ライフ

結局住宅は「購入」と「賃貸」どっちが得? 専門家が解説

 不動産は大きな買い物なので慎重になりたい。購入と賃貸、長い目で見たときどっちが得なのだろうか。 

「部屋の広さや立地などが同じ条件の住宅で、購入した場合と賃貸し続けた場合でシミュレーションすると、ローン支払い総額と賃貸料総額はほとんど変わりません。   購入した場合は家が資産として残るのがメリットですが、メンテナンス、リフォーム代などがかかるのでデメリットもあります」(不動産コンサルタントでさくら事務所代表の長嶋修さん) 

 しかし家を持つことには、精神的な充足感など“プライスレス”な価値もある。買い時のいまこそ購入したいかたは、以下のことに注意しよう。 

「住宅ローンを組む場合、金利が低い変動型にばかり目がいきがちですが、変動型は月々の返済額が上がるリスクがあります。いまは最も低い金利になっているので、今後は上がる可能性しかありません。“変動型”で月々の返済額をギリギリに設定すると、金利が上がったときに返せなくなってしまいます。長期の固定金利にも目を向けることをおすすめします」(長嶋さん)   

 一方、現在賃貸で暮らす家庭やこれから新たに住宅を借りる人には、こんなアドバイスも。

「一度、周辺の相場を調べてみては。マンションの空き家率は年々高まっていて、家賃が下がっています。家賃が相場より高かった場合は、更新時に値切り交渉すると下げてくれる可能性が高いですね」(長嶋さん)

※女性セブン2010年11月11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン