スポーツ

金田正一氏 G原監督に猫の目打線はヒラメキか確信かを問う

 日本一奪回に挑む巨人のキャンプに「球界の黄門様」こと金田正一氏がやってきた。指揮官・原辰徳監督に金田氏が今年のチーム強化のポイントを聞いた。

金田:具体的に今年のチーム作りのポイントは?

原:(阿部)慎之助、村田(修一)、杉内(俊哉)、内海(哲也)に安易に頼るようなチームは作らないと決めました。既存のチームの解体です。一度壊して、力のあるメンバーをもう一度見極めていきたいと思っています。

 でも一度決めたら、メンバーはそう変えたくはありません。打順も、先発も、中継ぎも、クローザーも。結果的にどうなるかはまだ分かりませんけどね。

金田:昨年は打線をよくいじったな。「猫の目打線」などといわれたが、それはヒラメキか、それとも何か根拠があったのか。

原:その時はそれがベストだと思って、メンバーも打順も試行錯誤しながらやっていました。ただ自分の中に、ものすごくジレンマがあったのも事実です。

 僕はペナントレースは長丁場だと思ったことはないんです。本当に1試合1試合が勝負。144分の1だと軽視してしまうと、ペナントレースなんてあっという間に終わってしまいますからね。今日から強いチームを作る。その日がダメなら、次の日からまた強いチームを作る。その繰り返しだったんです。結果、オーダーが日替わりになってしまいました。

 だから今年はいかに力のある者に働いてもらうか、選手に意識を持たせます。勝ち続けるには、選手自身が危機感を持って準備しなければならない。それは昨年、痛いほど感じたことですね。

※週刊ポスト2015年2月27日号

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