この3人は私にとってWho are you?だったが、かつての「紅白」必須要素「派手な振袖」「身もだえ歌唱」「マイクにハンケチ」の三拍子、さらには「踊る角川博」をバッチリ楽しませてもらった。
ベテラン組も渡辺真知子が『カモメが翔んだ日』、堀内孝雄が『冬の稲妻』、坂本冬美が『火の国の女』、そして、出ました。小林幸子。黒いドレスで『おもいで酒』、渋い着物で『雪椿』と代表曲を披露。なんだかもう、「紅白」を観ているような気分になってきた…。
「紅白歌合戦」が今後も特別であるためには、全身で「紅白は特別」と表明する歌い手が出る必要がある。わかりやすくていいのである。ショーなんですから。その意味で、小林幸子の「どデカ衣装」は「紅白歌合戦」を幸せにし続けてきた。紅白のためにこんなに頑張ってくれる歌い手を出さない理由がよくわからぬ。
安室奈美恵出場は吉報だが、まさか大トリにするわけにはいかないから、配置が難しい。また、今年は出場46組中、19組がグループでステージ上の人気者は人数が多い。ダンシング角川博に負けないノリを見せてくれることを心より祈る。