ビジネス

AKB48松井咲子 FXの仕組みはどういうものか専門家に聞く

FXの基本から学ぶAKB48・松井咲子

 AKB48の松井咲子がはじめてのFX(外国為替証拠金取引)に挑戦! FXの基本から実際の取引、相場の読み方までを徹底的に学んでいきます。教えてくれるのはIGマーケッツ証券の小池一弘社長です。

 * * *
松井:これから宜しくお願いします。最近、話題になっているFXが「どういうものなのか?」という興味はあったのですが、なかなか知る機会もなく……。今日は一から教えて頂けるということで、楽しみにしています。

小池:それではFXの意味からいきましょう。Fは「Foreign(外国)」、Xは「Exchange(交換)」からきています。つまり、外国のお金を交換取引するのが「FX」なんですね。

松井:海外公演へ行くときに空港で旅行先のお金に両替したのですが、そのことと関係ありますか?

小池:そうですね。空港の窓口での交換が最も身近な例でしょう。空港の窓口では例えば円を他国の通貨と交換しますが、FXはインターネットを通して他国の通貨を売買するんです。

松井:ドルとかユーロとかですか?

小池:ドル、ユーロはもちろん、世界中の通貨が売買できます。「ドル/円」「ユーロ/円」「英ポンド/円」など、たくさんの組み合わせがあって、この組み合わせを「通貨ペア」と呼んでいます。

松井:なるほど、インターネットで世界中の通貨が売買できるんですね?

小池:その通りです。

松井:外国のお金を売買することで、どうして利益が出るのでしょう?

小池:例えば、1ドルを100円で買ったとします。円安で105円になったときに売ると5円利益が出ます。逆に、円高で95円になったときに売ると5円損します。つまり、FXは2国間の為替レートの差額で損益が決まってくるのです。

松井:そうすると、安いときに買って、高くなったら売ればいいんですね。

小池:そうです。例えば、1ドル=100円のときに、10万円で1000ドル分を買ったとします。これを1ドル=110円になったときに売れば11万円になるので、1万円の利益が出ます。

松井:もし、安くなってしまったら?

小池:当然、損します。例えば、90円のときに売ると、9万円にしかならないので1万円の損になります。

松井:ということは、円安になったときしか、利益が出ないのですね?

小池:いいえ、FXは売りから入ることもできます。例えば、1ドルを100円で売っておいて、90円になったとき買い戻すことができるのです。すると10円の利益が出ますよね。

松井:実際に持っていないのに、売ることができるんですか?

小池:はい。これがFXの大きな特徴のひとつです。つまり、円安になりそうだと思ったら、買いから入ります(ロング)。円高になりそうだと思ったら、売りから入って買い戻します(ショート)。ですので、円高・円安どちらの局面でも利益を出すことが可能なのです。

(連載「FX Lesson」 第1回より)

※マネーポスト2012年夏号

関連キーワード

関連記事

トピックス

硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
隆盛する女性用ファンタジーマッサージの配信番組が企画されていたという(左はイメージ、右は東京秘密基地HPより)
グローバル動画配信サービスが「女性用ファンタジーマッサージ店」と進めていた「男性セラピストのオーディション番組」、出演した20代女性が語った“撮影現場”「有名女性タレントがマッサージを受け、男性の施術を評価して…」
NEWSポストセブン
『1億2千万人アンケート タミ様のお告げ』(TBS系)では関東特集が放送される(番組公式HPより)
《「もう“関東”に行ったのか…」の声も》バラエティの「関東特集」は番組打ち切りの“危険なサイン”? 「延命措置に過ぎない」とも言われる企画が作られる理由
NEWSポストセブン
海外SNSで大流行している“ニッキー・チャレンジ”(Instagramより)
【ピンヒールで危険な姿勢に…】海外SNSで大流行“ニッキー・チャレンジ”、生後2週間の赤ちゃんを巻き込んだインフルエンサーの動画に非難殺到
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
ロス近郊アルカディアの豪
【FBIも捜査】乳幼児10人以上がみんな丸刈りにされ、スクワットを強制…子供22人が発見された「ロサンゼルスの豪邸」の“異様な実態”、代理出産利用し人身売買の疑いも
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
(写真/共同通信)
《神戸マンション刺殺》逮捕の“金髪メッシュ男”の危なすぎる正体、大手損害保険会社員・片山恵さん(24)の親族は「見当がまったくつかない」
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン