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「Gスポットはある? ない?」で英仏が舌戦を展開中

 ロンドン大学のティム・スペクター教授が「Gスポットは存在しない」とする研究結果を発表。これに対してフランスでは、婦人科医を中心とする約1000人のグループが反論集会を開催するなど、Gスポットを巡る英仏戦争が始まっている。

 Gスポットとは、1950年にドイツのE・グレーフェンベルグ医師が発見したとされる女性の膣内性感帯。その女体の神秘の存在は学界俗界で長らく論議されてきた。遺伝子学者のスペクター教授の「ない」という説に対し、フランスの婦人科医シルバン・ミムン氏は「私の患者の60%はGスポットを持っている」と述べ、

「研究対象がイギリス女性のみだったことが問題だ。ラテン系であるフランス女性ならセックスに関してもっと開放的なため、自分のGスポットを見つけられる傾向が強い」

 と主張。さらにミムン氏は「アングロサクソンのイギリス的性観念が、セックスに道徳を持ち込み、Gスポットの存在を否定しようとしている」と批判した。

 するとスペクター教授の共同研究者であるアンドレア・ブーリ氏が、フランスメディアの取材に対し「研究手法が適当でなかったかもしれない」と、論文の訂正を示唆。Gスポットのあるない論争は、まだまだしばらく続きそうだ。

※週刊ポスト2010年9月10日号

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