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勝谷誠彦氏、パリ同時多発テロを語る「日本でないのは奇跡」

 コラムニスト・勝谷誠彦氏とネットニュース編集者・中川淳一郎氏によるネット配信番組『勝谷誠彦×中川淳一郎 ヘロヘロ時事放談』のVol.4が、ニコニコチャンネル「NEWSポストセブンちゃんねる」で公開された。この番組収録が行われたのは11月14日、フランス・パリでイスラム国による同時多発テロが発生した直後のことだった(フランス時間では11月13日にテロ発生)。番組内では、テロ発生直後の所感を勝谷氏がトーク。その一部を抜粋して紹介する。

 * * *
 僕はこれまでフランスでテロが起きるかもしれないということを、様々なところで警告してきました。イギリスは島国なので、強くプロテクトされている。他の国はけっこうしっかり国境を塞いでいる。でも、フランスは特にアフリカからの移民も多くて、いろんな人が流入してくる。つまり、(テロリストがフランスに)入り込むことは、他国に比べて容易なんですよ。しかも、フランスは自由を謳歌する国民性であるがゆえに、いろいろな制限も少ない。

 びっくりしたのは、今回のテロの後、フランス治安当局の対応が意外と遅かったということ。僕はNHKを見ていたんだけど、日本のニュースで流れている映像は、(テロ発生直後の)朝に流れている映像と、その夜に流れている映像が、あんまり変わらなかった。テロの映像を治安当局が抑えているのか、NHKの取材力が足りないのかはわからないけれども、現状を把握するだけの映像が少ない。

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