”と思ってしまい、自己嫌悪に陥ってしまってたんです」(Aさん)

※女性セブン2012年5月3日号

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン