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改革派の貴乃花親方はKY扱いされ、潰す勢力が存在すると識者

 野球賭博で揺れる相撲界。7月4日に開かれた日本相撲協会の臨時理事会で、貴乃花親方は退職願を提出した。

理事会では、元大嶽親方(元関脇・高闘力、42)、元大関の琴光喜(34)の解雇、阿武松親方(元関脇・益荒雄、49)の2階級降格などの処分を決めた。この3人を処分して問題を収束させようとしたことに反発し、貴乃花親方が退職願をだしたのだ。(女性セブン2010年7月22日号より)

相撲協会のさまざまな改革を訴えて理事になった貴乃花親方だが、相撲関係者には、「実は貴乃花つぶしを狙ったリークではないか」という見方もあるという。さらには、『大相撲の経済学』の著書がある中島隆信氏は「貴乃花親方の改革案は相撲のような伝統を重んじる世界のなかでは、まったく評価されない。それどころか秩序を乱すKYとみなされてしまうのです」ということ。

なお、1968年に理事公選制が始まって以来、理事が退職願を提出した例はなく、理事会はこの退職願を「保留」のままにしてあるという。「改革派」は相撲界ではあまり好かれないようである。

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