国内

今井尚哉首相秘書官が朝日新聞番記者をいじめ辞めさせた事件

朝日新聞は総理の懐刀に屈した?

 森友学園問題で政府の説明が不十分だと答えた人が約8割に達したという世論調査の結果を引き合いにした野党の質問に、安倍晋三首相は「誠実に答弁している」と答えたあと、こう付け加えた。

「ちなみに、内閣支持率は53%でした」

 いくら批判を浴びても支持率は落ちていないとアピールしたわけだ。実際にその後、米ドナルド・トランプ大統領がシリアを攻撃、さらに北朝鮮への攻撃まで示唆すると一気に森友学園問題は沈静化してしまった。

「大きな声では言えないが、メディアの関心が朝鮮半島情勢に移ったことも政府にとってはツイていた。これで北朝鮮にトランプ政権と足並み揃えて対処する姿勢を見せれば、微減した支持率も回復する」(官邸関係者)

 緊張感に包まれた国際情勢をよそに官邸内に平和ボケムードが漂うなか、我が世の春を謳歌しているのが、今井尚哉・首相秘書官だ。

 今井氏は経産省出身で第一次政権時代から安倍氏を支え、第二次政権発足以降はアベノミクスから一億総活躍社会、原発推進に至るまで政権の目玉政策を一手に担ってきた。外交においてもトランプ政権やロシアのプーチン政権とのパイプ役を務めるなど、安倍首相が今最も信頼を寄せる「総理の懐刀」である。

 それゆえに、安倍首相の動向や本音を知りたいマスコミ各社はこぞって今井氏に群がり、エース級を番記者として張り付けている。

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