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自分の子が幼児性愛者だったらプレッシャーかけるのは逆効果

 熊本県で発生した3才女児遺棄事件。逮捕された熊本学園大学2年、山口芳寛容疑者(20)の自宅からは、パソコンや携帯電話、雑誌など約50点が押収され、少女の裸などを描いたポルノ漫画も多数あったという。熊本県警はわいせつ目的の犯行とみて捜査を進めている。

 幼児性愛者と犯罪について、精神科医の和田秀樹さんはこう話す。

「幼い子供にしか興味を持てない人も、通常であれば嗜好と犯罪との一線には大きなハードルがあって、歯止めがきくもの。少女ポルノの漫画やDVDなど空想の世界ですむ抑止力を持っているものです。しかし、過度なストレスなどにさらされるとそのたがが外れて、犯罪へと弾けてしまうことがあるのです」

 だから、自分の子供がもし幼児性愛の傾向があるのではと気づいても、追い込んでプレッシャーをかけるのは逆効果だという。

「子供が引きこもっていたら、“精神科に行こう”とプレッシャーをかけるのではなく、“疲れてるみたいだから、専門家の先生に相談してみようか”、と声をかけてみたり、子供が信用している友達や先輩などと話す機会をつくってみるなど、まずはストレスや不安感を取り除いてあげることです」(和田さん)

※女性セブン2011年3月24日号

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