芸能

たかじんさん 遺書に親族葬儀出席せぬよう明記は妻への配慮

 食道がんで闘病生活を送っていたやしきたかじんさん(享年64)が、1月3日に亡くなった。

 たかじんさんは、21才で結婚、長女をもうけるも、6年で離婚。「もう一生結婚しない」と語っていたが、1994年に15才年下のモデルと再婚。だが、その結婚生活も11年で破綻してしまう。そして最後の妻となったのが、昨年秋、入籍した32才年下の新妻・A子さん(32才)だった。

「奥さんとは闘病生活に入る前からつきあっていました。病気になってからは、付きっきりで看病していたそうです。昨年3月に一時復帰した直後には、祗園の行きつけの店で、親しい友人たちに、彼女のお披露目パーティーを開くほど、たかじんさんは、べた惚れでした」(在阪芸能関係者)

 昨夏、都内のホテルの和食店では、こんな夫婦の姿が目撃されている。

「もう量をたくさん食べられないようで、たかじんさんは、ゆっくり時間をかけて食べていましたね。お酒も飲んでいませんでした。奥さんは、そんなたかじんさんを心配そうに見つめていましたね」(目撃した客)

 だが、この献身妻に対して、たかじんさんの死後、思わぬ報道が…。『女性自身』(1月28日号)によれば、たかじんさんの母親や親族に、彼の死が伝えられたのは、死後4日後で、そのときにはすでに遺体は荼毘に付されていたため、最後の対面も叶わなかったという。その連絡をしなかったA子さんに対して、親族が怒っているというのだ。

 かつて父親に勘当されたたかじんさんだったが、晩年こそ実家に顔を見せることはなかったものの、母親の喜寿のお祝いには参加するなど、家族との交流も持っていただけに、亡くなった連絡をしなかったというのはいったいどういうわけだろうか。たかじんさんの実家を訪ねると、彼の弟の妻を名乗る女性が答えてくれた。

「母も含め、うちの者は誰も(葬儀には)行っていません。奥さんについては新聞で結婚を知ったぐらいで、どんな人か、お顔も知らないので…。私たちも報道以上のことは何も知らないんです。申し訳ないですが、この辺で…」

 葬儀に親族は誰も行かなかったことは認めたが、A子さんへの思いを明かすことはなかった。だが、親族不在の葬儀には、たかじんさんの妻への“愛”が込められていたのだという。

「たかじんさんは、自身の死を悟ったときに、病室に弁護士を呼び寄せ、遺言を書いたそうです。そこには葬儀に誰を呼ぶかなども書かれていたみたいなんです。たかじんさんは、A子さんを母親や親族には会わせぬままだったため、葬儀の場でいきなり会うことになったら、面倒なことになり、これまで支えてきてくれた彼女を苦しめてしまうことになると考えたのでしょう。

 ですから、彼女のために母親を葬儀には呼ばないようにしたそうです。たかじんさんらしい“愛の形”ですよね」(たかじんさんの知人)

 実は、1月9日から月末までハワイへ旅行する計画を立てていたというたかじんさんとA子さん。

「出発前からハワイの別荘に、大好きな高級葉巻や高級ワインを取り寄せて、滞在の準備をしていたそうです。それで夫婦水入らずの時間を楽しもうとしていたみたいなんですよ…」(前出・知人)

 ハネムーンは幻となってしまったが、A子さんはたかじんさんの“愛”に今、しっかり包まれていることだろう。

※女性セブン2014年1月30日号

関連記事

トピックス

およそ揉め事を起こしそうにない普通の人たちがカスハラの主役になっている(写真提供/イメージマート)
《”店員なんて赤の他人”的な行為が横行》条例施行から2か月、減らないカスハラの実態 都内のコンビニ店員が告白「現役世代のサラリーマンが…」品出し中に激突、年齢確認にブチ切れ、箸に”要らねえよ”
NEWSポストセブン
指定暴力団山口組総本部(時事通信フォト)
六代目山口組の新人事、SNSに流れた「序列情報」 いまだ消えない「名誉職」に就任した幹部 による「院政説」
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《親子スリーショットの幸せな日々》小室眞子さんは「コーヒー1杯470円」“インスタ映え”カフェでマカロンをたびたび購入 “小室圭さんの年収4000万円”でも堅実なライフスタイル
NEWSポストセブン
宮城野親方
何が元横綱・白鵬を「退職」に追い込んだのか 一門内の親しい親方からも距離置かれ、協会内で孤立 「八角理事長は“辞めたい者は辞めればいい”で退職届受理の方向へ」
NEWSポストセブン
元女子バレーボール日本代表の木村沙織(Instagramより)
《“水着姿”公開の自由奔放なSNSで話題》結婚9年目の夫とラブラブ生活の元バレーボール選手の木村沙織、新ビジネスも好調「愛息とのランチに同行した身長20センチ差妹」の家族愛
NEWSポストセブン
常盤貴子が明かす「芝居」と「暮らし」の幸福
【常盤貴子インタビュー】50代のテーマは「即興力」 心の声に正直に、お芝居でも日々の暮らしでも軽やかに生きる自分でありたい
週刊ポスト
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
ホストにハマったAさんが告白する“1000万円シャンパンタワーの悪夢”「ホテルの部屋で殴る蹴るに加え、首を絞められ、髪の毛を抜かれ…」《深刻化する売掛トラブル》
NEWSポストセブン
西武・源田壮亮の不倫騒動から5カ月(左・時事通信フォト、右・Instagramより)
《西武源田と銀座クラブ女性の不倫報道から5か月》SNSが完全停止、妻・衛藤美彩が下していた決断…ベルーナドームで起きていた異変
NEWSポストセブン
大谷夫妻の第1子誕生から1ヶ月(AFP=時事)
《母乳かミルクか論争》大谷翔平の妻・真美子さんが直面か 日本よりも過敏なロスの根強い“母乳信仰”
NEWSポストセブン
麻薬の「運び屋」として利用されていたネコが保護された(時事通信フォト)
“麻薬を運ぶネコ” 刑務所の塀の上で保護 胴体にマリファナとコカインが巻きつけられ…囚人に“差し入れ”するところだった《中米・コスタリカ》
NEWSポストセブン
ホストクラブで“色恋営業”にハマってしまったと打ち明ける被害女性のAさん(写真はAさん提供)
〈ちゅーしたら魔法かかるかも?〉被害女性が告白する有名ホストクラブの“恐ろしい色恋営業”【行政処分の対象となった悪質ホストの手練手管とは】
NEWSポストセブン
公務のたびにファッションが注目される雅子さま(撮影/JMPA)
《ジャケットから着物まで》皇后雅子さまのすべての装いに“雅子さまらしさ“がある理由  「ブルー」や小物使い、パンツルックに見るファッションセンス
NEWSポストセブン