《多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません》
《今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います》

 眞子さまの幸せを願い、秋篠宮さまが小室さんに求められたのは、小室家の金銭トラブルについて、“それ相応の対応”、つまり公の場で説明し、国民の理解を得るということだった。

◆あまりに一方的に上から目線

 そんな秋篠宮さまの発言に対する、起死回生の逆襲の一手──。それが今回、小室さんが発表した文書だろう。佳代さんは昨夏ごろから自宅やパート先から姿を消したままだが、母子が相談の上で文書を作り上げたのは間違いない。

「天皇陛下の退位が間近に迫っているこのタイミングでの文書の発表からは、“平成の世のうちに結婚を決めたい”という執念を感じます。

 実は少し前に佳代さんが、天皇皇后両陛下にお仕えする職員に連絡をとっていたそうです。“両陛下にお伝えしたいことがある”という直談判でした。秋篠宮ご夫妻に説明しても話が通じない、わかってもらえない。だから、両陛下に直接話をしたいということのようでした。

 今の天皇陛下に裁可された結婚を先送りしたくないのでしょう。御代がわりの後では、またゼロからの議論になりかねませんから」(前出・宮内庁関係者)

 畏れ多くも、両陛下に直談判などできるはずもなく、普通なら思いも寄らないことだろう。そうした感覚が、今回の文書にも表れていると、宮内庁関係者が続ける。

「まず文書を出す前に、Aさんに接触して、話し合い、理解してもらうことが先ではなかったでしょうか。

 秋篠宮さまがずっと心配されていたのも、“解決済みというのならば、なぜAさんが不信感を抱き続けているのか”ということでした。まずはAさんと話し合い、その過程を秋篠宮さまに報告し、両者が納得する結論が出た上で世間に報告する。それが筋道でしょう。

 しかし、そうした過程をすっ飛ばして、“いきなりマスコミに発表”では、Aさんに対して誠実さを欠く上、秋篠宮さまが抱かれる疑念にも答えたことになりません。むしろ、秋篠宮さまが“相応の対応”を求められたから、しぶしぶ文書だけ出しておいたと捉えられてもおかしくない。火に油を注ぐようなものでしょう」

 文書では、借金トラブルは《母も私も(中略)解決済みの事柄であると理解》とし、《今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたい》と記されている。Aさんはこの文書をどう受け止めたのか。Aさんが語る。

「寝耳に水です。私との金銭問題について世間に公表する文書なのに、当事者である私に事前に一言も連絡がないというのは、どういう神経なのでしょうか。“解決済みだが話し合う余地がある”というのは、あまりに一方的で、上から目線です」

 文書には、解決済みである根拠としてこう綴られている。

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