国内

次期都知事と噂の舛添要一氏直撃「まだ何も考えてません」

 猪瀬直樹東京都知事に巨額資金提供疑惑が発覚したことで、にわかに次期都知事の候補について取り沙汰され始めた新党改革前代表の舛添要一氏が、自分の子を産んだ元愛人への扶助料について減額を要求していたことが発覚した。舛添氏の現在の月収が8万円余りのため、月額22万円の扶助料を減額したいというもので、現在、家庭裁判所で審判が進められている。

 議員を辞めてからもテレビなどのメディアにたびたび出演し、家賃収入のほか、別荘など数件の不動産も所有する舛添氏の要求には不可解な点がある。元愛人側の調査で2011年には舛添氏が競馬関連で800万円の損失を出していることも分かった。

 真相を確かめるべく、11月下旬の早朝、都内の自宅前で舛添氏を直撃した。
 
──次期都知事候補として舛添さんの名前が挙がっている。

「(笑みを浮かべ)せっかく国会議員を辞めて、のんびりしてるんだから。やっと本を読める時間ができたんだからねェ。でも、今日は原稿の〆切に追われててさ。そんなことは、まだまだ、何も考えていないですよ」

──やはり、お仕事で忙しそうですね。なのに、収入減を理由に、子供への扶助料減額を求めてます?

「(一転、引きつったような表情に変わり)うん……それはだけど、外に向かって私がいうべきことじゃないですよ。個人のことですから。一切、話しません」

──競馬関連で800万円損をしましたか。

「そんなこと……どこから聞いてきたんですか? そういうことは外に出すべき話じゃありません!」

 その後も質問には「プライベートなこと」といって答えず、舛添氏は自宅1階に併設された事務所へそそくさと入っていった。舛添氏の代理人弁護士にも取材を申し込んだが「一切お答えできない。ノーコメント」と答えるのみだった。

 東京都知事になったら年収は2500万円ほど。その時は、扶助料の減額を撤回するのだろうか。

※週刊ポスト2013年12月13日号

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