大野クンの存在感はまったくと言っていいほど変わらないのです
そうそう、先日、見たばかりの『2021 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)第1夜での相葉雅紀クン(38才)のMCにも感動しました。私は『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の立ち上げ作家だったので、嵐ではもっとも相葉チャンと縁があり、その動向を漏れなく見させていただいていました。相葉チャン……、MC力が大幅にアップしていましたよね。『2020東京オリンピック・パラリンピック』(NHK)のスペシャルナビゲーターの経験が功を奏しているのでしょうか。落ち着いた雰囲気で全体を見つめながら、アーティストの皆さんをリスペクトしたコメントには、台本もあるとはいえ、その一言一言に命とチカラが感じられました。
でも、決して押しつけがましくならないのが持ち味。ナレーションも聞きやすくて、優しくて……。すべての言葉が耳に入ってきたものです。『VS魂』(フジテレビ系)のレギュラー陣をまとめる力もさらに備わり、「立派に成長した」相葉チャンに大きな拍手を送らせてもらいました。
そして2021年も音楽特番『ベストアーティスト2021』(日本テレビ系)の総合司会を立派に務めたのは櫻井翔クン(39才)です。「20周年という歴史ある番組に携わることが出来て、改めて光栄に思います」という一文から始まる櫻井クンの番組ホームページのご挨拶文には、StayHomeで部屋の整理をしていたときに見つけた最初に司会をした2009年時の台本のこと。幕張メッセを(番組の)「ホームグラウンド」と呼んだり、幅広い世代で家族揃って楽しめるのが「ベストアーティストのいいところ」と位置付けたり、出演するアーティストや、それぞれのファンの皆さんに寄り添ったり……と、いつもながら、パーフェクト!
櫻井クンを前にすると、番組にかかわる全員の背筋がピンと伸びるんですよ。本当にすごい存在だと思います。
そして、グループが活動休止を発表した直後、ファンのかたが「大野くんの夏休み」と呟いてから、まさに、これなんだ……と私も随所で度々使わせていただいている夏休み中の大野智クン(41才)についてです。
大野クンのプライベートな様子は頻繁にマスコミで取り沙汰され、その都度、臆測がメインの記事が作成されているところです。
でも、ファンの皆さんは「ゆっくりしてほしい」という意見が大半。そして、音楽番組やバラエティー番組で、「目標は?」とか、「歌やダンスがすごいと思う先輩は?」というアンケートをとると「大野智クン」を挙げる後輩たちは後を絶ちません。これはネットニュース媒体などがファンの皆さんにとるアンケートにおいても同様で、その存在感はまったくと言っていいほど変わらないのです。
その大野クンの誕生日に全国公開された映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM“Record of Memories”』が先行上映された11月3日、櫻井クンが明かしたのは「ちょうどそう、1週間前、大野サン含めて飲んだんだよ」といううれしい事実。「生きてたんですよ、あの人」と、いつものようにひょうひょうとした様子で被せたのは二宮クンでした。その後のワチャワチャした様子を見たファンのかたたちは、いろいろな意味で安心なさったのではないでしょうか。
「多くて2人まで」といわれていた嵐が4人集合したときの破壊力は、やっぱりハンパなく、しかも「大野サン」を織り込むメンバーの優しさと絆を存分に感じたものです。
恒例だったメンバー全員でのテレビ誌の表紙がなくたって、嵐は5人。松本クン出演の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系、12月17日放送)も必見ですね。
12月も、嵐を巻き起こします!
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ〜テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2022年1月1日号